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【IPSG包括歯科医療研究会】

『咬合診断アドバンス4日間実習コース』 の後半が開催されました☆

こんにちは。

IPSG事務局、稲葉由里子です。

2012年10月7.8日に『咬合診断アドバンス4日間実習コース』 の後半が開催されましたので、ご報告させていただきます。 

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前半の実習で、咬合器にトランスファーした模型を、OCCLUSAL ADJUSTMENTS by Charles
E.Stuart,D.D.S

として、チャールズ・E・スチュワート先生の咬合調整法を、稲葉先生が実際に受けた実習内容を先生方に体験していただきました。

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こちらは、実際稲葉先生がスチュワート先生のセミナーを受けた時に使った咬合調整法のテキストを日本語に訳した物です。

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こちらだと、このブログを読んでいただいている先生方には読みにくいと思いましたので、スチュワート先生の咬合調整法をPDFに打ち直してみました☆

ファイルをダウンロード

上記のPDFをぽちっと押してダウンロードしてくださいね。

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切歯ピンの、CRとCOのズレを調整していきます。

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先生方、ご自分の歯を印象して、咬合器に付着した模型を、ご自身で咬合調整しているところです。

咬合器上で調整してみて

「どう?すっきりした?」

と聞く稲葉先生^_^;

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今回、飯塚会長と岩田副会長がインストラクターとしてお手伝いいただきました☆ 

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今回のティグマは、臨床研修医卒後1年目の佐藤先生によるデモンストレーションでした^_^

稲葉歯科医院でほとんど毎日行っている事なので、自信をもってやらせていただいたと思います☆

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そして今回は、筋電図による治療前治療後のデモもありました。

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左右の筋肉のバランスを図ることができます。

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先生方とても真剣です。

渡部さん以外は・・・・(笑)

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そして、咬合調整です☆♪

治療後の結果は後程お知らせさせていただくとして・・・・

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後半2日目は、ピーター・K・トーマスのワックスコーンテクニックをもとに、上顎6番を粘土で作る実習を行ないました。

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ピーター・K・トーマスのワックスコーンテクニックはナソロジーの大御所であるPKTがオーラルリハビリテーションの際に行うワックスアップのテクニックとして世界中に広めたものだとして知られていますが、その元になったのは同じくナソロジーの始祖であるエベリット・V・ペインのワックスアデットテクニックだということは、意外と知られていません。

エベリット・V・ペインのワックスアデットテクニックは歯が出来て来る順序にしたがって咬合面に形成する方法です。

即ち1)  咬頭頂 2)辺縁隆線 3)中央隆線)三角隆線)発育溝 6)福溝 7)副隆線 8)窩 の8要素を発育順序に従ってワックスアップして行く方法です。

これをカリフォルニアのハリウッドで開業していたピーター・K・トーマスが世界に広めたテクニックです。

イタリアの移民の歯科医師でバチカン市国の聖母マリアがキリストの亡骸を抱いている有名な「ピエタの像」が心無い観光客により腕を折られてしまいました。

PKTは私財を投じて修復したことは有名な事です。

稲葉先生はドイツに滞在していた1978年に研修を受けましたがワックスアップのデモの際にウイスキーをストレートで飲みながら葉巻を燻らせながらワックスアップをしていたそうです。

日本にも保母先生の招きにより何回も来ていますが、100キロ以上あった体も糖尿病により瘦せ細り華やかな人生の終焉を迎えました。

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ワックスアップの基本をデモが始まりました。

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わかりますでしょうか?

ワックスコーンのテクニック、この練習をしましょう☆

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先生方ご自身で体験していただく、ワックスコーンテクニック、これからは、実際の患者様へのデモンストレーションにぜひ役立てていただきたいと思います。


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ワックスアップした歯をおひとりおひとり稲葉先生へ見せに行っています。

これも実習コースでしかできませんね。

今回のモデルをしてくださった渡部さんは特に顎関節に症状はありませんでしたが、実際に調べてみると、COとCRのズレがありました。

治療前、後のEPAテストをご覧ください

こちらは治療前

左側が中心位から左が前方にズレているのがわかると思います。

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治療後はほぼ、中心位の位置に顎が落ち着いたのがご理解いただけると思います。


EPAA.png

咬合調整でこんなことができてしまうなんて本当にすごいと思います!!

今回、ご参加いただいた先生方からの感想をお伝えします。

:;.*:・。゜゜・:*:。゜.*。゜.o。・。゜。o.゜。・*。・゜.

◆知れば知るほど、自分の未熟さを実感します。先は長いと思いますが機会をどうとらえ、出来るだけ学ぶ時間を増やしていきたいと思います。又、こういう機会を案内していただけると嬉しいです。これからも宜しくお願いします。

◆これこそ、本来の歯科医師のなすべき第一義の治療行為だと思います。

◆本当に来て良かったなぁ。。と思いました。今までわかっていると思ってやっていた事が足りなくてもっとこうした方が良かった!という事がたくさん発見されました。又、ワックスアップは実際に手を動かさないとできないと思うので本当に良かったです。

◆まだまだ勉強しないといけないと思いますが、学んでいると楽しくてワクワクします。今後もがんばります。

◆咬合調整についてかなりよく理解できました。ありがとうございます。

◆中心位への咬合調整の仕方がよく理解できました。咬頭かん合位と中心位のずれへの修正の仕方が理解できました。

◆①フェイスボウのやりかた②ワックスアップ⇒咬合調整にもとても役立つと思った。

◆咬合治療後、すぐKrの体感が変わっただけでなく、電気的計測でもあきらかな違いが出たことは、あらためて驚きました。

◆実際に患者さんを咬合診断しているところをライブでみれたことや咬合調整が非常に参考になりました。

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【IPSG包括歯科医療研究会】

『咬合診断アドバンス4日間実習コース』前半開催されました☆

こんにちは。

IPSG事務局稲葉由里子です。

2012年9月22,23日『咬合診断アドバンス4日間実習コース』 の前半が開催されたのでご報告させていただきます☆♪

【9名限定】 という特別実習コースのため、先生方にできるだけ集中していただけるように、いつもお願いしているDVD撮影なども控えさせていただきました。

ベテランの先生方ばかりだったので、もちろん実践されている事だと思いますが、真っ新になっていただき、一から学んでいただきました。

自分で思い込んでいる診査診断などを見直す機会はなかなかありません。

ゼロに戻り、学んでいただけたと思います^_^  

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今回のインストラクターは、岩田光司会長、伊庭由夏先生、サポートで佐藤孝明先生にお願いしました。

前半の2日間で、印象採得、模型作り、中心位採得、チェックバイト、フェイスボートランスファーそして咬合器へ付着し、咬合器のハンドリングなどを学びます。


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今回のモデルさんは、IPSG事務局の渡部さんです☆

渡部さんは姿勢もいいし、一見噛み合わせにも問題ありません。

「ここが起、胸鎖乳突筋の付着部、停止ですね。 起始は骨と骨です。こうやってついているんですよ。」

 

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頷いている先生方をすかさずパシャリ。

真剣モードに入ってます。

顎関節症の診断に、筋触診は欠かせません。

やはり、全身の診断が大切なのですね☆

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こちらは、スウェーデンの顎関節症の巨匠、クローポールセンの筋触診テストの図です。

「舌は僕が付け足して書いたんだけどね・・・」←稲葉先生

舌の診断は顎関節症の大事な診断ポイントと付け加えた稲葉先生は、もしかしたら、クローポールセン先生よりも一枚上手かもしれませんね^_^ 

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こちらはこの度発売された『TMJドップラー』です☆♪

これで、患者様の関節の音の種類を聞き分けます。

顎関節症診断ではぜひ使っていただきたいと思います。

内科でいう聴診器と同じです。

ドクターと患者様双方で確認する必要があります。

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セットの中身はこんな感じです。

このセットをおもむろに開けると重厚感があり、患者様にとっても大事な検査だということをご理解していただくことができるでしょう。 

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さて、印象採得をはじめます。

患者様で、印象採得が好きな方はいらっしゃいません。

いかに患者様に不快感を感じさせず行うかということは非常に大切です。

患者様が恥ずかしくないように、そして不快に感じさせないようにエレガントな治療をするように心がける必要があります。

患者様を上から覗き込んだり、エプロンの胸の上に、物を乗せたりは決してエレガントではありません。

ドクターの位置は頭の後ろで堂々としていないといけません。

患者様に何度もうがいをさせるような治療も、決してエレガントではありません。

患者様の気持ちの先の先を読む必要があります。

稲葉先生は、ドクター・ビーチのパフォーマンスロジック を2週間に渡り直接受けていますが、ビーチ先生の教えは、患者様にストレスを与えないことが一番、そして、姿勢をよくすることで、ドクターの健康も守るという、当時は目からウロコなものでした。

今度、機会があればIPSGで診療姿勢のコース、パフォーマンスロジックセミナーを企画したいと思います。

エレガントに振る舞うためには必須なセミナーだと思います。

新卒のドクターはできるだけ早い時期にこのセミナーを受講することをお勧めします☆♪

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フェイスボートランスファーの記録を咬合器に再現、そして中心位が3枚一致するかどうかの確認を、稲葉先生を取り囲んで実習している風景です。 

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KaVoのプロター咬合器についても詳しく説明させていただきました(^_-)-☆ 

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ここからが実習です。

3人一組で先生方お互いの印象採得、フェイスボートランスファー、そして中心位を体験していただきます。 

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中心位は、採る方、採られる方、両方体験していただくことで、その感覚を身に付けることができます。

「これで、今までの仕事がすべて変わるよ」

と稲葉先生からの直接の指導の様子です☆♪ 

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KaVoのフェイスボーはとてもシンプルです。

簡単なので、ぜひすべての患者様へ実行していただきたいと思います。

フェイスボートランスファーをする先生はほとんどいらっしゃいません。

どうしても先生方も真剣になると、作業になりますが、一体何をしているのか、患者様にも、伝えてあげてください。

きっとそれだけでも、他の歯科医院とは違って、何かしてくれている感が得られるはずです^_^

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 もちろん石膏も先生方ご自身で注いでいただきます。

石膏の混水比を守り、必ず真空練和で機械練、バイブレーターで注いでくださいね。

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フェイスボーの情報を咬合器に移し、中心位で付着したところです。

先生方、ご自分の歯とご対面です。

石川先生、興味一杯の目をされていて、本当に楽しそうに実習を受けてくださいました。

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先生方、ご自分の模型をご覧になって、びっくり。

顎関節症だったり、その予備軍だったり様々でした。

「なんだか、姿勢がへんだと思ってたんだよね。」

「首筋が痛い原因はこれだったのか・・・」

「顎がフラフラすると思ったら、前歯の誘導がなかったのか」

など、 ご自身の症状の原因を見つけることができました。

みんな稲葉先生に咬合調整をしてもらいたいそうですが、

「高いですよ。」

と稲葉先生、言ってました^_^;

今回3人一組ですっかり仲良しになった先生方、お互いの咬合調整を行うのも良い勉強になるかもしれませんね。

後日、今回モデルをしてくださった渡部さんから感想をいただいたので、ご紹介します。

↓↓↓

デモで、私の印象をとって頂きました。
その際、トレーを口腔内から出すときの稲葉繁先生のエレガントさに感激しました。
研修で方法を見てはいましたが体感するのとでは全く違います。
先生方にとってはいつものことでも、患者様にとっては、いつでも初めてに近い体験でドキドキするものだと思います。
出来るだけ苦痛も、恥ずかしさも感じたくありません。
印象ひとつとってもやはりさすが自費診療と感じて頂ける一つだと思います。
何をとっても無駄な動きがなく、美しいと感じました。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

 

次回は10月7,8日となります。

咬合器のハンドリングの復習から、ピーター・K・トーマスのワックスアップ実習、粘土を使って咬合面を作る実習、KaVoのディグマ実習などを行う予定です☆

ぜひ、楽しみにしていてくださいね(^_-)-☆

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。

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【IPSG包括歯科医療研究会】

2012『咬合治療の臨床』開催されました☆

こんにちは。

IPSG事務局、稲葉由里子です。

9月9日に東京国際フォーラムにて、エクセレントデンティストコースの第1回、『咬合治療の臨床』 が開催されましたので、ご報告させていただきます。 

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全国各地から沢山の先生方にお集まりいただきました。

今回、稲葉先生が大学3年生に教えていたという「咬合調整法」の資料を先生方にお渡しさせていただきました。

もし、今でも、この講義を大学3年生で勉強できたのなら、歯科の仕事に本当に興味を持つことができ、回り道せずに学ぶことができるのではないかなと思いました。

そこに書かれている大学3年生のテキストの内容は

◆バーチカル・ディメンションを大きく与えないこと

◆相隣接する辺縁隆線は同じ高さにする

◆咬合面側または切縁側の歯間鼓形空隙の確保

◆咬合面の頬舌径を縮小する

◆頬側・舌側頂 ラインをそろえる

◆中心窩・中心溝のラインをそろえる

◆個々の歯牙の咬頭・隆線・窩・溝などの解剖学的形態を付与する

などが図解入りで説明されています。

これをもっと早く知っていれば・・・・((+_+))←私

稲葉先生は大学3年生の授業が一番楽しかったといいます。

「何も予備知識がないから、すーっと 頭に入っちゃうんだよね。」

とのことです。

やはり学生の時から良い情報で頭を満たすことによって、本物の知識を身に付けることができます。

IPSGでも、学生から一緒に勉強できるようなシステムを作る予定なので、少しお待ちくださいね(^_-)-☆

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斜走隆線の重要性についても説明がありました。

上顎の斜走隆線は、下顎が後方にいかないようにストップさせる働きと、左右に動く時に誘導させる働きがあります。

スチュワートグルーブと平行している隆線ですね☆

なんて・・・・ でも、だから一体何なのでしょうか。

スチュワートグルーブなんて久々に聞きました。 

「スチュワートグルーブって何でしょうか?」

私はすっかり記憶の外だった(-_-;)ので、 稲葉先生に聞いてみました。

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スチュアートグルーブは上顎第一大臼歯の咬合面に作られる溝です。

(上の写真でいうと緑色の線です)

天然の歯は素晴らしい機能を持っていますが、スチュワートグルーブはありません。

上顎第一大臼歯の中心窩から平衡側へ抜ける、最も大きな咬頭である舌側近心咬頭の内斜面がたびたび、ファセットでピカピカ光っているのをみたことがあるかと思います。

それは、対合歯の下顎第一大臼歯の遠心頬側咬頭の内斜面との間で平衡側の干渉を起こしているためなのです。

そこでワックスアップの際、最初から干渉が出ないように斜走隆線に沿って中央窩から咬頭頂に向かって溝を形成し、咬頭頂が通り抜け易いようにしたのがスチュワートグルーブです。

そして、斜走隆線(オブリーグリッジ)は、上顎の第臼歯の咬合面に存在する頬側遠心から舌側近心に斜めにまたがる大きな隆線です。

(上の写真で緑色のスチュワートグルーブと平行に走っている水色の隆線です。)←マジックで書いてみました^_^


この歯は乳歯列から永久歯列に成長する時、最初に萠出する大切な歯で下顎の第1臼歯と噛み合い歯列の要になる6才臼歯と言われる歯です。

上顎の咬合面の中心窩に下顎の遠心頬側咬頭がしっかりと噛み合うことで、中心咬合位を作ります。

そしてこの斜走隆線がある事により下顎を後方向に押し込まないようストッパーの役割をしています。

更にこの斜送隆線は機能的にも大きな意味を持っています。

下顎運動は回転と滑走があることをいつもお伝えしていますが、作業側は回転し平衡則は滑走します。

即ち、

作業側は頬側に回転し、平衡則は斜めに舌側に向かいます。

斜走隆線がこの運動を誘導するのです。

この様な理由で斜送隆線は大変大切な隆線ですが、この部をインレーを形成する際、予防拡大と称し削除し、形態を無意識に変えてしまう事は大変問題です。

たとえインレーといえども咬合器に付けて精密に作って頂きたいと思います。

なるほど、よくわかりました(^_-)-☆  

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さてさて、こちらは、なんと。

稲葉先生がチャールス・ E・ スチュワート先生の講義の資料です。

左側の図はイコライザー、クロージャー・ストッパー、右側の図はABCコンタクトに関してのものです。

以下、稲葉先生の解説です☆♪

これらの単語は臼歯の咬合面の調整の際に重要な知識です。

咬合力を歯軸に伝えることは歯を長持ちさせる為に重要な事です。

逆に言いますと、臼歯は側方力を避けなければなりません。

咬合面は山あり谷ありの大変複雑に出来ていますが、その形態は8つの要素で形成されています。

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即ち  1 咬頭頂  2 辺縁隆線  3 外形隆線  4 三角隆線  5 発育溝  6 副溝  7 副隆線 8 窩  から成っています。

歯は咬合面を観察して見ると平らな所はありませんので、上下の歯の接触は大変不安定になります。

ナソロジーの始阻チャールス E スチュアートはこの咬合面の接触形態を安定させる為にイコライザーとクロージャーストッパーが必要である事を主張しています。

臼歯の接触状態を前頭断で見ると、いわゆるABCコンタクトが有ります。

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即ちAコンタクトは上顎の頬側咬頭内斜面と下顎の頬側咬頭の外斜面の接触です。

Bコンタクトは上顎の舌側咬頭の内斜面と下顎の頬側内斜面が作る接触です。

Cコンタクトは上顎の舌側咬頭の外斜面と下顎の舌側咬頭の内斜面の接触です。

ABCコンタクトは歯を安定させる為に必要な接触状態を作ります。

この時Bコンタクトが最も大切な接触です。

もしBコンタクトが無ければ歯は頬舌側方向に移動してしまいます。

Bコンタクトをイコライザーと呼び歯の移動を防止する接触を作りますので、上顎の舌側内斜面と下顎の頬側内斜面の接触は無くてはならない接触です。

同様に近遠心方向からみた時にも安定をしなければなりません。

同じ方向の斜面同士の接触では歯は移動してしまいますので、逆の方向の斜面の接触を作ります。

即ち移動する力を打ち消すコンタクトをイコライザーと呼びます。

クロジャーストッパーとは上下の歯を接触させると辺縁同士の接触に2箇所の接触が出来ます。

たとえば2つの輪ゴムを少しずらして重ねると、2箇所の交点が生まれます。

これと同じことが上下の歯の辺縁隆盛同士に生まれます。これは中心咬合位を作る接触であり、下顎が頭蓋に最も近づいて、咬頭と窩、隆線と溝が最大面積で接触する位置を取ります。

そのような意味を持つのがクロジャーストッパーという事になります。

咬合面は一つ一つに大切な意味を持っているのです。

ということです。

質問です。

「イコライザーがないと、歯はどうなってしまうのでしょうか?」

・・・・・

歯ぎしりとかしちゃうのかな?

と思った私。

ブーでした^_^;

イコライザーいわゆるBコンタクトがないと、上下の歯は傾斜してしまうそうです。

Bコンタクトをつけることで歯軸に力が入ります。

これはとても大切なことだと思いました。

患者様にも、今度こんな風に説明をしてみようと大変勉強になりました。

ちなみにABコンタクト、BCコンタクトは大丈夫だそうです(^_-)-☆

小臼歯などはABコンタクトが多いようですね。

中心咬合位を作るのがクロージャーストッパーも大事だということがわかりました。

スチュワート先生のテキストは、素晴らしい事が沢山書かれています。

Closure Stoppers

Any contact of a distal incline of an upper tooth with a mesial incline of a mesial incline of a lower tooth is called a closure stopper.

Equalizer

Any contact of a distal incline of a lower tooth with a mesial incline of an upper tooth  is called an equalizer.

~CHALES E.STUART,D.D.S~

ある程度、知識があれば、スチュワート先生のテキストも読めるかもしれません。

何より、挿絵だけで、とても価値があると感じます。

次回開催される実習コースでは、このようなことが沢山学べます。

詳細はこちらです。

↓↓↓

https://www.ipsg.ne.jp/article/14534413.html

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました☆♪

 

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

岩田光司先生『テレスコープシステム入門』セミナー開催されました☆

岩田光司先生『テレスコープシステム入門セミナー』開催されました☆

テレスコープシステムをこれから始めてみようと思ってくださっている先生、興味を持ってくださっている先生方 に向けて沢山の臨床を盛り込んだ素晴らしいセミナーでした。 

今回はIPSG事務局の渡部さんより、岩田先生のセミナーの報告をさせていただきます♪ 

 

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IPSG事務局渡部です。

40名以上の先生方にご参加いただき、会場は満員でした。

参加いただいた先生方本当にありがとうございました。

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セミナーは、まず実際にテレスコープシステムを受けられた患者様のお話の映像から始まりました。

この治療方法に出会う前、そしてこの治療を選択したその後の使い心地など。

本当に悩んで探して出会った方法で、違和感なく食事を楽しめることが伝わってきました。

医療側がいくら良いものだと言っても、それを判断されるのは患者様ご自身です。

生の声で感じることができ、ご覧になった先生方にもご理解いただけたのではないでしょうか。

また、それほど高度な技術を提供するということは、Drにとってかなりの忍耐力とそれと同じくらい繊細さが必要とされるというのは想像されます。

 

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岩田先生の自己紹介で山をマウンテンバイクで下りたりするような“アドレナリン”の出るような果敢なスポーツを好まれるという意外な一面も、聞いていて楽しかったです。


途中途中、岩田先生ご自身の苦心して作られた治療のアニメーションは「大変だったんですけど」とアピールしてしっかり笑いもとったりと、前半はとってもなごやかな印象でした。

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後半は、この治療をするにあたって、基礎となる咬合や設計の仕方のお話でした。

その知識量に、先生方は圧倒されたのではないでしょうか。

とにかく資料などがすごいです。

もっと本当はご紹介したい症例があったのですが、この続きは次回のセミナーでお伝えしたいと思います。

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先生方からのどんな質問にも的確な答えをされてました。

 

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岩田先生は、IPSG代表、稲葉繁先生の有能なお弟子さんです。

今までセミナーを開かなかったのが大変不思議なくらいです。

これから、岩田先生を見かける機会が増えてくると思うので、こんなお顔です。

覚えておいてくださいね☆

 

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そしてびっくりしたのが懇親会。

20名以上もの先生方が参加してくださいました。

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盛り上がりすぎです(^_-)-☆

今回ご参加いただいた先生方から沢山のアンケートをいただきました。

ご紹介させていただきたいと思います。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

◆図、シェーマ等の作り込みが素晴らしい。わかりやすい。義歯に必要なすべての要素に卓越した知識、技術が盛り込まれていました。患者さんの肉声も入っていて全てにおいて素晴らしかったと思います。

◆とてもわかりやすく説明で理解しやすかったです。ただ3時間の内容にしては量が多くて少しスピードが早かったです。また資料などがあると助かります。すごい仕事量ですね。

◆素晴らしいたくさんのスライドでの説明ありがとうございます。ただノートを取りながらスライドをゆっくり見れなかったので残念でした。写真OKということでしたらお手数ですがレジメを作って頂けたらとても嬉しいです。とっても素晴らしいスライドだったのでそうして頂けたら幸いです。入門編以外でレジメはありますか。ご検討宜しくお願い致します。

◆非常に説明が(スライドを含む)わかりやすい。動画。
・それぞれの患者様の状態の問題点を適確にあげてそれをしっかり改善していく様がわかりやすかった。特に最後の反対咬合の患者様。

◆これまでの岩田先生の臨床治療の結果をスライドを混ぜながら分かりやすく拝見する事ができました。又再度フェイスボーによる咬合診断の大切な事を確認しました。

◆自分でワックスアップが出来ないといけないと強く思いました。なまはんかな気持ちでテレスコープには手が出せなかったと思いました。

◆安価で詳しく話を聞かせて頂いてこれからこの分野についての学習を進めようという意欲がわきました。

◆自分の知識が少ないのでなかなかイメージがわかない事が、今日とても解決しました。特にディグマの所が良くわかりました。

◆稲葉繁先生一筋でここまでいける。またここまで自分のものにした岩田先生はすばらしい。

◆素晴らしいセミナーを有難うございました。咬合診断の方法をもう少し聞きたいです

◆とても良かったです。時間が短くちょっともったいなかったかなあと思いました。

◆ISPDなどインプラント支持のコーヌス等の症例があるとより適応範囲が広がるので宜しくお願いします。

◆豊富なスライドで理解しやすかったです。4時間の時間では物足りないと思います。もっともっと詳しく聞きたいと思います。

◆情報量が多く、非常に勉強になりました。症例がたくさん見れ、わかりやすかったです。有難うございました。

◆スライドとてもうまく作ってありました。わかりやすかったです。

◆内容がパーフェクトでした

◆建設的でわかりやすかったです。もっと時間をとって1項目ずつ詳しく聞きたくなりました

◆咬合診断をしっかりできるようになりたいと思いました。モチベーションが上がりました。有難うございます。

◆あふれる知識、経験に圧倒されました

◆義歯の設計は咬合診断の大切さが良くわかりました。保険の義歯の設計の中にも使えるヒントが沢山あり、有難かったです。

◆アニメーションの絵のパワーポイントが多かったのでとてもイメージングしやすかった。特にディグマの事がすごく分かりやすかった。

◆初診時の口腔内写真を含め、咬合診断の重要性があらゆる症例で印象に残った。特に体軸に対する咬合平面の話

◆臨床的な話のほうがすぐ役立ちやすいですが、学問的な話が頭を整理するのにとても参考になりました

 

本当に沢山の感想をいただき、ありがとうございました☆♪

感想を読むだけで、どれだけ充実したセミナーだったか想像することが出来ると思います。

ぜひ、次回もご参加いただけたら嬉しく思います(^_-)-☆

ご参加いただいた先生方、そして岩田先生、本当にありがとうございました。

 

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上下顎同時印象法

2012『総義歯ライブ実習コース』開催されました☆

こんにちは。

IPSG事務局、稲葉由里子です。

2012年7月14.15.16日『総義歯ライブ実習コース』 が開催されましたので、ご報告させていただきます☆

今回も全国から沢山の先生方にお集まりいただきました^_^

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今回の患者様は63歳女性です。

稲葉歯科医院の患者様で、もともと歯周病治療で通われていましたが、数年前に総義歯となり今回、ご協力いただくこととなりました。

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一日目はスタディーモデルの印象です。

今回新しく開発したSIバイトトレーを初めて使ったシステムで進めていくことになりました。

SIバイトトレーとは、スタディーモデルを中心位でトランスファーするためのトレーです。

上下顎同時印象を実行する場合に重要な事は、個人トレーとゴシックアーチの描記に使用する装置を製作しなければなりません。

今までは、スタディーモデルを咬合器にトランスファーする際、平均値で製作していたので多少の誤差を生じることがありました。

その誤差を精密印象時に修正していましたが、今回開発されたSIバイトトレーを用いると、より精度が増し、最終印象まで、スムーズに進むことができるようになりました☆ 

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スタディーモデルの印象を採った後、SIバイトトレーにパテタイプのシリコン印象材を盛り、口の中へ入れ、噛んでいただきます。

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その際、中心位で噛ませてください。

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 そして、フェイスボートランスファーを行うために六角棒を装着。

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この状態で、咬合高径もだいたい決定させます。

ダヴィンチの比例法を用いています。

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KaVoのフェイスボーを使って、正中を記録します。

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SIバイトトレーを口の中から取り出します。

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SIバイトトレーを用いると、このように上下の模型を簡単に咬合器に付着する事が出来ます。

これを思いついた稲葉先生はすごいと思います。

SIバイトトレーには六角棒が入る穴が二つあり、記録がずれないように固定する役割と、トランスファースタンドに六角棒が当たらないように、ずらすことで、同じ状態を再現することが可能です。 

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SIバイトトレーで精度の高い個人トレーを製作し、いよいよ上下顎同時印象です☆

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ガンタイプの印象材を口腔内に注ぎ込み、


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嚥下をしていただきます。

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先生方にもじっくりご覧いただきました^_^

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上下顎同時印象法による、口腔内のすべての情報をコピーした、印象です。

素晴らしいですね☆♪

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技工はIPSG技工インストラクターの、岡部宏昭先生です。

岡部先生は、Dr.Schleichの総義歯コースのインストラクター、阿部晴彦先生の元技工インストラクターで、その腕は世界一といってもいいと思います。

もちろん、今回も稲葉先生と岡部先生のコラボは最強でした☆

重合は、イボカップシステムです。

この方法が開発されて30年以上経過しますが、いまだかつてこの重合方法を上回るものはありません。 

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保険の義歯とイボカップを重合方法を比べると、その精度の差は明らかです。 

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そして、イボカップで重合した義歯は、保険の義歯と比べて、着色、臭いを吸収しにくいので、入れ歯洗浄剤を使う必要はあまりないということ、通常のように歯ブラシに少し歯磨き粉を使っていただくだけでも十分だというお話もありました。

ポリデントは厳禁です。

義歯の色が白くなってしまいます。

「え?そうなの?!」←私

先生方も気を付けてください・・・・^_^;

重合方法のお話のあと、義歯をイボカップから取り出し、研磨作業です。

 

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この作業がとても勉強になりました。

患者様への義歯の修理のヒントなどを沢山得ることができました。

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オーバーインプレッションの部分をどのように研磨するのかなど、ヒントが沢山ありました。

ブルーの線は顎舌骨筋線、ここから下はすべてとってしまいます。

この部分は、舌の動きのじゃまをしてしまいます。

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「また、このように外側から押すと、義歯がスポンっと外れてしまいますよ」

と岡部先生^_^

 

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そして3日目、いよいよセットです☆♪

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「ほら、全然外れない」

と自信満々な稲葉先生。

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すべての先生方に確かめていただきました。

先生方、びっくりすると笑ってしまうようです・・・

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こちらの先生も、うれしそうに笑いながら確かめてくださっています。

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上顎の吸着もすごいですが、

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下顎だって外れません。

私も心配だったので、触らせていただきましたが、安心な吸着ぶりでした☆

ライブなので、何があるかわかりません。

患者様も毎回違います。

会員の先生からご紹介いただいた難症例の方をライブで実習したこともあるこのコース、本当に大盛況でした☆♪

そして完成した総義歯がこちらです!

↓ ↓ ↓

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上顎の口蓋はイボカップシステムの重合により、透けるほど薄いです。

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下顎の形も特徴的ですね♪

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芸術的です^_^

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何より、患者様に一番喜んでいただきました。

ワクワク、うれしくて前の晩は寝れなかったとおっしゃってくださり、

「最高の総入れ歯です」

と言葉をいただきました。

すべて、DVDに記録をしてあるので、患者様の声を含め一連の作業をご覧いただくことができます。

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セット後すぐに先生方の前で一緒に食事をしました。

お弁当の中で、一番食べずらい物を稲葉先生勧めます。

ごぼう、イカ、こんにゃく、ゴマのついたおしんこなどです。

患者様が奥歯へ食べ物を持っていこうとすると、

「だめだめ、前歯で噛み切ってね」←稲葉先生

義歯は前歯で噛み切ることが一番苦手ですね。

なんでも食べることができました。

痛いところもないそうです。

まさに究極の総義歯を見ることができました(^_-)-☆

先生方からも沢山の感想をいただいたので、一部ご紹介させていただきます。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

◆世界最高の義歯への道のスタートラインに立つことができました。感謝します。一流の技に触れることができとても幸せです。一つ一つ実践し、自分のものにしたいと思います。ちょうどこの講習会に参加しはじめて丸一年がたちました。ありがとうございます。顎関節症、咬合、義歯等色々勉強させていただき、臨床が楽しくなりました。

◆素晴らしいです。全て理にかなった手法だと思います。

◆わずか3日間という短期間で、これ以上ないくらいの完成度の総義歯が出来上がるということをこの身をもって体験させていただき、ありがとうございました。

◆本物を確信しました。

◆究極の総義歯のDVDを何度も繰り返し見て勉強していましたが、今回の実習で生で見ることでわからなかった部分がよく理解出来ました。上下顎同時印象による総義歯のシステムはすべてが計算しつくされていて、まさに究極だと思いました。岡部先生のセミナーも受講して早く実践できるようになりたいと思います。

◆6月の講義からこのライブ実習までとても楽しみでした。アキュトレーを使ったスタディーモデルの印象からSIバイトトレー、上下顎同時印象など、どのステップも規格化されており、臨床にすぐに活用できそうです。実際に患者さんの吸着を触れることができて、その吸着力に驚きました。明日からの臨床、頑張れそうです。今日もありがとうございました。

◆総義歯のイメージを新たにしました。ありがとうございました。稲葉先生のお話の中に出てくるデンチャーセミナーを過去に受けたことがありますが、この方法をぜひ自分に身に付けたいと素直に思いました。今後共、ご指導ご教授の程よろしくお願いいたします。

 

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。

このような素晴らしいセミナーを開催できたのも、先生方が純粋に勉強をしたいというお気持ちと、積極性によるものだと感じます。

会場を提供してくださったKaVo Dental Systems Japanの方々、田中歯科機械店の方、そしてスタッフの皆様に心より感謝いたします。

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【IPSG包括歯科医療研究会】

2012『総義歯の基礎と臨床』開催されました☆

IPSG事務局、稲葉由里子です。

2012年6月24日『総義歯の基礎と臨床』がKaVo Dental Systems Japan にて開催されましたので、ご報告させていただきます。

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今回も全国から沢山の先生方にお集まりいただきました☆

稲葉先生が開発した、『上下顎同時印象法』は、その名の通り、最終印象を上下顎一緒に印象するため、患者様にも負担が少なく、ドクターも精密な作業を集中して行うことができるのが特徴です。

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具体的には

1回目 スタディーモデルの印象

2回目 精密印象

3回目 試適

4回目 セット

と患者様に来院していただくのは、スムーズにいけば4回で行うことが可能です。

精密印象では、印象を直接フェイスボーにつけるので狂い用がありません。

咬合高径についても、

上唇小帯と下唇小帯の低い所・・・日本人40ミリ 小さい人で38ミリ

でだいたい決まります。

ぜひ、この平均値を覚えていただければ、驚くほどその通り使えます。

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義歯の安定に関与する外力、この図はとてもわかりやすいのでぜひ覚えていただきたいと思います。

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今回、近代総義歯学の基礎を築いた、スイスの歯科医師のAlfred Gysi(アルフレッド・ギージー)の歴史をたどりました。

Gysiはカンペル氏の平面のコンセプトを作ったり、 シンプレックス咬合器、トゥルバイト人工歯の開発など、沢山の業績を残しています。

今回、90年前の『ギージーフィルム』(和田精密技研)をご覧いただきました。

印象法からゴシックアーチ、フェイスボー、排列まで、Gysi自身のライブ実習を動画でご覧いただいたのはIPSGでも今回が初めてでした。

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Gysiの問診の様子です。

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口蓋皺癖です。

義歯の床縁は必ず両側のハーミュラーノッチを結んだ線A-lineまで伸ばすことが大切です。

アーと言ってふるえるところがA-lineですね☆

よくできたアニメーションです。

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印象採得です。

稲葉先生、閉口印象の必要性についても、話がありました。

『開口印象だと翼突口蓋縫線が持ち上がった印象がとれてしまう。』

『閉口印象だと、A-lineが封鎖する印象がとれる。』

納得です。

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これ、おもしろかったです。

印象採得をするときに、こうやって色んな顔をしてね。

と色んな顔をして見せている動画です。

患者様もかすかに笑ってます^_^

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カンペル氏平面と咬合平面を確認しています。

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そして、フェイスボートランスファー。

Gysiの90年前の動画から学ぶところは非常に大きかったです。

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今でも十分通用しますし、その細かな過程は感動的でした。

少なくても、これを超えないとまずいという話になります(-_-;)

シンプレックスの咬合器、フェイスボートランスファーの情報を再現しています。

 

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Gysi自身によるワックスアップの様子です。

パイプたばこを吸いながら、患者様の治療をしている様子もあり、すごい感じでした。

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そして、稲葉先生の総義歯の原型となった、ドイツチュービンゲン大学のDr.Reiner Strackについて、詳しく説明がありました☆

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こちらがStrackだそうです。

キリッとしてます。

この技術のパテントを取った資料のコピーはシュライヒ先生からいただきました。

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シュライヒ先生は大の日本好き。

日本での講演の様子です。

稲葉先生は、シュライヒ先生の義歯の外形をみて驚嘆したと言います。 

 

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こちらはシュライヒ先生からいただいたスライドからです。

GysiとStrackの排列、理論の違いについてです。

稲葉先生は、歴史を勉強することで、上下顎同時印象法が生まれたと言っていました。

歴史を学ぶことは非常に大切です。

まさに温故知新ですね^_^

シュライヒ先生の義歯はフルバランスドオクルージョンで、咬頭がしっかりついています。

リンガライズドオクルージョンがなぜよくないかというと、

関節がリンガライズドになってしまうからということです。

顎関節はリモデリングセンターです。

咬頭がないと、顎関節がだめになってしまいますね(>_<)

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素晴らしい解剖図、わかりやすいです。

口輪筋、頬筋のサポートはこの総義歯のキーになります。

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義歯の外形は必ず書くようにしてください。

と話がありました。

切歯乳頭から7ミリ外側に前歯1番の尖頭。

口蓋縫線1番目からCPCラインに向かい9ミリ先が犬歯の尖頭でしたね☆

ちなみにCPCラインは、ケーナイン パピラー ケーナインです。

模型から沢山の情報を得ることができます。

先生方も、本当に熱心に聞いてくださいました。

最後に、稲葉先生の上下顎同時印象法の動画をみていただき、質疑応答も盛り上がりました。

ご参加いただいた、先生方からの感想を一部お伝えいたします☆

☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。

◆オリジナルのイボカップシステム等、たくさんの資料が見れて大変有意義でした。総義歯の歴史を学び、上下同時印象の優れた点がよくわかりました。本当に素晴らしいアイデアがつまったすごいシステムだと思いました。次回実習がとても楽しみです。今日は有難うございました。

◆世界で唯一最高総義歯を学ぶことができ、とても幸せです。実習コースもとても楽しみです。少なくともギージーの90年前を上回りたいと思いました。

◆上下顎同時印象の一連の流れを大まかに把握することができ、有難うございます。患者さんの通院回数も減り、素晴らしい術式だと思いました。細かいところや詳しいことは実際に目でみないとわからない部分もあると思うので、実習セミナーを受けたいと思います。

◆久しぶりの受講で忘れていたことも沢山あり、とても勉強になりました。今後の臨床に即取り入れたいと思います。有難うございます。

◆何度教えて頂いても、参考になることが多いです。理解が深まります。

◆90年前のギージーの動画はすごかった。現在の自分の総義歯は90年前の臨床より劣っていた。

◆各コース単回では、完全に理解するのは難しいと感じました。年間の全コースに参加して咬合に対する理解を深めていきます。

◆もう少し、実際の製作のスライド、ビデオを多く拝見したかったです。それはライブで見ないとわからないかもしれませんが。。。スライドの内容をレジュメにリアルに反映させて頂くと後程の復習がしやすいかと思います。

◆稲葉先生の治療は全て反復だと思います。先週木曜日に(6/21)に見学した患者さんが上下同時印象にて咬合採得、ゴシックアーチ、フェイスボーの採得を見学させて頂き、3日後には再度講義を受講しますとより勉強になります。

◆総義歯に必要な知識が歯科医学の原点だと思います。現在は●●操作を技工士さんに任せてしまって歯科医師がわかっていない場合が多いと思います。本来は一人の患者さんと向かい合い、技工操作をしかし医師が全て手がけて作り上げるという事が大事だと思いました。(可能な限り)次回7月の総義歯製作の実習コースで更なる知識と実践技術を見てみたいと思います。いい道具も良い指導の元に正しく理解し、身につけなければ単なる道具で終わってしまいます。稲葉先生の講義を聞いてレベルを高めていけたらと思います。

◆和やかな雰囲気の中、有意義の飽きのこないご講義有難うございました。また宜しくお願い致します。“一番印象。。。”⇒Gysiの90年前の総義歯、稲葉先生がリヒテンシュタインの国王だったこと(笑)

 

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。

また、会場を提供してくださったKaVo Dental Systems Japanにも、心よりお礼申し上げます。

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

2012『第30回日本顎咬合学会学術大会』のご報告

IPSG事務局の稲葉由里子です。

『第30回日本顎咬合学会学術大会』が有楽町の東京国際フォーラムで開催されたので、そのご報告をさせていただきます☆

一日目、稲葉先生は『各種パーシャルデンチャーによる機能回復』の座長を務めましたが、残念ながら私は参加できず、二日目からの参加となりました。

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こちらは、KaVo Dental Systems Japan のブースです♪

とってもかっこよかったです^_^

 
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美しいユニットです。

このユニットを使うと、もう他のものは使えないかも・・・

ユニットが何倍もの効率を高めてくれて、患者様の負担を最小限にしてくれます。

 

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今回、カボのランチョンセミナーの整理券、10分でなくなるほどの人気ぶりでした。

会場が今回、少し狭かったので、キャンセル待ちに並ぶ長蛇の列・・・

会場が小さかったのが残念でした(-_-;)

 

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ぎゅうぎゅうで、立ち見席もいっぱいでした。

今回のランチョンセミナー、稲葉先生を抜かしてすべてインプラント関連ということもあり、反対に盛り上がってしまいました。

今、これだけの先生方が義歯に関心があり、勉強をしたいと思っているという事がよくわかりました。

『カボシステムによる究極の総義歯』です☆

 

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今回も沢山の動画を用いての講演、わかりやすいです。

 

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動画で、上下顎同時印象、フェイスボートランスファー、ゴシックアーチ、咬合採得をすべてご覧いただきました。

本当に大盛況でした☆♪ 

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そして、すぐにテーブルクリニック。

大忙しで、移動です。

岩田副会長が、万全の準備をしていただいたので、スムーズに進むことができました^_^

 

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『日常臨床に応用する顎機能検査』

こちらもカボ、ディグマを用いた症例です。

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先生方も大変熱心に聞いてくださいました☆


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こちらは、顎関節音の聴診、ドップラーのデモです。

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そして、ディグマのデモです。

3D画像と照らし合わせながら、行いました☆

先生方にもとても興味をもっていただけたと思います^_^

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こちらの写真は、ランチョンセミナーが始まる前に撮った記念写真。

左から、稲葉歯科医院のスタッフの西山さん、同じく稲葉歯科医院のホープ佐藤先生と、田嶋歯科医院の田嶋健先生、それから私です^_^

とても充実した学会でした☆

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

石原明先生+稲葉繁先生コラボセミナー

こんにちは。

IPSG事務局、稲葉由里子です。

5月27日(日曜日)KaVo Dental Systems Japan で10時から17時まで、『石原明先生と稲葉繁先生のコラボセミナー』が開催されたので、ご報告させていただきます☆

内容は、稲葉先生「咬合調整の極意」石原先生「無理なく、短期間で収益を上げる方法」です。

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午前中10時から12時まで、IPSG代表の稲葉繁先生の講演、「咬合調整の極意」でした。

咬合調整に限局した、新しい試みのセミナーです。

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こちらはゲッティンゲン大学の教授A.Motschの本の表紙です。

この本は大変素晴らしい本で咬合のルールがたくさん詰まっています。

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稲葉先生、顎関節の形態について、話した後、

「これぼくの携帯

と携帯電話を見せていました・・・^_^; 汗

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先生方、稲葉先生のダジャレにだんだん慣れてきました☆

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咬合の法則について

「咬合は、大事だと思って聞いていても、すぐに忘れてしまうのですが・・・(-_-;)」

と私が質問したところ

「毎日、意識しないとダメだよ」

「削っている場所をつねに、スタンプカスプなのか、シェアリングカスプなのか。上顎に対する咬頭と窩の位置を必ず意識するように」

と教えてもらいました。

腑に落ちる一言でした。

自分は、いつも意識していないから、覚えられないのだと感じました。 

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BULLの法則、MUDLの法則、DUMLの法則

についても詳しく説明がありました。

◆BULLの法則

咬合調整の時に咬合紙の色が印記された歯が上顎と下顎どちらを削ったらいいのか悩むことがあります。

その時、どちらを削るのかという法則です。

ぜひ、模型をみていただいて、確かめていただきたいと思います。

● 非作業側→上顎では下顎歯の咬頭が通過できるよう。また下顎には上顎歯の咬頭が通過できるように、溝を形成します。

● 作業側→BULLの法則を適用します。

BULLの法則といいうことは、上顎(U)の頬側咬頭(B)、下顎(L)では舌側咬頭(L)を削るというルールです。

◆MUDLの法則

中心咬合位から中心位に導くと上顎の近心斜面と下顎の遠心斜面があたりますよ。

という法則です。

BULLの法則と違って、どちらを削るというものではありません。

◆DUMLの法則 (Upper Distal Lower Lingal)

下顎を前方に導くと、上顎の遠心と下顎の近心が接触するという法則です。

犬歯が誘導時はあたってこないけど、前歯の誘導がなかったときは上顎の近心斜面と下顎の遠心斜面あたるということです。

ということで、どちらを削るというのはBULLの法則だけです。

なんとなく頭に入っていたことが、今回のスライドで、はっきりとわかりました☆♪

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Glickman,Schuyler,Ramfjord,Lauritzen,Stuart,Guichetなど咬合調整法にも色々ありますが、今回は時間が足りなかったので、第二弾としてお伝えしたいと思います!

そして午後13時から17時まで、「無理なく、短期間で収益を上げる方法」を石原明先生にたっぷりお話しをしていただきました☆♪

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『何をどう学べばIPSGの先生方が、テレスコープシステム、顎関節症、総義歯の技術を身につけることができるのか』

ということなのですが、すべてのセミナー、実習コースを受けて、少なくても1年間はかかります。

勉強するには、ある程度、心の余裕とお金の余裕が必要です。

先生方が勉強に打ち込むためには、安定した収益がとれていなければなりません。

お金+時間の余裕がないと純粋に勉強に打ち込むことは難しいと思います。

ということが、今回のセミナーが企画されたきっかけです。

具体的には、

◆時間を三分割する
◆保険外の治療ができるようになる方法
◆富裕層の方にどんなアプローチをすればいいか
◆インターネットを効果的に活用する方法

などがありました。 

特に富裕層に対するアプローチはかなり細かくお話しをいただきました。 

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「無理なく収益が上げる方法」と言っても、じーっとしていても、結果はでません。

時間を管理する上手な方法についてお話しがありました。

お話しの中で、時間を3分割することが大切だと教えて戴きました☆

3分の1 の時間で、生活が安定するような売り上げを作り、バランスがとれるようにする

3分の1 でスキル身につける

3分の1 で人脈つくる

ということでした^_^

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その後、私が配信しているメールマガジン、ブログの他に、石原先生とのメールのやりとりを公開させていただきました。

正直、びっくりしました。

ひとつかふたつだと思ったので(-_-;)

穴があったら入りたいぐらいはずかしかったです。

「ここまで掘り下げた話はIPSGでしか、教えない。」

とおっしゃっていましたが、それくらい具体的な内容でした。

どんな内容かは内緒でーす^_^

明日から実行できるお話しをたくさんいただき、本当にありがとうございました。

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セミナーが開催されたKaVo Dental Systems Japan のショールームの前で、石原先生と記念写真をとらせていただきました^_^

なかなかこんな機会はないので、うれしかったです♪

KaVoのユニットは、機能性に加えて審美性も兼ね備えています。

VIPな患者様用のユニットですね☆

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その後の懇親会です☆ 

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左から、林先生、IPSG会長の飯塚先生、木谷先生です☆

一日ご苦労様でした。

お酒も話も盛り上がりました♪


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私も懇親会に参加させていただきました。

先生方と、沢山おしゃべりすることができてうれしかったです。

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました^_^

そして当日会場を提供してくださったKaVo Dental Systems Japanの方々にも心よりお礼申し上げます。

参加してくださった先生方の感想を一部ご紹介いたします。

☆彡:・;.*:・。゜゜・:゜*:。゜.*。゜.o。・。゜o.゜。・*。・゜.。☆彡

◆今まで受講した時に知りたかった咬合調整の方法を知ることができて良かったです。咬合調整のの際に常に顎関節の状態を意識しながら行うなど、改めて認識しました。濃厚な講義でした。石原先生の講義は面白くわかりやすい講義でした。実際に患者さんにどのようにアプローチしていけば良いかがよくわかり、肩の力がすっと抜けた感じでした。有難うございました。

◆・先生が飛ばされたスライドをじっくり見たかった
・自院の経営について実際のアドバイスを頂きたいと思った。大変お話をおもしろかったです。自分の知らない世界がありました。

◆・咬合調整がしっかりできるようにもっともっと基本を身につけないといけないと認識しました。
・まずは自分を変える自己改革が必要なのがわかりました
・とてもおもしろく身になるセミナーでした

◆咬合調整は一日のセミナーで受講したいです。石原先生の話も今までになく具体的なアドバイスでとても良かったです。

◆稲葉先生、石原先生のコラボの研修の話は大変良い勉強になりました。特に石原先生のトークは初めてのことばかりなので良かったです。有難うございました。「わかっていると思いますけど」のフレーズを明日から使いたいと思います。

◆大変充実した内容でたくさんのヒントがありました。感想を書く時間がなくなってしまいましたが、今日は有難うございました。次回も宜しくお願いいたします。

その他、やはり咬合調整について、もっと聞きたかったというご意見を多数いただきました。

ありがとうございました。

今後の石原先生とのコラボセミナーではマーケティング6回セミナーに合わせて、『咬合治療の極意』の6回コースを企画したいと思います。

次回は8月26日に石原明先生と稲葉繁先生のコラボセミナーを開催する予定です^_^

ぜひ、ご参加ください☆

 

 

 

 

 

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2012『ハーモニックオクルージョン』~審美と咬合のハーモニー~

こんにちは。

IPSG事務局、稲葉由里子です。

2012年5月13日、『ハーモニックオクルージョン』~審美と咬合のハーモニー~が開催されたのでご報告させていただきます。

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こちらは稲葉先生が書いた絵で、人は異性がいてはじめてお洒落をするという、審美の原点を描いたものです☆♪

中央にいるのが女性でその両脇を男性が取り巻いています^_^

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今回のセミナーは、稲葉先生が、1991年から4年間に渡り、日本歯科評論に連載したコラム「美の追究」をもとにした内容です。

1991年当時、稲葉先生は、審美歯科についてある程度考えをまとめていました。

若い方からお年寄りまで、歯のある方から残念ながら失ってしまった方まで、それぞれの審美歯科があります。

歯を白くするということはもう、そんなに難しいことではありません。

稲葉先生の審美歯科はどちらかというと『ごまかしのテクニック』だと思います。

そんな、すべての患者様が良い条件ではありません。

歯が入るスペースもないかもしれないし、矯正ができない状態かもしれません。

『ごまかしのテクニック』はそんな時最大限の効果を発揮します(*^_^*)

ということで、稲葉先生がどのように審美歯科を考えるかということを丸一日たっぷり聞いていただきました。

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『人の歯列はなぜこんなに上手くできているのか』

審美と咬合のハーモニーについて、アンテリアーガイダンスの重要性が今回、本当に詳しく解説がありました。
前歯はエステティックとファンクションの2つの役割があるにもかかわらず、今審美については材料の話ばかりです。

材料に分析と機能をどのようにつけていくかという事が、非常に重要なのにもかかわらず、それについて重要視されていません。

犬歯は平衡側の顎関節から一番遠い位置にあります。

歯冠、歯根比が長い、緻密骨である、感覚受容器(レセプター)が発達していることから、 天然歯の歯の誘導に最適です。

本当に人の歯列はなぜ、こんなに上手くできているのでしょうね^_^

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アンテリアーガイダンス、前歯の誘導のあて方についての説明です。

ギージーは矢状顆路角の平均は33度、 この矢状顆路角+7~10度を与えるのが理想的で、+20度、25度だときつくなるから注意が必要、と稲葉先生の話がありました。

矢状顆路角を咬合器上で33度に設定し、インサイザルテーブルに10度角度をつけても同じことです。

そして、前歯の誘導で臼歯が離れる量は最低1ミリとるように、切端の噛みこみの深さが2ミリ以上の場合は注意が必要、ディープバイトは関節に悪影響を及ぼすということも気を付けないといけないと話がありました。

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アピアランスガイド、基準線についての説明です。

適当に患者様に説明してもわかりません。

きちんと、アピアランスガイドの線を引いて模型上で説明をすることが重要です。

◆FRC フェイシャル・リッジ・クレスト (歯冠の長さ、歯軸の方向を表す線)

◆LA ライン・アングル (歯冠の幅を表す線で、隣接面に移行する歯軸線)

◆GCC ジンジバル・カンター・クレスト (歯冠を横切りPCに関係する豊隆線)

◆ICC  インサイザル・カンター・クレスト (審美性に関係する豊隆線)

 その他にも、CF-line(セントラルフォッサライン)、LI-O-line(リンゴオクルーザルライン)、BO(バッカルオクルーザルライン)の説明がありました。

このような事は 他では聞けないですね☆♪

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歯の黄金比、1:0.618の法則

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デンタル・イリュージョン。

審美とは、『ごまかしのテクニック』 です☆♪

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本当に盛りだくさんな内容で、1日では話が足りない程でした。

今回プレゼントさせていただいた、「美の追究」の合冊本にすべて書かれているので、後で復習して頂きたいと思います。

 
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こちらは、以前私がドイツシュツットガルトで見学させていただいた、技工士の大久保先生がお勤めのラボで、大変素晴らしい仕事を見させていただいた時のものです。

「審美歯科をするならば、一度は自分でセラミックを焼くように」

どんなに大変な作業か、患者様に説明できるようになるからです。

稲葉先生は、陶材の物理的性質の論文で学位をとったので、

この辺りもとても詳しいです。

Claud Sieberという稲葉先生の友達の技工士は、1本のセラミックの技工料が25万です。

日本ではドクターでもそんな値段はいただいていません(@_@;)

最低でも5.60万は患者様からいただかないと成り立ちませんが、ドイツではそういう治療が行われています。

https://www.claudesieber.com/←Claud Sieberのホームページ、美しいです☆♪

最後に稲葉先生の全顎セラミックの症例を多数、ご紹介。

 
その中には、技工士の川崎従道先生とのコラボ上下全顎セラミックの症例がありました。
 
14年前のものです。
 
14年前と、現在と歯頸部の位置が全く狂わず、そして、ポーセレンのチップもないことに、審美と咬合のハーモニーの重要性をしっかりと感じました。

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岩田先生の審美の症例も多数紹介。

しかも、かなりの難症例を、審美と咬合の分析により、完璧に修復されていました。

 
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今度、岩田先生のセミナーが開かれるので、色々な角度で写真を撮ってみました(^_-)-☆

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セミナー終了後の懇親会です☆

本当に有意義なセミナーでした。

きっと先生方にもご満足いただけたと思います。

先生方からの感想を一部ご紹介させていただきます♪

o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。*:.. *:..。o○☆゜

◆審美の背景にある知識、哲学が膨大ですごいセミナーでした。美に対する意識が変わりました。全顎補綴の患者さんは完璧な治療で歯科の全てを網羅されていてビックリしました。岩田先生の症例も全部素晴らしかったです。

◆稲葉先生がいつも簡単に調整や補綴してるように見えますが、根拠がとてもあるんだという事を痛感させられました。「美の追究」を読んで自分の点の知識を線で結べるようにしたいです。根拠に基づいた治療が出来るようになりたいです。

◆・審美の規準を知れたこと
・impの方法を知れたことが良かったです
・質疑応答がとても濃かったです
・スマイルラインの誤解の話はすごかったです

◆昨年受講した時に美の追究の本を見て、じっくり読んでみたいと思いました。今回手に入ったことで嬉しかったです。他では聞けない審美の話を聞くことが出来て有意義でした。たくさん症例が見れたのも大変参考になりました。

◆ 何回も聞きに来ていたつもりでしたが、私の忘れていた話や新しい話が沢山あり、とても勉強になりました。日常臨床に活かしたいと思いました。

◆・基本コンセプトを知ることが出来てすごく参考になりました。
・スマイルラインに対する考えが間違っていたことがわかりました。

◆審美を知る上で知らないことを沢山教えて頂きました。有難うございます。

◆単純に「歯」だけの話だけではなく、雑学的なことも聞けて楽しかったです。特に最後の質疑応答はかなりためになりました。

◆機能美を考慮した補綴物を今後も臨床で作成していきたいです。

◆知らずにすんでしまっていたことを再度基本を勉強したいと思いました。「美」の考え方はおもしろかった。参考になりました。

 

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました☆♪

 

 

 

 

 

カテゴリー
【IPSG包括歯科医療研究会】

2012『顎関節症ライブ実習コース』開催されました☆

先週末、『顎関節症のライブ実習コース』がKaVo Dental Systems Japan にて開催されました。

全国各地からたくさんの先生方にお集まりいただき、大変充実したセミナーでした☆

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稲葉先生がドイツへ留学したきっかけは、当時チュービンゲン大学の顎関節症の権威、シュルテ教授の講義を受けたかったからです。

シュルテ教授の顎関節症の集中講義は、一週間、朝8時から夜9時まで休みなく行われたそうです。

システム化されたシュルテ教授の図を見ながら解説がありました。

シュルテ教授によると、精神的なものに移行するのは全体の4%だそうです。

やはり、顎関節症の患者様に対して、精神的な不安と肉体的な原因をきちんと分けてあげて、安心させてあげることがまず、非常に大切ですね。

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今回、稲葉先生の元医局員の包先生の衛生士さんお二人にご協力いただきました。

お一人は、咬筋の痛みを伴う開口障害(S字状カーブ)そして、もうお一人は両側の顎関節のクリック音の症状があります。


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まずは姿勢の観察をした後、ドップラー聴診器で顎関節音を聴診です。 

こちらの患者様、クリック音はありませんでした。

今回、新しいドップラー聴診器を使っての聴診です。

ポケットサイズで、以前よりコンパクトになりました☆

ちなみに、クローズドロックの患者様は関節窩内で回転運動だけを行うので、ドップラーで聴診しても音は聞こえません。

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もうお一人は両側の大きなクリック音です。

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とてもかわいらしいお二人なので、それだけで場が和みます^_^

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印象採得からフェイスボートランスファー、模型作りまで、すべて稲葉先生自身がデモをし、解説がありました。

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フェイスボートランスファーです。

KaVoの咬合器、フェイスボー、ユニットはデザインがシンプルで、シルエットも美しいですね☆♪

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先生方一人一人、顎関節の触診をしていただきました。

閉口筋、開口筋に加え、胸鎖乳突筋、僧帽筋、側頭筋などの筋肉に関しても、顎関節症は深く関わっています。

そして、舌癖と顎関節症がどのように関わっているかということについても、こんな説明がありました☆♪

↓ ↓ ↓

一日にでる唾液の量はペットボトル1本分です(稲葉先生は一升瓶と言っていました・・・)

一日これだけの量の唾液を飲み込んでますが、舌癖の方は、間違った嚥下習癖を常に、毎日2000回も行っています。

舌癖の方は嚥下する時に常に顎を前にだしています。

2000回も顎をだしているということになります。

顎を前に出したとき、下顎の6番の近心斜面と上顎の6番の遠心斜面の咬頭干渉により顎関節を下に下げてしまい、顎関節症になっているパターンが非常に多くみられます。

本来、正しい嚥下は口蓋皺癖に舌をつけて唾液を飲むと下顎は後ろに引っ込みます(嚥下位・・・ほとんど中心位と一致する位置)

下顎を2000回前に出しているということは下顎を前に出す時に関係する僧帽筋が2000回引っ張られているという事です。

僧帽筋は肋骨の10番目まで付着しています。

だから腰にも痛みがでます。

舌癖でヘルニアを併発している方も多いので注意してください。

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CE、FH平面と、顎関節の構造、メカニズムについての説明です。

わかりやすかったです^_^ 

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患者様の咬合診断、分析を稲葉先生を取り囲んで、楽しく実習しました☆

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いよいよ、顎機能検査装置、KaVo アルクス ディグマⅡです。

記録されたデーターはリアルタイムでディスプレーに表示されるため、患者様と先生とのコミュニケーションに大変有効です。

患者様のデーターベースとして、術前術後の記録を比べ、保存しておくことができます。

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軽量かつ優れたヘッドフレームの重量配分は測定中の患者様への負担を軽くしています。

センサーは歯列に沿った位置に配したことでより正確なデーターを得ることが可能です。

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IPSG副会長岩田光司先生が、確実な記録をとってくださいました。

12分で。

無駄がありません。

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そして、咬合調整です。

原因は、模型診断で見つけているので、咬合調整に迷いがありません。

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咬合調整はユニットを取り囲んで、こんな感じで、行われています。

先生方本当に熱心に見学されていました。

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咬合調整により、S字状カーブでの開口障害は見事にストレートに変わりました。

すごいことだと思います。 

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患者様にも大変喜んでいただきました^_^  

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もうお一人は、今回私にとって、本当に勉強になった症例だったと思います。

両側のクリックを伴っていました。

術後、完璧にクリックは消えませんでした。

格段に音は小さくなりましたが、まだ残っています。

長い間のクリックで、関節円板が傷ついてしまっていたこと、そして舌癖があったためだと思われます。

このような事は、これから症例を積み重ねていくと私たちも、度々遭遇することかもしれません。

患者様は生体です。

こういうことがあるという事も、知っていただきたいと思います。

私は術前に、「絶対」治りますよ。

という事は、避けないといけないと感じました。

いろんな場面で考えることが出来るかと思いますが、例えば、インプラント治療、テレスコープが

「万能で一生使えますよ」

という事は保証できませんし、言ってはいけないことだと思います。

つい、成約する時の決め言葉として、使いたくなりますが、非常に危険だと感じます。

「クリック音は少し残るかもしれませんが、原因はとれているので、症状は格段に良くなっていくと思います。」

というような表現をした方がいいですね^_^

稲葉先生はほとんどの患者様のクリック音はすぐにとってしまいますが、今回のような場合は少し、残ることもあります。

もし、私であったならどのように患者様へ説明したらいいか・・・患者様への説明について、深く勉強になった症例でした。

傷ついた関節円板は、もちろん、原因をとったことで、徐々に治り、クリック音も消えていくと思います(^_-)-☆

セミナーの内容はとても素晴らしかったです。

筋肉へのメカニズムは、目からウロコでした。

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。

スピーの湾曲をみだしている歯はやはり、見逃せません。

そして、インレーも要注意です。

後日販売されるDVDでもディグマの術前術後を比べられるように、わかりやすく編集して頂こうと思います☆♪

今回、受講していただいた先生方からもたくさんの感想をいただきました。

一部ご紹介させていただきます☆

☆彡:・;.*:・。゜゜・:゜*:。゜.*。゜.o。・。゜。o.゜。・*。・゜.。☆彡

◆今回は筋の痛みの人と、両側のクリックの人を実際に治療しているのをみて、見事に治してしまわれ、さすがの一言につきました。患者さん自身が自分で違いを実感できるのが大きなポイントだと思います。舌癖の話なども少し聞けて、とても有意義でした。

◆30年も前にMFT(今頃注目されている)家庭療法、咬合診断など顎関節症に必要なことをすでに行われていたことにとても驚きです。臨床を見れば見るほどすごさがわかってきます。舌は下顎運動の水先案内人、下顎前方運動は上顎の後方運動等の名言もいっぱいあり、楽しくためになりました。

◆ワクワク、ドキドキ、感動の実習でした。2人の患者さんの治療を見学できてとてもぜいたくな実習でした。咬合調整だけでClick音がなくなったり、開閉口路がスムーズにストレートに運動するようになり、感動しました。ありがとうございました。

◆過去のDVDは全て見ていますが、ライブだからこそ解ることが沢山ありました。

◆実際に患者さんの症状が改善していくのはわかってはいましたが、やはり驚きです。咬合調整の手順も十分参考になりました。バーの使い方も参考になります。

◆科学的なデータに基づく、きちんとした診断の大切さがあらためてわかりました。普段自分の治療は正しい診断をしないで、患者様の口腔内を触っている状態でした。診断の為のデータをとる機器がないとやはり、きちんと治すのはできないのですね。

◆筋触診をおしえていただき感動でした。下顎を前方に出した時、僧帽筋を使うのがよくわかりました。

◆昨年の咬合治療を受けて、何回か同じ話をしていただいているので、ようやく次第によくわかるようになってきました。

◆実際に患者さんを検査、診断し、治療するのをみて理解が深まりました。

 

ご参加いただいた先生方、2日間、本当にありがとうございました。

ディグマの術前術後のデータに関しても後日、アップさせていただきます。