IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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2013年07月16日

『総義歯ライブ実習コース』3日目

IPSG事務局、稲葉由里子です。

最終日、いよいよ患者様へのセットです

完成した総義歯はこちら♪ 

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イボカップシステムにより、口蓋は薄くても強度を保っています。

サブリンガルルームの形は、シュトラックデンチャー独特の形です(^_<)-☆ 

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試適の段階で、吸着していたので、安心してセットを迎えました。

装着してすぐの写真です(^_^) 

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鏡でもご覧いただき、

「とってもいい感じ。綺麗に作っていただきありがとうございました。」

とおっしゃっていただきました。 

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見てください。

笑顔もこんなに素敵です☆

歯の見え方、スマイルラインもバッチリです♪ 

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そして、先生方お一人お一人に口の中を触っていただきました。 

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高瀬先生、あまりの吸着に驚いてくださいました☆  

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全員に確かめていただきましたが、先生方とてもびっくりされていました。

実際私も触らせていただきましたが、口を開けた方が吸着力が増し安定します。

何よりも患者様自身が大変喜んでくださいました。 

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セットしてからすぐ、先生方と一緒に食事を召し上がっていただきました。

こんな大胆なセミナーは他にはないと思います。

痛かったら噛めません。

一口目の食事を口に入れた時。

「下の前歯で軽く噛めます!」

というのが第一声でした。 

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食べにくそうな物を選んで薦める稲葉先生。

でも、しっかり噛み切っていました。 

お弁当の中にミョウガの漬け物が入っていたのですが、前歯でしっかり噛みちぎっていました♪ 

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びっくりしたのは、あまりにも自然だったことです。

噛める事を確かめたあとは、先生方と楽しくお話が弾んでいました。

最後に、 

「こんな素晴らしい歯を作っていただき、本当にありがとうございました。孫が一番最初に気づいてくれると思います。」 

とうれしそうにおっしゃっていただき、セミナーに参加してくださった先生方みんなが、うれしい気持ちになりました!

先生方から、感想をいただいたので、一部ご紹介させていただきます。

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とにかくすごいセミナーでした。言葉にするのは難しすぎるのですがあらゆる義歯のセミナーの中で圧倒的にレベルが高いと思います。そんなにレベルの高いものを本当に簡単にできるようにまとめられているのですごさがうまく表現できないですね。稲葉先生が実際に患者さんの治療をされている時にもすごすぎてリアクションが出せないんですね。他の先生もリアクションを出そうとすると取ってつけたようになってしまうのだと思います。早く1症例やってみたいです。

▼ 稲葉先生の究極のテクニックをまじかに見れてとても感激しました。今までのわたしの総義歯はとんでもないものでした。患者さんごめんなさい。ぜひ自分でもできるようになりたいです。稲葉先生もすごかったですが、岡部先生もすごかったです。

稲葉先生が「簡単にできる」と言われることがなかなかやってみて難しいことが多いです。一人でやっていると壁にぶつかった時にすぐ疑問が解けずそのままになってしまって結局先に進めない状況になることがあります。そんな時に問題解決の仕方があればいいのですが・・・

前回の総義歯セミナーに出て考え方が変わり、実習セミナーにでようと思いました。今回受講してみてこのシステムを考えられた稲葉先生の素晴らしさと岡部先生の技術の知識に感激しました。次は岡部先生のセミナーを受講して自分でシュトラックデンチャーを製作しようと思います。有難うございました。

3日間本当にお世話になりました。来年もこの3日間のコースに参加させて頂きたいです。

いつもありがとうございます。私の小さな悩みに対し、詳しく述べて頂き、大変わかりやすかったです。

大変勉強になりました。有難うございました。大学病院の教育方針を変えるのは難しいと思いますが上下同時印象の素晴らしさを私自身が習得することで少しでも若い先生方も総義歯治療に興味をもってくれたらいいなと思います。

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ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございましたm(_ _)m 

投稿者 shige : 10:07 | コメント (0) | トラックバック

2013年07月14日

『総義歯ライブ実習コース』2日目

IPSG事務局、稲葉由里子です。

今日は『総義歯ライブ実習コース』の2日目、いよいよ上下顎同時印象です☆♪ 

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精密印象法トレーの製作、そして患者様への試適を行います。

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こちらが、上下顎同時印象用トレーです。

ゴシックアーチ、フェイスボートランスファー、咬合採得を同時を行うための大事な行程です。 

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中心位の記録とゴシックアーチを描くためのピンの植立です。

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こちらが実際に描いたゴシックアーチ。

3点で咬合面上で描きます。 

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そして、いよいよ、上下顎同時印象です!

印象材の量まで、詳しく解説しながら印象を採りました。 

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フェイスボートランスファーです。 

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そして、記録した印象がこちらです! 

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ポイントは頬筋の印象。

印象時、患者様に「イ〜」「ウ〜」と発音をしていただき、患者様ご自身の筋肉を使っていただきます。

そして、大事なポイントが嚥下です。

嚥下をするとニュートラルな位置、中心位に戻ります。 

嚥下をしないと、舌の位置が後ろに下がり、後退位で記録されてしまう原因ともなるので、忘れずに行ってくださいね(^_<)-☆ 

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そして、排列です☆

すごい、はやいはやい。

印象を注いで、模型作りから、排列まで先生方に説明をしながら2時間!

排列の時間はなんと1時間です(^_^; 

仕事も綺麗で素晴らしいです。 

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そして患者様の試適です。

患者様の表情、そして先生方の表情をご覧いただいてもわかるように、完璧でした。

ここで、拍手が起きたのも、長くこのセミナーを開催して初めてだったかもしれません。

ワックスの状態で、これだけの吸着がでたことに先生方びっくりされていました(^_^) 

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代表で、目黒先生にも触っていただきました。

「すごいです!」

という声に、先生方から笑いが起こり、稲葉先生も岡部先生も自信満々です。 

ということで、これからイボカップで重合、仕上げ、完成です!

明日のお昼は患者様に装着、そして一緒に食事をする予定です(^_<)-☆ 

投稿者 shige : 13:51 | コメント (0) | トラックバック

『総義歯ライブ実習コース』1日目

IPSG事務局、稲葉由里子です。

7月13.14.15日『総義歯ライブ実習コース』が開催されたので、ご報告させていただきます。

実際の患者様をお呼びして、問診からスタディーモデルの印象、上下顎同時印象、 咬合採得、ゴシックアーチ、排列、重合、最後のセットまですべてライブでご覧いただけるセミナーです。 

毎回違う患者様にご協力いただき、ライブでご覧いただくコースはIPSG以外ありません。 

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やはり、総義歯の製作はドクター、テクニシャンが協力して初めて患者様に提供できるものです。

今回、沢山のテクニシャンの方にご参加いただきました☆ 

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今回も、稲葉先生の右腕としてタッグを組むのは、Dr.Hans Shleichの総義歯コースのインストラクターをつとめ、 阿部晴彦先生の元技工インストラクターをつとめてきた、岡部宏昭先生です。 

一日目は講義、そして患者様のスタディーモデルの印象です。

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患者様のスタディーモデルです。

顎底は極度に吸収しています。

歯槽底はなく、真っ平ら。

普通に言われる、難症例ですね。 

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上顎の模型です。 

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そして、下顎の模型。

レトロモラーパッドまで、急傾斜です。 

レトロモラーパッドは唯一、下顎で変化のない部位です。

ここを抑えておかないと、義歯が沈下してしまいます。 

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SIバイトトレーで、咬合採得を行う事で、上下顎同時印象法の精度が増しました。 

SIバイトトレーとは、スタディーモデルを中心位でトランスファーするためのトレーです。

上下顎同時印象を実行する場合に重要な事は、個人トレーとゴシックアーチの描記に使用する装置を製作しなければなりません。

今までは、スタディーモデルを咬合器にトランスファーする際、平均値で製作していたので多少の誤差を生じることがありました。

その誤差を精密印象時に修正していましたが、SIバイトトレーを用いると、より精度が増し、最終印象まで、スムーズに進むことができます

少数歯欠損、レジリエンツテレスコープにも応用でき、とても臨床幅が広いトレーです。

2日目の上下顎同時印象を完璧なものにするため、集中して作業をすすめました。 

セミナーの後の懇親会の模様です(^_<)-☆ 

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場所はセミナーが開かれた、稲葉歯科医院の近く『ビストログラッソ』です。

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お料理も素敵でした♪ 

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勉強のあとのお食事、お酒は美味しいですね☆ 

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今回のセミナー、技工士の先生も沢山ご参加いただきました。

やはり、総義歯はお互いの協力があって完成し、患者様に提供できます。 

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わたしの両隣、テクニシャンの松浦先生と、小平先生。

そして手前に座ってらっしゃるのが、今回技工インストラクターを努めてくださっている岡部先生です。

今日改めて知った知識が沢山あり、とっても勉強になりました♪

明日はいよいよ、上下顎同時印象です!

頑張りましょう(^_<)-☆ 

投稿者 shige : 12:46 | コメント (0) | トラックバック

2013年07月11日

義歯の発音に関与する部位

IPSG事務局、稲葉由里子です。

先日開催された、『総義歯の基礎と臨床』の中で、義歯の発音に関する部位をご説明させていただきました。

ご参加いただいた先生方からのご要望により、パワーポイントをご紹介させていただくことになりました☆♪  

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義歯の口蓋部にワセリンを塗り、アルジネートなどの粉をふりかけ、実際に患者様に発音をしていただき、調べたものです。

患者様が発音しずらい言葉を聞いて、その部位を薄く削ってあげる、または、足してあげるなどをして差し上げてください。

タ行はわずかに舌が口蓋に当たる発音です。

ぜひ、参考にしてみてくださいね☆

 

※写真は8月4日に『リーゲルテレスコープ入門』を開催する、IPSG副会長、岩田光司先生から提供していただきました(^_<)-☆

岩田先生のセミナーはこのような有益な情報が沢山あります。
こちらも合わせてぜひ、よろしくお願いいたしますm(_ _)m 

▼セミナーの詳細はこちらから
http://www.ipsg.ne.jp/iwatatelescopepr/

▼セミナー参加のお申込みはこちらから
http://www.ipsg.ne.jp/seminar-apply/

 

投稿者 shige : 09:52 | コメント (0) | トラックバック

2013年07月03日

顎咬合学会 KaVo主催ランチョンセミナー

先日開催された、『顎咬合学会学術大会』KaVo主催のランチョンセミナーで稲葉先生が講演をさせていただいたので、ご報告させていただきます☆♪

『カボシステムによる上下顎同時印象法による究極の総義歯』

稲葉先生が開発した総義歯システムについて、動画を用いて講演させていただいたので、まるで、患者様の治療を実際に見ているようでした(^_^) 

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今回のランチョンセミナーは東京国際フォーラムのB7という会場で、600名座る事ができる一番大きな会場です。

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400名分のお弁当のチケットもすぐに売り切れて、大盛況でした!

ひとつ、2000円のお弁当だそうです〜 

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こんな大きな画面で素晴らしい会場でした。 

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なかなか素敵です。

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後ろからも写してみました。 

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上下顎同時印象法の製作手順を説明中です。 

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動画も沢山大画面でご覧いただきました☆♪ 

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そして上下顎同時印象法についてもすべて動画でご覧いただきました。

印象材の量がポイントですね☆

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稲葉先生の総義歯は、KaVoのプロター7咬合器を使ったシステムです。  

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配列、そして試適です。 

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重合はイボカップシステム。

この重合方法を越える精度のものは未だにないと言ってもいいでしょう。

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そして完成です!!

ご来場いただいた先生方、本当にありがとうございました。  

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KaVoのブースの様子です。

ブルーのユニフォームがとっても鮮やかで素敵でした☆ 

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宣伝もばっちり(^_^) 

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KaVoのユニットの前で・・・ 

左から、IPSG名誉会長、大石尭史先生、稲葉先生、則子夫人、私、田嶋健先生、慶子夫人です☆♪  

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前日に『上下顎同時印象法による総義歯』のテーブルクリニックも開催されたのですが、本当に沢山の先生方にいらしていただきました。開始30分前にすべての椅子が埋まり、一時間以上の講演をずっと立ちながら熱心に聞いてくださっている先生方を見て感激しました。 

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テーブルクリニック終了後も、熱心に質問をしてくださっている先生方。

やはり、総義歯が見直されていること、その必要性を実感します。 

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IPSG技工インストラクターの岡部さんにも、一生懸命対応してくださいました。 

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今回、感じたのは若いドクターやテクニシャンの方々が非常に総義歯に興味を持ってくださっている事。

稲葉先生に直接、いくつもの質問をされている様子も新鮮でした。

これから若い先生方にどんどん覚えていただきたいと思います☆♪ 

やはり、こんなに素晴らしい総義歯のシステムは他にはないと思うので、どうにかして広めていきたいです。

ご来場いただいた先生方、そして全力でサポートしてくださったIPSGスタッフの皆様、KaVoの方々本当にありがとうございました!! 

投稿者 shige : 17:03 | コメント (0) | トラックバック

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