田嶋健先生、「オーストリアの診査診断治療計画」2010年10月17日、東京八重洲ホールで開催されました。
オーストリア、ウィーン大学に7年留学していた田嶋健先生、帰国して初のセミナーが開催されました☆
ドナウ大学でマスターオブサイエンス日本の歯科医師でただ一人取得。稲葉繁先生の学生時代からの教え子であり、弟子です。
日本の歯科医はアメリカ方面に留学することは比較的多いですが、ヨーロッパに留学する方はとても少ないです。その中でも実際に臨床、講義をできる先生はごくわずかです。
実際に、患者さんの治療をできるのは本当にわずかな人です。というのは、日本のドクターというだけのタイトルではEUでは臨床ができないからです。
田嶋先生はマスターを取得したことで、社会的地位があがり、臨床もでき、歯科医を教える立場になれるそうです。スピード違反も免除されたとか・・・・(笑)
シークエンシャルオクルージョンで有名なシュラビチェック教授の右腕として活躍してきました。
これからも、日本でというより世界で、セミナーのオファーがあるそうで、忙しいようです。
さて、今回の「診査診断治療計画」 の話の余談・・・・
油田が沢山あるドバイの歯科医師は、研修会のついでに数百万円の咬合診断装置即金で買っていくそうです。
アラブでは治療の失敗は首をはねられるそうなので、治療の証拠を残すのは大切だそうです。
それほど、「診査診断治療計画」「咬合診断」は重要なのです。
参加されていた先生方は、背筋を伸ばして聞いていました(笑)
午後はシークエンシャルオクルージョンについて、稲葉先生のするどい突っ込みをされながらのお話。
稲葉先生は舌、Swallowの動きや、口腔周囲筋の働きをとても重要としていますが、シュラビチェックの考えの中にはあまり、これについては触れていません。
上顎6番の斜走隆線は下顎が後方にいかないようにバリアーする役割があるなど、きれいなパワーポイントで説明。
改めて天然歯のすばらしさを実感しました。
同じ咬合の話でも稲葉先生が話すのとはまた角度が違ってとっても勉強になりました。
やはり、ヨーロッパの歯科傾向は咬合治療です。顎関節症、抗鬱薬を投与するアメリカの傾向に傾いている日本も本当に気をつけないといけません。
田嶋先生、たくさんの資料をおしみなく見せてくださり、本当にありがとうございました。
その後、懇親会が開かれて、20名ほどの先生方が参加してくださいました!!
私も、子連れだというのに、楽しくて2次会まで参加させていただきました☆
田嶋先生ご家族、稲葉先生と乾杯!!
充実した後のお酒はやっぱり美味しいです☆♪