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【IPSG包括歯科医療研究会】

「ハーモニックオクルージョン」(審美と咬合のハーモニー)

2011年5月22日「ハーモニックオクルージョン」(審美と咬合のハーモニー)開催されました。

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全国各地からお集まりいただきありがとうございました。

宮城県石巻、仙台、他にも東北地方からもご参加いただき、先生方の咬合に対する思い入れの深さは本当に素晴らしいし、うれしかったです。

先週一気にお申込みをたくさんいただき、何人かの先生方にはご参加見合わせていただくほどでした。

来年はもう少し大きな会場にしたいと思います(≧ヘ≦)

日本歯科評論で4年間連載していた稲葉繁の「美の追究」の中で、

「咬合面は顎運動の象形文字」

と書かれています。

咬合面の形態を読むことにより、ある程度の下顎の運動や性状を知ることができます。

前歯が顎の誘導をした時、噛み合った上下の臼歯は咬頭や隆線が互いに相手の溝をすり抜けながら移動します。

いくら見えるところだけ美しい歯を入れたとしても、それが前歯と臼歯のハーモニーがとれていなければその価値はありません。

咬合の大事な知識をきちんと学んではじめて審美歯科が完成すると思います。

稲葉先生は「咬合というと難しいイメージがあるけど、もっと気軽に勉強してほしい。」
と話をしました。

審美歯科というと、一部の意識の高い人だけが対象のようなイメージがありますが、そんなことありません。

すべての方が対象だと思って、審美の分析、診断をしてプレゼンテーションする必要があると思います。

口の中に銀歯が入ってる国民は先進国では日本だけです。

アジアの中でも日本か中国かといったところだと思います。(そのうち日本だけになってしまうかも)

稲葉先生は「宇宙からきた人としか思えない。」と言ってました(*・ε・*)

私たちもこの状態に目も慣れてしまってはいけないと思います。

参加してくださった先生方はとても意識の高い方ばかりですが、改めて確信できたセミナーだったのでは?

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午前中は咬合の話がメインでした。

咬合器の話もありました。

咬合器は10センチの三角形、ボンウィルの三角ができるようなものを最低でも使わないといけません。

◆ゲーテの色彩学

◆エッシャーの世界

◆目の錯覚

◆歯の黄金律、1:1,618の法則

◆目は表情の質、口は表情の量

◆南カリフォルニア大学のProf.Richterのセミナーを受けた時の審美の法則

そして、ゲッティンゲン大学の教授A.Motschの図を勉強しました。

これ、とても簡単なので、ぜひ先生方覚えていただきたいと思います。

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上下の噛み合わせの基本(大事☆♪)

『下顎は上顎同名歯の近心に噛みこむ。例外は下顎の頬側遠心咬頭は上顎の中心窩にはいる。』

『上顎の咬頭は下顎の遠心窩に噛みこむ。例外は上顎67の近心舌側咬頭は下顎の中心窩にはいる。上顎45はシャープなので遠心窩』

これだけ覚えておけば、かなりすごいです。

これも難しければ、とりあえず、『下顎は上顎同名歯の近心に噛みこむ』 を覚えてから例外を覚えるといいかと思います。

上顎の4,5は一番高いところなので、下顎の歯間部に入ると隙間をあけてしまうので注意です。遠心窩で噛ませましょう。

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そして、咬合面にゴシックアーチを書いた模型です。

稲葉先生が下顎にボールペンを植え込み上顎とかみ合わせ、前方運動、側方運動などゴシックアーチの運動をさせたものです。(おもしろいですね)

日本歯科大学卒業した先生方なら稲葉先生の講義で一度は目にしてるのでは?

この描かれた通りに咬合調整時、溝を切っていきます。

参加してくださった先生方の感想を一部ご紹介させていただきます。

◇∞━***━***━***━***━***━***━***━∞◇ 

◆DVDの中では毎日のように稲葉先生にお会いしていますが、やっぱり生はいいです。基本の上にも基本を大切にして、明日からの臨床にはげみたいと思います。

◆審美歯科は最近の流行りで、形や見た目だけに特化した治療をしているように私は思っていました。しかし、稲葉先生のハーモニックオクルージョンをお聞きしてそうではなく、咬合と審美のハーモニーが大切で、審美も個人的な見解ではなく客観的なデータのもと治療をしていく必要があるのだと気づかされ、大変役に立ちました。今回も楽しく参加させていただきました。ありがとうございます。

◆ 審美歯科では、前歯の色や形態だけでなく、臼歯もみて、咬頭嵌合位のことを考えていく事が必要なのだとわかりました。顎関節と歯列の調和が大切であるということを知ることができてすごくためになりました。『審美』についての歴史やゲーテの色彩学についても知ることができて楽しかったです。ありがとうございました。稲葉先生のお話しを聞くことができて幸せです。

◆DIGMAを用いて製作した修復物の症例、データ、咬合採得、プロビジョナルなど、もう少し細かいところが教えていただけるとうれしいです。

◆シェードの見方(見すぎている事)に気づきがありました。哺乳瓶のNUK早速買ってみます。口蓋皺癖にも注意してみます。

◆今日も大変勉強になりました。本日の咬合の授業にあてはまる患者さんがいらっしゃるので治療にいかしていきたいと思います。

◆普段の臨床の中で審美と機能の両立を目指していますが、非常に難しく思っています。まだまだ理解が甘いですが、今日教えていただいた指標を頭に入れて取り組んでいけば、少しずつ迷いがなくなるのではないかと思います。

◆いろいろな方向から咬合と美を考えられ勉強になりました。咬合診断を深く学びたいと思いました。

◆大変わかりやすいお話しありがとうございました。

◆治療前の診断(審美、咬合)を適切に行う事は治療計画から最終補綴、予後を予想できる分析の重要性を再認識しました。

◆前歯と臼歯のハーモニーがとても大切な事がよく分かりました。単に白い、単に1つ1つの歯がきれいならば良いという事でない事がよく分かりました。患者さんによく「おたくの歯科医院では審美歯科をやっているのですか?」と聞かれます。今日の講義をもとに患者様に何が美しいのかを説明できるようにしたいです。

◇∞━***━***━***━***━***━***━***━∞◇

「審美歯科」で儲けよう。てっとり早く「審美歯科」を学ぼうという軽い内容ではないことが今回受講された先生方はすでにご理解いただいていました。

今回の感想の中にもありましたが、患者様に何が美しいのか、分析をもとに説明できることが非常に重要と感じました。

すべての患者さんにとって当たり前に必要なものです。

『どんなにすばらしい形や色彩で審美的修復をしたとしても、顎機能や咬合を考えなかったら、大失敗です。前歯の修復は、確実な咬合状態の確立があって、初めて成功します。審美歯科は一部の人が治療する特別な事ではありません。』

そのあたり、今回参加してくださった先生方は深くご理解いただけていました。

稲葉先生の審美に対する考え、文献はきちんとまとめてIPSGのサイトにアップする必要がありそうです。

少しお待ちくださいね。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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「顎関節症のライブ実習コース」開催されました

今回参加してくださった先生方はみんな前回の「顎関節症の診断と治療」に参加いただいた方だったので、アットホームな雰囲気で楽しく勉強することができました。

6年間1,9センチしか口を開くことが出来なかった患者さんが、6年ぶりに口が開きました。

慢性的なクローズドロックだったので、私は少し不安でしたが、順序立てて稲葉先生は思った通りに患者さんの口を開けました。

患者さんもすごくびっくりしていたし、大変感謝されました。

 

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 患者さんは33歳女性、6年前から口が開かなくなりました。開口量は1,9センチ、歯ぎしりくいしばりがあるため朝、筋肉の疲労があるそうです。

患者さんはインターネットでいろいろ調べて、手術の可能性もあると書いてあり、相談するのがとても怖かったそうです。

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問診後、レントゲン撮影、そしてKaVo Dental systems Japan のディグマ2による顎機能検査をしました。初診の状態を把握するためです。

 

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ディグマ2は超音波測定によるデジタル式顎運動計測装置です。

https://www.kavo.co.jp/products/imaging/arcusdigma2/

ディグマ1にくらべて何が違うのでしょうか。

まず、パソコンとディスプレイが直接つながるようになったことが一つ。

二つ目はセンサーの数とセンサーの位置が違うそうです。

電波を受ける数が増えて、前の方にセンサーがあったのが歯列にそわせてセンサーをつけたため、測定の効果が飛躍的にあがり、測定のスピードもあがったようです。

三つ目は上顎の位置決めが眼窩下点をとることによってより精度をあがったとKavoの方がおっしゃっていました。

さて、口を開くことができないと上下の歯列の印象がとれません。

今回の患者さんは6年前からのクローズドロックなので、急性なものに比べ、開けるのが難しいです。

慢性的なクローズドロックは筋肉や関節が固まっているので、温湿布が非常に効果があります。

ディグマの計測のあと、まず、顎二腹筋の温湿布を行いました。

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タオルを温めてサランラップでくるみます。10分ほど温めました。

その後、ドップラーで聴診。

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左側にクリック音がありました。

そして、口を開けるために患側にロールワッテを2つ噛ませて反対側へ顎をぎゅっと移動させます。

クローズドロックで落ちた円板を復位させる方法です。

すると、本当に大きく口を開けることができました。

患者さんは関節に円板がのるときに、バキバキっと音がしたとおっしゃっていました。

6年ぶりに口を開けることができた患者さんはびっくりしたのと同時にとても喜んでいらっしゃいました。

やっと口を開くことができたので、上下の歯の印象です。

今回の印象はマールブルグ大学のLehmann教授が開発した、コレクトア・アップドュルック(精密印象)でとりました。フェイスボートランスファー、中心位、チェックバイトの記録をしてKaVoのプロター7に模型を付着する方法を勉強しました。

 

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コレクトア・アップデュルックの精密印象法をyoutubeにアップしました☆

https://www.youtube.com/watch?v=UT_SZAsGvro」

稲葉先生の目線から動画を記録したので、ぜひご覧ください!

咬合器で中心位と中心咬合位のズレを調べ、側方位の干渉、原因をみつけました。

咬合器で印をつけた歯の咬合調整です。

歯は高いところを削るのではなく、咬頭が通りやすいように溝をつけたり、窩を広くしてあげることです。

患者さんは快適なかみ合わせになってとても喜ばれていました。

開口量も4センチ、ほぼ倍も開きました。

その後、スプリントの製作法のデモも行いました。

最後にディグマで記録を再度とり、治療前治療後を比較しました。

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ディグマの治療前治療後の劇的な違い、ビフォーアフターは一夜にしてまるで別人のデータでした。

何よりも患者さんが大変喜んでいただいた事をうれしく思います。
顎関節症の症状がなくなったことで、今までよりも耳が聞こえるようになった。目が開くようになった。などびっくりするようなコメントもいただきました。


動画も記録したので、後日DVDとして発売される予定です。
楽しみにしていてくださいね☆
 
そして、今回参加いただいた先生の感想をいただきましたので、一部ご紹介させていただきます。
 
◆大変興味深い実習でした。患者さんの治療はすばらしかったです。それ以上に患者さんの緊張をほぐしてやさしく接する向かい方が大変参考になりました。次回も参加するつもりです。よろしくお願いいたします。
 
◆顎関節症の実習は2回目です。一回聞いて自分の患者様で模型をつくり、実践し、もう一度稲葉先生の実習に来ると、本当に今まで気が付かない細かい点や自分に足りないところが再発見できました。目に見えない顎関節が頭にとてもよくイメージできました。
 
◆たくさんの質問に快く答えて頂いてありがとうございました。勉強すればするほどたくさんの疑問が生じるのも事実ですが、少しでも稲葉先生に近づけるように精進していきたいです。
 
◆咬合器に付着して咬合診断を行うと、口腔内の診断との違いが良くわかりました。一番驚いた事は今回の患者さんに舌癖があるという事です。
 
◆今回、先生が行われた一つ一つの動きをみて、とても無駄がなく、診療がとてもきれいだと感じました。
何回もこれから参加させていただいて、先生と同じように顎関節症で悩んでいらっしゃる患者さんを治したいと強く感じました。ありがとうございました!!
 
◆より、セントリックバイトの採得を正確に確実にできるようになりたいと思います。また円板を確実に乗せられるよう精進したいと思います。
 
◆私も顎関節や咬合が悪く、肩こり、頭痛など深い症状があったのですが、点が線でつながるようにそれらが理解でき、自分の体に希望が持てました。
懇親会でワインの飲み方を教えていただいたので、今度は日本酒でお願いします(笑)
 
◆診査診断のプロセス、模型の作り方、咬合器の使い方など細かい説明をわかりやすく教えていただきとても勉強になりました。KAVOのDigma2を使用しての顎運動測定もわかりやすく解説していただきよかったです。 

 
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2日間参加してくださった先生方、本当にありがとうございました!!


そして、IPSGのスタッフの先生方のおかげで今回のような充実したセミナーを開催することができました。
ご苦労様でした☆♪

 

 

 

 

 

 

 

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「顎関節症の診断と治療」セミナー開催されました

こんにちは。IPSG事務局の稲葉由里子です。

今回の震災の影響で3月20日から延期になった「顎関節症の診断と治療」セミナーが4月3日に開催されました。

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当日、どうしても参加できない先生もいらっしゃいましたが、このような状況の中、無事に開催されたことをうれしく思います。

全国各地から参加いただきました。東京に限らず、香川、広島、仙台、大阪、静岡などから今回のセミナーのためにお集まりいただき、本当にありがとうございました。

テレスコープシステムのセミナーを受講した方が今回のセミナーを興味深く聞いてくださったり、国家試験を合格したばかりの先生、学生、そして私の大学の同級生まで皆で楽しく受講できたと思います。

 

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今回のセミナーの中で、稲葉先生は、咬合の重要性、特に顎関節症との関わりについて強く訴えました。

最近の歯科界の傾向で、咬合と顎関節症は関係がないという流れがありますが、本当にそうでしょうか?

私たち歯科医師にしか治療できない『咬合』という分野があまりにも軽視されていると思います。

咬合について、改めて見直す必要があると感じました。

そして、咬合と並び、顎口腔系の筋肉の観察は顎関節症では非常に大切なことです。

今回のセミナーでは様々なパターンからそれを学びました。

例えば、右と左で頬の大きさがあきらかに違う場合、歯ぎしり、くいしばりによる咬筋肥大である可能性が大きいです。

咬筋は閉じる時に使う筋肉です。

ちなみに口を開ける筋肉、閉じる筋肉覚えていらっしゃいますか?

  • 口を閉じるときに使う筋肉(閉口筋):咬筋、側頭筋、外側翼突筋(上頭)、内側翼突筋
  • 口を開けるときに使う筋肉(開口筋):顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、顎二腹筋、外側翼突筋(下頭)

歯ぎしり くいしばりにより、口を閉じる筋肉、咬筋が肥大します。それと同時に下顎骨筋突起に付着している側頭筋もひっぱられていることが多く、たびたび側頭筋の片頭痛がみられます。

反対に、クローズドロックのときには口を開ける筋肉の痛みを伴います。

顎二腹筋がいたくておさえてる方とても多いです。

筋肉の触診も顎関節症の診断でとても重要なことがわかりました。

クローズドロックの患者さんのマニュピレーションの方法もDVDでわかりやすく説明がありました。

無理やり口を開けるなんて、患者さんは死ぬほど痛いです。

クローズドロックという状態は関節円板が前方に転位して口を開けるときにつっかえている状態です。

中心位の状態で顆頭が回転だけしています。開口量は2,5センチ以内です。

左右の顎関節のどちらがクローズドロックしているのか調べるテストが2つあります。

もちろん口を開いた時に痛みがある方だと思っていただければいいのですが、慢性的な場合、私たちも診断できない場合があります。

その時に有効なのが、レジリエンツテスト、プロボケーションテストです。

レジリエンツ(Resilienz)テストとは例えばと右側に4~5ミリ程度のボクシングメタル(アルミの箔)を庄臼歯部で噛ませて、左側で噛んでもらいます。関節円板にのっているのであれば上下の歯は近づいてきて接触します。

もし、関節が落ちているのであれば上下の歯は開いたまま近づきません。

なぜなら、関節窩と下顎頭が関節円板を介していないため接触してるためです。

稲葉繁はこのテスト、ドイツ、チュービンゲン大学のシュルテ教授から教わったそうで、日本ではまだみたことがありません。

慢性化してるクローズドロックの方でどちらが落ちているのか判断するときに非常に有効です。

プロボケーションテスト(症状誘発テスト)はワッテや割り箸のようなものを片方の顎ずつ噛んでもらい、痛みの閾値を調べる検査です。クローズドロックの状態になったばかりの初期の段階だと特に反応がでやすく、このテストも判断するのに有効です。

稲葉繁がドイツチュービンゲン大学に留学するきっかけとなったProf.W Schlteの論文について説明がありました。

442名の患者さんを詳細に分析し、診断から治療法をシステム化したものです。

このような論文がすでに30年以上も前に発表されていて、稲葉先生はほとんどの症例はこのパターンに当てはまると説明がありました。

 

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参加いただいた先生方から今回のセミナーの感想をいただいたので、一部ご紹介したいと思います☆♪

いつも通り快適ですが、僕個人の希望としては、講演時間がもう少し長ければいいなと思います。

顎関節症に関した幅広い知識を初めて学びました。稲葉先生の長い臨床経験に基づいた講義は説得力があり、本当に勉強になりました。基本となる咬合をあらためて学び臨床に役立てていきたいです。

顎関節症をシステム化した治療方法があることを知ることができてとても勉強になりました。

大学では咬合治療では治らないと教わってきているので、自分は咬合で治せるようにしっかりと勉強していきたいです!

勉強する機会をいただき、感謝しています。オクルージョンの正しい知識を身につけることが必要だと痛感しました。

今日はどうもありがとうございました。

本日はありがとうございました。

顎関節、筋肉の運動、咬合との関連性がよくわかりました。筋肉の運動など、これからの日々の診療に役立たせていきたいと思います。

咬筋肥大のしくみ、クローズドロックの円板ののせ方、てこの原理で3級のてこを目標とする治療、円板が落ちる原理などがかなり理解できました。

学生の時からお世話になって、今回の講習は3回目ですが、少しずつでも理解できてきました。今年からようやく歯科医として少しでも得た知識を患者さんに実践できればと思います。

とても楽しく参加させていただきありがとうございました。そして、今後もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。感謝いたします。

とても勉強になりました。内容が濃く私には難解なため、また受講したいと思います。

顎関節症のお話しで舌癖が関連していることに興味を持ちました。稲葉先生のお話しは奥が深く勉強になります。

また、稲葉先生いわく、

「顎関節症の話しは一日では無理だ!」

是非、このような研修会を再度開催して頂きたいです。少しでも知識を身につけたいと思います。

今日はありがとうございました。未熟者で聞き入れることしかできませんが、勉強になることが多かったです。

これから勉強したいのでよろしくお願いいたします。

難しいお話しだったけれど、大学の授業では聞くことができないことを聴くことができて、とても有意義でした。

世間では、治らないと言われている顎関節症も治すことができるということがわかって自分でも治せるようになりたいな、と思いました。

今日参加させていただいてよかったと思いました。楽しかったです。ありがとうございました。感謝しています。

何回かお話しを聞かせていただいていますが、いつも新しい発見があります。まだまだ顎関節症の患者さんがいらしても今顎関節の状態がどうなっているのかが想像できないことが多く、治療も自信がありませんが、なんとなく最近全体像がみえてきたような気もします。咬合調整の仕方やスプリントの製作法や調整法などまだまだ勉強しなければならないことが多いのですが、本日はシュルテの分類と家庭療法については、しっかり理解したと思います。

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私自身、何度も顎関節症の講義を聞いていたはずなのに、改めて気づいたことがあまりにも多くてびっくりしました。

先生方の感想にもあるように今回のセミナー、一日では足りないほどのボリュームでした。

この次は顎関節症のライブ実習コースが開催されます。

ぜひ、こちらの方もお申込みお待ちしております。

IPSGのサイトからお申込み受け付けております。

先生方一日ありがとうございました。

 

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「パーシャルデンチャーの設計と製作実習コース」

2011年2月19,20日「パーシャルデンチャーの設計と製作実習コース」開催されました☆

 

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稲葉先生は高齢者歯科学の教授だったこともあり、たくさんの老人施設で高齢者の歯をみてきました。

そこで感じたのは、抜けていく歯のほとんどは、歯科医が治療をし、手を付けた歯です。

「これでは、私たちの存在価値はなんなのだろうか。と感じる」←稲葉先生

歯が抜けてしまう過程で、いい加減なクラスプデンチャーを入れと、さらに歯を失うことを加速させてしまいます。

それ以上、歯を失わないためのパーシャルデンチャーの設計についてわかりやすく説明がありました。

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一歯欠損から一歯残存までがパーシャルデンチャーでその技術は、補綴の知識から総義歯の知識までが必要なので、とても奥が深いです。

8020の鍵はパーシャルデンチャーですが、この一番大事なところがいい加減になってしまっています。

そして、パーシャルデンチャーの設計を技工士にお願いするのもおかしいと思います。
 
なぜなら、その歯が生活歯なのか失活歯なのかもわからないし、動揺度も模型ではわからないからです。

きちんとした指示をドクターがださないと、技工士も困ってしまいます。

パーシャルデンチャーの設計では、維持と支持の概念を持つことが大切という話がありました。

日本のパーシャルデンチャーの教育はまず最初にサベーヤーを使い、クラスプの設計をしますが、これは実は大間違いだそうです。

最初に支持である、レストの形、設計をし、バーの設計、最後がクラスプです。クラスプは義歯が外れないために必要なもので、クラスプの付属品がレストではありません。

支持装置であるレストが最優先です。

ちなみに支持とか維持って何??

なのですが、支持は歯の沈み込みに対する抵抗、維持は脱落に対する抵抗のことです。

なんだか難しいな・・・・

と思ってしまいましたが、実はテレスコープシステムの設計の方がクラスプの設計より簡単だそうです。

というのはテレスコープシステムは支持と維持が一緒の装置だからです。

今回の実習コースでは、ラボインテックの高木君にリーゲルテレスコープやコーヌステレスコープのデモンストレーションをお願いしました☆

 
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ありがとうございます☆

そして、いろいろなタイプの欠損症例からたくさんのことを学びました。 

 
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最後に岩田先生からも講義があり、終了時間が過ぎても、先生方熱心に聞かれていました。
 
参加いただいた先生方ご苦労様でした!!
 
そして、IPSGのスタッフの先生方、2日間場所を提供してくださったKaVo Dental Systems Japan 、お手伝いいただいた澤さんありがとうございました。
 
今回参加いただいた先生方から感想もいただきました。一部ご紹介いたします☆
 
◆大学で教えてもらったパーシャルデンチャーの設計と全く 真逆で驚いたと同時に、支持から維持を考える設計の説明に納得しました。また床の設計の説明はとてもわかりやすく今後しっかりとしたパーシャルデンチャーの設計を考えることができそうです。ありがとうございました!
 
◆パーシャルDの設計の基本が理解できました。restから始まる設計の順序、支持アーム、抵抗アームの考え方はためになりました。リーゲルテレスコープの構造も理解できました。
 
◆実際の模型上で見て、やっと構造がわかりました。患者様説明用の模型を作らなきゃ。とおもいました。あまり、実習コースという感じではなくやってみないとわからないかな?という感じがします。絶対にマスターして臨床でも活用していきたいのでまたご指導の程よろしくお願いいたします。
 
◆今まで深く考えたことのなかった局部義歯の設計についての考え方をはじめて勉強させていただき大いに参考になりました。そして現在自分の行っているデンチャーの歯科医療が大いに問題のあることがわかりました。今後色々勉強させていただきたく思います。
 
◆1月に八重洲ホール、コサカで2回勉強会に参加させていただきまして、テレスコープシステムを少し理解することができました。まだ、勉強不足、知らない事が有りますので1つでも多くの事を学んで患者さんの為に役立てたいと思っております。
 
◆今まで大学で見たコーヌステレスコープ(手で研磨している技工士に出していた・・・・)とは全く違っていてビックリしました。印象、BT、設計、技巧すべてが違っていました。特に技工を目の前でライブで見れて、本当に精密なものだと思いました。又、今回の講義、実習でコーヌスだけではく、いろいろなテレスコープ(特にリーゲルの選択ができるというのは臨床で力強い選択肢ができました。)があることを知りました。
Dr.岩田の咬合診断がすばらしかった。
とてもわかりやすかったです。講演会がある日を期待しています。
 
他にもたくさんの、感想をいただきました。
全体的に時間が足りなかったような感じがありました。
患者さんへの具体的なアプローチのやり方、セット時の調整法など、必要だったと思います。
今回のセミナーを基礎コースとして、アドバンスの一日セミナーを岩田先生と一緒に開催できたらいいかと思いますが、その時はまた、ぜひご参加ください☆♪
 
 
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インプラントができない患者さんはお手上げですか?

TRADデンタルフェアが2月11日に横浜ワールドポーターズで開催されました☆

IPSG包括歯科医療研究会代表、稲葉繁の記念講演

「今だから学ぶ総義歯治療の極意」 ~インプラントができない患者さんはお手上げですか?~

が開催されました。

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当日は、大雪にもかかわらず、たくさんの先生方に参加いただきました。

この記念講演も、60名定員のところ120名もの参加をいただき、大変びっくりしてしまいました。

インプラントのセミナーが多く開催される中、やはり先生方は義歯を見直したいと思っているのだと感じました。

最善の治療を望んでいる患者さんに、インプラントができないからと言って保険治療で適当に対応するわけにはいきません。

日本は先進国の中で、総義歯人口がとても多いそうです。80歳で28本喪失者が65%もいるそうです。

総義歯治療はとても高度な技術が必要であるのに、評価がとても低いのが事実です。

稲葉先生の総義歯はもちろん、保険治療外です。

ネクタイを買うほどのお金で入れ歯ができてしまうなんて、先進国ではありえません。

稲葉先生、質の高い義歯を患者さんに提供したいと思っている勉強熱心な先生方からのたくさんの質問に答えていました。

 

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IPSG副会長の大石暢彦先生からもtwitterでコメントをいただきました。

「総義歯の歯科臨床がこれほどシステマチックにまとまっているのは、世界広しといえども稲葉教授の上下顎同時印象システムだと思う。世界中の歯科大学で教育するべきだと思います」

「稲葉教授の精力的な講演に会場からは大変熱気が感じられ、うなずいて聴講している参加者も多く、有意義な休日だった。」

大石先生のtwitterとても臨場感あふれるつぶやきで、今回参加できなかった私もまるで会場にいるような雰囲気を味わいました。

https://twitter.com/#!/oishishika←大石先生のtwitter

ご参加いただいたたくさんの先生方、ありがとうございました。 

 

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デンタルフェアも昨年以上の盛り上がりでした!!

今回のデンタルフェアの模様、田中歯科器械店のホームページでもご覧いただけます☆

https://www.tanakadental.co.jp/trad002.htm←ぜひご覧ください!!

田中歯科器械店、毛利社長含めスタッフの皆様、ありがとうございました。

大石先生からのご感想もいただいております。

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平成23年2月11日横浜ワールドポーターズにおいて稲葉先生による特別講演が開催された。

暦では立春を過ぎたとは云え、当日はあいにく雪まじりの天候にもかかわらず、開場と同時に、早くも満席になり、立ち見が出るほどの盛況であった。

田中歯科器械店TRADデンタルフェアの開催記念講演として「今だから学ぶ総義歯治療の極意」の講演は、稲葉先生オリジナルの総義歯システム開発にまつわる秘話、総義歯患者の解剖学的特徴、従来の臨床との相違点、マネージメントまで、先生特有のユーモアのある語り口に、会場の聴講者は惹きつけられていった。

総義歯は何よりも、上下顎同時印象により製作されることが望ましく、診断作業用模型の印象から、人工歯配列、重合に至るまで材料・器具等、臨床例を交えて紹介された。
 
咬合様式はフルバランスド・オクルージョンを付与し、咬合により顎関節を守るコンセプトを説明された。私も臨床研修医時代に総義歯配列を自分でやった思い出がよみがえった。
 
咬合をフルバランスから学ぶと頭の中が整理され、とても理解が深まるので、ぜひ皆さんも、ご自分で配列することをお勧めしたい。
 
さらにシステム化された臨床術式は、導入しやすく、エラーがあった時も検証しやすいので有用である。
「百聞は一見に如かず」IPSG研修会で実際の患者さん実習を受講され、ご自分の感性で体感され、臨床に導入されることを強く望んで報告といたします。
 
(文責:IPSG副会長、大石 暢彦)
 
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大石先生、ご報告ありがとうございました!!

 

 

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「自費率向上の鍵 予防補綴のすすめ」

平成23年1月29日 (株)コサカ新春講演会 「自費率向上の鍵 予防補綴のすすめ」 が開催されました。

「予防補綴」という言葉はまだ聞きなれないと思いますが、これから全国の先生に広めていきたいと思っています。

 

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「歯科医療で大切なことは、他人からみて歯科治療をしていることがわからないようにすること。」

「金銀パラジウム合金なんてとんでもない。 保険で手を付けた歯からゆっくり抜歯をしてしまう。」

「だから、抜髄も今のように簡単にしてはいけない。」

「クラスプは魔物」

など、今の歯科の現状について、稲葉先生にしか言えないような発言をしていました(*・ε・*)

もちろん稲葉先生のMinimam Interventionについての話もありました。

あまり知られていませんが、KaVo社からだしていた、SONICSYS は悪いところだけをインレーの形をしたダイアモンドで削るのですが、そのダイアモンドの形が、すでにインレーになっているものです。

インレーの予防拡大なんてする必要がないです。

 

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今回のセミナー、若い先生に向けての意識改革だったと思います。

小手先のテクニックではなくて、患者さんに対する意識、私たち歯科医の意識を変えなくてはいけない。

稲葉先生が言うには

「我々はパーツ屋じゃないんだよ!」

でした(*・ε・*)

こんなに研修会についていってる私でも初めて見るパワーポイント、スライドがたくさんあって、すごく刺激的でした(=^▽^=)

稲葉先生のインプラントとテレスコープのコンビネーションも発表していました☆

これも初めて見ました!

残存歯が少ない場合、日本の保険制度では、総義歯になるのを待つだけです。

クラスプを入れたらもう終わり。

ぜひ、レジリエンツテレスコープを学んでいただきたいです。

残っている歯をできるだけ守りながら使える優れたテレスコープ。

最近需要が非常に増えています。

2時間という短い時間ですが、内容は盛りだくさんでした。

IPSGの会員の先生方も参加してくださっていて、心強かったです。

セミナーを受講した感想の一部、お伝えします。

◆やっぱり稲葉先生のお話は楽しい。今回はとくに精神面にとどきました。

◆確かに、ヨーロッパ式補綴には目がいっていませんでした。気になります。勉強になりました。もう少し早期介入例をみたいです。

◆自分自身が受けたい治療(医療)をしていく事が重要だと思いました。まだまだ勉強中ですが、患者さんの事を一番に考える歯科医師になろうと先生のお話で改めて思いました。ありがとうございます。

◆予防補綴の流れがわかりやすく説明してありました。グルーブカッターの使用方法が実際にみたい。

◆1月にリーゲルテレスコープセミナーに参加しまして、今回の1月29日のコサカ主催の研修会に参加しましてパーシャルの重要性を再度確認しました。2月19,20日の研修会に参加させていただきますのでよろしくお願いいたします。

◆我々はもっと医療の志を高く持つこと、パーシャルデンチャーの考え方が遅れていることにきづかされました。

◆数々の貴重な症例を見させていただきとても勉強になりました。

◆大変参考になりましたが、あまりにすご過ぎてとても自分には、無理だと思いました

◆テレスコープの講演をあまり聞いたことがなく症例と照らし合わせてみることができ、理想の一つの治療と感じた。

◆大変勉強になりました。今まで聞いたことがなかったので新しい知識が沢山増えました。ありがとうございました。

◆インプラントが支流の歯科界で今回のお話は、大変良かったです。

◆Imprantが増える中でDentureの重要性を再確認しました。

 

素敵な感想をたくさんいただきまして、ありがとうございました!!

 

 

 

 

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「テレスコープの臨床」セミナー開催されました。

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2011年1月16日新春最初のIPSGセミナー「テレスコープの臨床」 開催されました。

今回、はじめて雑誌広告をしたこともあり、全国からたくさんの先生のご参加をいただきました。

はじめて参加された方がほとんどでしたが、びっくりしたのがたくさんの方が積極的に質問されていたことです。

テレスコープシステムは1886年にはじまり、125年もの歴史があるドイツで開発された入れ歯です。

125年の間改良し続けてきたため、非常に精度が高く、世界で、特にヨーロッパでは非常に信頼されている技術です。最近のインプラントブームの中で、テレスコープシステムによるパーシャルデンチャーのセミナーは非常に貴重だと思います。

日本では、アメリカの技術は入りやすいのですが、ヨーロッパ、とくにドイツの技術はほとんど入ってきません。

稲葉繁先生が1978年にドイツに留学したきっかけは顎関節症ですが、ドイツでの副産物がテレスコープシステムです。

1978年当時、ドイツではすでにクラスプによる治療は歯科大学の授業からも消えていました。

したがって、日本の保険制度による入れ歯との差は天と地ぐらい違います。

テレスコープシステムというと、日本ではコーヌスクローネしか知られていません。しかも術式が間違っているものが多く、評判が悪くなってしまいました。正しい方法で行われたコーヌスクローネ、稲葉先生はたくさんの30年症例をもっています。

コーヌスクローネの金属で推奨するのはスイスメタロール社のオロフロイド3.非常に精度が高く、生体安全性の高い金属で、患者さんの体にも安全です。コーヌスクローネをパラジウムの金属で行うだけで、失敗を招く原因にもなります。

レジリエンツテレスコープ、リーゲルテレスコープ、コーヌステレスコープとミリングデンチャーなど様々なタイプのテレスコープを症例によって使い分け、ほとんどすべての症例がカバーでき、最近ではインプラントの上部構造にテレスコープシステムを応用できるといった話をしました。


稲葉先生の最近の症例も素晴らしいものでした。

給食のおばさんが退職し、自分へのご褒美として上顎リーゲルテレスコープ、下顎コーヌステレスコープを入れた症例は、誰もが綺麗な歯を望んでいるということを証明した内容で、最後のセットの写真は感動的でした。

動画でコーヌステレスコープの製作方法を勉強したり、シリコン印象の方法を学んだり、盛りだくさんでした。

セミナーの内容は私のtwitterFacebookでも少しご報告させていただきました。

 
 

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来月、2月19,20日の「パーシャルデンチャーの設計、製作実習コース」もあっという間に満員になってしまいました。

ありがとうございました!

今回、参加していただいた先生方にアンケートをさせていただきました。

一部、ご紹介させていただきます☆

◆テレスコープシステムについて初めてわかりやすい知識をもつことができました。稲葉先生の長い臨床の経験を伺い納得することが大きかったです。30年も同じテレスコープ義歯を装着している患者さんが実際存在しているのには、大いに感心しました。

◆勉強したことがなかったテレスコープシステムがどんなものか初めて知りました。教科書では名前しか聞いたことがなかったので、歴史や貴重な写真等を含めてとても勉強になりました。

◆インプラント以外のイケてる義歯という武器を獲得していきたいと本気で思っていますので、これからヨロシクお願いします☆

◆本日はありがとうございました。テレスコープの症例を見たり、基礎についてご教授いただくのは初めてのことだったのですが、基礎から説明していただき、キーワードは何度も連呼してくれたので、初心者にはわかりやすかったです。

◆30年来やってきたコーヌスデンチャーの欠点がわかった気がします。

◆約25年前に東京歯科研にて当時稲葉先生の講習会に参加しましたが、現在まで書籍などを参考に臨床にいかしていました。井の中の蛙にならないように今日久しぶりに参加させていただきました。自分自身の臨床の再確認として改めて勉強し直したいと思いました。有難うございます。今後講習会のメール配信、お願いいたします。

◆テレスコープの種類、それぞれの利便性など大変勉強になりました。また自分の勉強不足、知識不足など痛感しております。今年もIPSG研修会に参加させて頂き勉強していきたいと思います。

◆稲葉先生のお話は、いつ聞いても楽しいです。大満足です。

◆フランクに質問できて良い。

◆稲葉先生の実直な人柄、臨床に触れて楽しかった。要望としては各テレスコープのカラーアトラスやDVD(手順は勘どころ)を作ってほしい。また来ます。

◆臨床経験の浅い私にとって2年前に同じ講義を聞いたのと比べ、今日は本当に色んな事がわかりました。ここが分からないというpointがダイレクトにわかりました。インプラント以外の選択肢が自分の日々の診療に加わり患者様に提供できる事にまた一歩近づきました。とてもうれしいです。稲葉先生はグローバルスタンダードを本当に低いレベルの私にもわかりやすく説明してくださりました。ありがとうございます。

◆自身の臨床の中で、欠損補綴の手段として、インプラントだけでは限界があり、パーシャルでの補綴を考えるとテレスコープシステムは非常に魅力を感じました。いくつかテレスコープにもありますが、「リーゲルテレスコープ」をぜひ自分の手段のひとつとして身につけたいと思いました。実習コースもぜひ参加したいと思います。

◆約20年ぶりに稲葉先生のやり方を勉強させていただいて、大変参考になりました。

 

本当にあっという間の一日でしたね☆参加していただいた先生方、本当にありがとうございました☆♪

 

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VIP会員 望年会

先週の木曜日、VIP会員の望年会が開催されました!!

IPSG事務局の裏にある「なんてん」という居酒屋にて。

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毎週木曜日の午前中に稲葉繁先生の臨床を秋葉原の稲葉歯科医院にて見学、それに加えて月2回の午後、湯島研修会場にて、講義と臨床検討、相談会を行っています!!

稲葉歯科医院での臨床見学では、実際に患者さんの印象法からテレスコープの製作や修理方法を目の前でみることができたり、テレスコープをやりたいけど自信がないという方に対しても全面的にアドバイスが受けられるので、先生方には大変喜ばれています。

VIP会員になるには、すべての講義、実習の受講をして、稲葉先生との面談を通った人。

という少し高いハードルがありますが、

今まで、総額1000万円をセミナーや勉強会に費やしてきた先生が、

「ここで最後です。」

とおっしゃっていただけたほど価値のある会員です。

テレスコープの症例がびっくりするほど増えてしまったそうです。

もともと、とても誠実で信頼できる先生なので、技術が加わり素晴らしい変化をされたのでしょうね。

このような意見をいただけるととってもうれしいです☆

 

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この日は少し寒かったので、鍋がとーっても美味しかったです!!

皆さん、今年もありがとうございました☆

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12月12日「学術大会」開催されました!!

2010年12月12日、IPSG恒例の「学術大会」が盛大に開催されました☆
 
12月も半ばお忙しい中、65名ものたくさんの先生方にお集まりいただき、ありがとうございました!!
 

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今回の学術大会、それぞれの内容が非常に濃く、私も記録をするのを忘れてしまうぐらい集中して聞いてしまいました。

参加してくださった先生にも十分ご満足していただいたことと思います。

そして発表してくださった先生、本当にありがとうございました!!
 
明日から使えるような方法を提案をいただいたり、今まで疑問に感じていたり、難しくなげだしていたようなケースでも
「私でもできる!!」 「はやくやってみたい☆」
という気持ちにさせていただいた発表ばかりで非常に充実したものでした。

先生方の発表を聞きながら私が感じた気づきを、私のtwitterで感じていただけると思います。

https://twitter.com/#!/yuriakubi←ココぽちっと押してくださいね。

慣れないFacebookでも少しコメントさせていただきました。

https://www.facebook.com/?ref=home#!/yuriko.inaba1←よかったら「いいね!」ボタン押してコメントしてくださいね。

本当はUstreamでの配信も考えていましたが、やはり学術大会です。

配信により発表する方が内容を控えてしまわれるのではと思い、やめました。

 
そのかわり、IPSGのこのサイトでお一人づつ詳しくお伝えしていきたいと思います!!
 
最初に発表してくださったのは、オーストリアのウィーン大学に7年留学していた田嶋健先生です。
シュラビチェック教授の右腕として活躍されていました☆
 
 
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「オーストリアナソロジーを応用した矯正学的咬合治療の可能性」
 ということで、咬合理論に基づいた矯正治療について、田嶋先生発表していただきました。
 
お話の中で、オーストリアと日本の歯科大学の違いは自分の意思をどうやって伝えるのかという自己主張の授業があるそうです。日本の歯科大学にはありませんね!
ドナウ大学でマスターオブサイエンスを取得、3年間厳しい勉強を乗り越えた田嶋先生、自己主張をしっかりしてきたことにより得たタイトルなのでしょうね。
ドナウ大学で実際の患者さんの臨床例もいくつかだしてくださいました。
すごい診査診断治療計画でした。このくらいやれば結果は目に見えていますよね。
貴重なお話ありがとうございました!!
 
また、田嶋先生のセミナー来年予定しております☆
ぜひ、参加してくださいね!!
 
続いて、IPSG副会長の大石暢彦先生の発表、
 
「治療中心の歯科医療から予防中心の医療への脱却」
 

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大石先生は乳幼児から高齢者の予防の大切さについて順序だてて丁寧に説明してくださいました。

例えば、大石先生が使っている予防のツールはやはり乳幼児には母乳育児、お母さんの予防として、ミュータンスコントロールの意識は大切だと教えてくださいました。

ミュータンス菌の感染の窓は1歳半からだからです。

Duraphatの効果についても、わかりやすくお話いただきました。C0の歯に対して、サホライドにかわり、予防効果があり、水で固まるので、泣き叫ぶ子供でも比較的簡単に塗布することができることなど、明日にでも使える内容ですね。

高齢者に対しては、稲葉先生の予防補綴を実践されていました。さすがです!!

そして、印象的だったことは、広告宣伝費っていろいろありますが、大石先生は歯ブラシをプレゼントすることだそうです。

なるほど、そういうアイデアもあるのですね!!

インターネットやチラシよりも効果があるかもしれません。

大石先生ありがとうございました!

 

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「口腔機能訓練器具ラビリントレーナーを用いた症例」同じくIPSG副会長の飯塚能成先生の発表です。MYOFUNCTIONAL THERAPY の一つのツールとして素晴らしい効果を得られた症例です。

嚥下運動をする時の喉頭蓋を鍛えるものがラビリントレーナーです。高齢者の嚥下機能の改善回復し、誤嚥を予防できます。高齢者になって舌圧が下がると口呼吸になりやすくなるのを予防することができます。などの介護予防のほか、口の周りの筋肉のエステ効果もあるというお話をしてくださいました。

そして、赤ちゃんがおっぱいを吸う力は顎の発達を促進されることは知られていると思いますが、哺乳瓶によってはその力の50分の1の力しか使わないでミルクを飲めてしまうそうです。一番よいとされているNUKでさえも20分の1。母乳はすばらしさについても再確認しました!!

高齢者はよくむせます。ラビリントレーナーは、鼻呼吸になりむせ予防ができるほか、脳血管障害の発音障害をなおすこともできるのです。舌痛症にも応用ができるすばらしい道具です。

口呼吸や舌突出癖により起こる症状は、口臭、舌痛症、前歯の歯肉炎やカリエス、発音障害、咽頭炎、気管支炎、顎関節症、首や肩こり、猫背、膝の痛み、腰痛、口内炎などです。

こんなにすばらしいものだったなんて、知りませんでした。

開発した稲葉先生本人が一番びっくりしているのでは・・・・(笑)

飯塚先生って本当に私がいうのもなんですが、おちゃめでユニーク。みんなに好かれるタイプです。こんな方がIPSGの副会長であることを誇りに思います。

 

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日本初のドイツマイスターの大畠一成先生の講演です。

「時代に即した歯科技工の技術と知識」

すべてKAVO社でそろえた大畠先生のラボ「Gross」 たくさんの器械が置いてあるので、ビルが傾いてしまうかもと心配になるぐらいだそうです(笑)

そしてEUにおけるCAD/CAMの需要についてお話いただきました。

EUでのCAD/CAMの需要驚くほど伸びているそうですが、歯科以外に頭蓋骨インプラントなどの分野があることが理由のようです。すばらしい写真をみさせていただきました☆

欧州を中心にパラジウムや銅のアレルギー反応の問題が大きくとりあげられているようですが、口の中に金属を入れる、責任を私たちはもっと考えないといけないと痛感しました。

ハイブリッドレジンについてはどうなのでしょうか。とうところは気になります。なぜなら、テレスコープではとても大切なものだからです。今回、みせていただいたのは、セラマージュです。ハイ
ブリッドでもセラミックに匹敵するぐらいの色調がだせるのですね。来年一月の「歯科技工」に詳しく論文だされるそうです!!

最後に先生の娘さんのすばらしい歯をみせていただきました。大畠先生ありがとうございました!

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続いて、関聖生先生の「インプラント上部構造の適合精度の向上をめざして」インプラントの上部構造にリーゲルテレスコープという症例です。

IPSGのたくさんの先生が関先生のところに技工をお願いしていると思います。

インプラントの上部構造にリーゲルテレスコープ。すごい豪華というか、どんな方がこのような治療をされるのかしら、とちょっと思いましたが、すばらしいです。
リーゲルテレスコープが修理ができるという特徴があることから、インプラントにも最適ですね☆すごいです!

予後についてもこれからしっかり追っていく必要がありますね。

関先生、前回の顎咬合学会でもすばらしい発表をされていました。今回、たくさんの先生方からの強い希望があり、お話しいただきました。

本当にありがとうございました。

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岡部俊一先生、「患者様に優しいインプラント治療、リーゲルテレスコープシステムをインプラント上部構造に応用した臨床」です。

岡部先生はオゾン水による感染予防を徹底しています。印象材もオゾン水はほとんど寸法変化がないそうです。麻酔の専門医でもあるので、インプラント治療も全身管理がきちんとできるのですね。

感染根管があるからすぐ抜いてインプラントではなく、できるだけ残してどうしてもの場合のみ抜歯してインプラントをするのだそうです。岡部先生は歯内療法の平井順先生のインストラクターでもありますし、根管治療もとても上手です。

大石暢彦先生のtwitterのコメントの中で、

「岡部先生の長期機能テレスコープ症例見せていただきました。どのケースも学会発表レベルのフルマウスリハビリ症例圧巻です。同じくテレスコープ臨床をやっているものとして、安心と勇気をいただきました。 」

とありましたが、本当にその通りですね☆

岡部先生はやり始めたことはすべて極めてしまう方だと思います。

なんと、ワインのソムリエの資格もおもちです☆♪

スタッフ全員を10日間イタリア旅行に連れて行かれたそうです。すごいですね☆うらやましい!

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本日の特別ゲスト、北原信也先生です☆

銀座でNOBU DENTAL OFFICEを開業されていて、SJCDの理事もされています♪

先生のオフィス歯科医院っぽくないですね。

なるほど・・・・と思った事は、アメリカ人は歯が一本ないということは、指が一本ないぐらいの感覚だそうです。その意識はやはり、私たち歯科医の啓蒙がやはり足りていないところかもしれません。

まだまだ、私たちは患者さんに伝えていないことがいっぱいあることに気づかされました。

なんというか、北原先生のお話って華やかなんですよねー☆芸能人の患者さんも多いし、みてるだけで楽しいのです♪

北原先生、お忙しい中本当にありがとうございました☆

ぜひ、IPSGにも遊びにいらしてくださいね。

本当に充実した学術大会でしたが、参加してくださったほとんどの方がこの後の望年会へ参加いただきました。(IPSGでは忘年会ではなく望む年の会ということで望年会と呼んでいます☆)

今年は、ホテルでの望年会を開催し、ゲストにマジシャンアレスを呼んでマジックショーが開催されました。

マジシャンアレス、期待を裏切らない相当おかしい時間をありがとうございました!!☆

かなりの盛り上がりに会場の中は、常に笑っている状態でした !

そして最後に彼、必ず感動するメッセージを話すんですよね☆
 
それは、私たち歯科界にとって、すごくするどいメッセージだったりするのでびっくりします。
 
 
 

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「今日、一日本当にありがとうございました!!乾杯☆♪」


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右から、IPSG副会長の飯塚能成先生、北原信也先生、林博之先生です。楽しそうですね(^▽^)/


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今回、協賛いただいた田中歯科器械店の毛利社長も登場しました!!

 
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マジックショーでこんなに笑えるって一体どんなマジックだか気になりますよね!!

お腹が痛いほど笑えること保証します。とお伝えしていたのですが、その通りになりました☆

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こんなかわいいゲストも舞台に立って頑張りました!!

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今回、小さなお子様の参加もたくさんあり、とってもにぎやかでした☆

 

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最後にアレスが、誰でも簡単にできるマジックを教えてくれて、東倉先生、これから忘年会も多いし、頑張ってくださいね(笑)

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稲葉先生とアレスはお互いを「シゲレス!」「アレス!」と呼び合うぐらい仲良しです。

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そして、最後に協賛してくださった田中歯科器械店KAVO社が豪華景品を用意してくださり、くじ引きをしました。 一等賞は大石暢彦先生☆

大畠一成先生のANTERIORESです!よかったですね☆

とても楽しかった今年の学術大会も、会員の先生方の支えにより盛況に終えることができました。

本当に感謝いたします。

来年もさらなる発展のためにスタッフ一同がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします☆

 

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「診査診断治療計画の立案」開催されました。

2010年11月21日

「診査診断治療計画の立案」開催されました!!

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先日、イギリス人の女性から

「日本人の歯はどうしてあんなに悪いの?」

と聞かれました。

イギリスと言えば、欧米諸国の中では先進国として歯科の意識が低く、歯科医師はドクターではなくミスターと呼ばれると聞いていたので、この質問はかなりショックでした。
そのイギリス人からみて、日本人の歯は悪くてびっくりすると言われてしまうのです(≧ヘ≦)

次回の学術大会で講演していただく、北原信也先生もおっしゃっていますが、これはどうにかしなくてはいけない事態だと思います。

日本人の歯が悪いのは、すべて患者さんのせいでしょうか?

いいえ、患者さんのせいだけではないと思います。

私たち歯科医師は患者さんに情報提供をしてあげないといけません。

わざわざ、患者さんは自分の歯科医院を選んで目的をもって来院するのです。

先生方は今月の初診は何人だったかということには大変関心があります。

その初診の患者さんが来院ために、パンフレットを作ったり、ホームページのSEOを頑張ったりしているのですが、その努力はすっかり忘れて、いざ患者さんが来院すると、もう次の初診の患者さんを得ることばかり考えがちです。

せっかく選んで来院してくださった患者さんへの対応は意外とお粗末だったりするのです。

どれだけ、この患者さんを得るのに大変だったかよーく考え直してください。

ここで、初診の患者さんにチャンスと考え、プレゼンテーションするのです。 ←稲葉先生

プレゼンテーションの順番として、

①診療目標は常に高く
自分の財布を基本してはいけません(笑)一番良い方法を教えてあげましょう。この時、日本の保険診療について理解していただくといいかと思います。
なぜ、歯の治療には費用がかかるのか理解していただかないといけません。

②疼痛対策
主訴は改善してとりあえず噛めるようにしてあげましょう。

③一次目標(動機づけができれば成功)
とりあえず、見たところを自然にし、社会生活が普通にできるように、信頼関係をつくりましょう。

④二次目標(理想に近づけばよしとする)
歯科医療に対する理解を得て、到達目標は何処かを意識してもらいましょう。

⑤計画は理想的に、実行は話し合いで
類似したケースを供覧するとよいでしょう。

⑥計画は全顎的に、実行は局部的に


⑦診療計画は理解しやすく、ビジュアルに作る
模型・パソコン・パネル・本などを用いて、わかりやすく説明しましょう。

日本の保険制度のいいところは、自費診療を認めているところです。
なので、チャンスは自分でつかまないといけません。

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そして、今回は稲葉先生の弟子である、岩田光司先生の講義がありました。

岩田先生のこれまでの軌跡、どうして稲葉先生についてきたのか、深ーいお話を聞けました!

IPSGのヨーロッパ研修旅行の写真などをいくつか見せていただき、私も懐かしく思いました。

 

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岩田先生が実際使っているパワーポイントを惜しみなく、セミナー受講生に配布していただき、今回受講された方は本当にラッキーだったのでは。

補綴物の審美のチェックリスト、歯列の分析、歯の豊隆の分析基準の方法などをお話してくださいました。

実際の岩田先生の症例のプレゼンテーションは、診査診断治療計画の流れが非常にわかりやすくまとまっていました。

稲葉先生、

「なんだかテストしてるみたい」

と言って、ニヤリとしていました。