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第3回『成功曲線を描こう』石原明先生+稲葉繁先生コラボセミナー開催されました☆
こんにちは。
IPSG事務局、稲葉由里子です。
2月23日(日)、第3回『成功曲線を描こう』石原明先生+稲葉繁先生コラボセミナーが開催されたので、前半に引き続き、後半の模様をお届けしたいと思います。
コラボセミナーは3ヶ月に1度、計6回に渡り開催しています。
毎回テーマが違うので、ご興味のある内容がありましたら、ぜひお問い合わせくださいませ。
今回のテーマは『目標設定ープランニングの技術を学ぶー』
ということで、お話をいただきました☆
漠然とした目標やプランでは、いくらやる気を起こそうとしても長続きするものではありません。
目標設定・プランニングには、技術があります。
いつも目標を達成する人は、自然にこの技術を身につけています。
目標が現実に達成に向かうイメージや、達成に向けてどう取り組むかということからスタートしています。
目標は、ワクワクドキドキ、感情的に持つことで、潜在能力を引き出せる形で持つのですが、それを達成するためのプランは理性的に立てるというのが、目標設定(プランニングを学ぶ)の内容です。
目標を確実に達成させるためのプランの立て方と、その目標が具体的にどんな形で達成に向かうのかということを具体的に解説いただきました(^_<)-☆
今回のセミナーの中で印象的だったことは、
「一日の中で、未来を作る行動をいくつしていますか?」
という質問です。
一日、家の中でじっとしていても、世の中は動いて行きます。
『行動すれば次の現実』
成功曲線が低い時には、ページをめくることで、思わぬ出会いがあります。
セレンディピティ、私の好きな言葉のひとつです。
ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力。
世の中には、実はチャンスがいっぱいあふれていて、そこにもあるしここにもあるってことです。
石原先生のおっしゃる『行動すれば次の現実』といつも重ねて意識してきました。
言葉の力ってすごいですね。
ぜひ、未来を作る行動を起こしていただきたいと思います。
そして、その次に必要になるのが、タイムマネージメントですね(^_<)-☆
次回のコラボセミナーもぜひお楽しみになさってください♪
投稿者 shige : 13:46 | コメント (0) | トラックバック
2014『パーシャルデンチャー・テレスコープシステム実習コース』開催されました☆
こんにちは。
IPSG事務局、稲葉由里子です。
2014年2月8.9日(土・日)『パーシャルデンチャー・テレスコープシステム実習コース』が開催されました。
当日、東京は16年ぶりの大雪となりました。
足下も悪く、いらっしゃれるかどうか大変心配しておりましたが、すべての先生が無事到着。
大変充実した実習コースを開催することができました(^_^)
今回は一日目、二日目、前半と後半と分けてご報告させていただきたいと思います♪
最近、パーシャルデンチャーが随分話題になっているようです。
固定性のインプラントから、取り外しのできるパーシャルデンチャーが見直されているようです。
更に、インプラントの上部構造に可撤性テレスコープシステムを応用することで、新しい第三の選択肢を患者様に提供できるようになりました。
インプラントオーバーデンチャーというのを一部の方が取り入れていますが、そんな簡単なものではなく、稲葉先生がお伝えしたいのは、粘膜の沈み込みをきちんと考え、支台歯を一次固定できるようなテレスコープシステムです。
日本はアメリカの情報は入りやすいのですが、稲葉先生が1978年にチュービンゲンに留学した当時から変わらず、ドイツを含めヨーロッパの情報は入ってきません。
こちらは、30年前、1987年にクインテッセンスのQDTから出版した
『現代のテレスコープシステム』
です。
当時、稲葉先生は直接、K.H.Koerber. E.Koerber. H.Gruendler. にお願いして執筆してもらったそうです。
少数残存歯に体するレジリエンツ・テレスコープや、アンカーバンド・テレスコープ、そしてチャンネル・ショルダー・ピン アタッチメントについて詳しく書かれている貴重な本です。
稲葉先生は、1978年チュービンゲン大学へ客員教授として招かれました。
当時、遠い果てから来た日本人に対して、誰からも興味を持ってもらえなかったそうです(-_-)
ある事をきっかけに、興味を持ってもらえるようになりました。
それは・・・
チュービンゲン大学の補綴科に置いてあった、スチュワートの咬合器。
誰も使い方がわからなかったそうですが、稲葉先生が使いこなせたからです。
その時から、皆にプロフェッサーとして呼ばれるようになりなりました。
稲葉先生は、実はテレスコープシステムではなく、顎関節症の権威、シュルテ教授の講義を受けたくて留学を決意しました。
そこで、見た事もないテレスコープ義歯、リーゲル、コーヌス、レジリエンツテレスコープを直接現地で学ぶチャンスを得る事ができました。
この本は、Karlheinz Koerber教授のKonuskronen,コーヌスクローネの原書です。
もちろんドイツ語で書かれているのですが、稲葉先生がボロボロになるまで読んだコーヌスクローネの教科書です。
一次固定、二次固定、コーヌスクローネの設計、製作法、適応症、禁忌症、コーヌス角についてやネガティブヴィンケルの解決法など、沢山の事がこの一冊に書かれています。
コーヌスクローネは、沢山のルールや製作法があってはじめて成功するものであって、自己流で製作するものではありません。
テレスコープの本場ドイツで、直接学び、そして自らがその指導者として広めてきた稲葉先生ではないと伝えられない情報が盛りだくさんでした。
こちらは、IPSG副会長、岩田光司先生のパワーポイントです☆
一次固定 固定性補綴物で直接歯を固定する方法
二次固定 義歯によって支台歯が固定される方法
について説明がありました。
コーヌス角は6度を基本としますが、
ハフトコーヌス(支持コーヌス)とシュトゥットコーヌス(維持コーヌス)という目的に応じたコーヌスクローネがあります。
維持力をとくに重視するコーヌスクローネと、咬合面にかかる咬合力に対応させるコーヌスクローネというように、 目的を変えて使う事も必要です。
作業の単純さ、誤差を防止すること、作業能率の面からできれば6度に統一することを原則にしていますが、 前歯と臼歯に植立方向の差が大きい場合や、維持歯の傾斜が強い場合はこの限りではありません。
無理に6度に統一しようとした場合、ネガティブ ヴィンケル(アンダーカット) が生じ清掃性に問題が出てしまうからです。
また骨植状態から考えてどうしても負担をかけたくない歯は、8度なり10度にすることもあります。
その場合、維持力は期待できませんので、他に維持歯があるときに限ります。
そして、ラボインテックの高木清孝先生のデモの様子です(^_^)
コナトアを使い、コーヌスの着脱方向や角度決めをしている様子です。
先生方も大変熱心に受けていただきました。
勉強の後は、懇親会です!
大雪の中、ほとんどの先生にご参加いただきました。
懇親会でも、テレスコープの話題で盛り上がり、先生方の熱意を感じました(^_^)
稲葉先生も、質問に答えたり、リラックスモード。
明日も引き続き頑張りましょう。
ということで、一日目が終了しました。
明日のレポートは、稲葉歯科医院の佐藤孝仁先生にお願いしています(^_<)-☆