22年経過したリーゲルテレスコープの症例(稲葉繁先生による)
初診の状態
上の歯は前歯に部分入れ歯、下の歯は奥歯が欠損していて、バネつきの入れ歯がはいっていました。
入れ歯を口からはずした様子
このままだと近い将来、総入れ歯になる可能性が高いです。
部分入れ歯の金具(バネ)による歯の負担が非常に大きいからです。
これ以上、歯を失いたくないという患者様のご希望により、上下の歯をリーゲルテレスコープで治療することになりました。
1987年当時、いまから22年前としては非常にめずらしい、全部の歯を一緒に鋳造しています。(ワンピースキャスト)
完成したリーゲルテレスコープ、すべて一体で鋳造しているため、とても強いです。(ろう着だと、折れてしまいます。)
リーゲルテレスコープは途中で入れ歯が折れたり、割れたりすることはありません。
10年経過したリーゲルテレスコープ。
装着したときとほとんど状態が変わっていません。
修理も必要ありません。
17年経過、写真むかって右側の犬歯の歯が割れてしまいました。(もともと神経がない弱い歯でした)
歯をぬくことになりましたが、リーゲルテレスコープは修理をすることができるため、修理し、抜いたその日のうちに入れ歯を使うことができました。
患者様は22年前に、この方法で治さなかったら、歯をすべて失ってしまっていた。
とおっしゃっています。
現在も、奥様と一緒に毎月メンテナンスにみえています。
このように、リーゲルテレスコープは、今ある歯を連結固定して、守ることができます。
そして、メンテナンスにより、歯の寿命をのばすことができます。