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【顎関節症】

KaVoシステムによる顎関節症の診断と治療

第33回 日本顎咬合学会学術大会が開催されました。

カボデンタルシステムズジャパン共催によるランチョンセミナーにおいて、

『KaVo システムによる顎関節症の診断と治療』というテーマで稲葉繁先生が講演をさせていただきました。 


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会場は、国際フォーラムのB7

一番大きな会場で、当日は400名ほどの先生方にいらしていただきました。

講演を聞きながら、お弁当も食べる事ができる一石二鳥のランチョンセミナーですが、

今年は、稲葉先生の講演を集中して聞きたいので、お弁当はいりません。

という先生方が多かったといいます。 


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ランチョンセミナーに参加するために、こんなに沢山の先生方にお越しいただきました。

前日の理事長招宴会でご挨拶させていただいた先生方もお越しいただき、本当に嬉しく思いました。


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私たちの臨床をサポートしてくれる、KaVoの咬合器、フェイスボウは欠かせない道具です。 

咬合診断の出発点といっても過言ではありません。  


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今回は、先日開催された『顎関節症ライブ実習コース』の患者様の症例を通じて、KaVoマテリアルの素晴らしさをお伝えしました。 


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非常に頑丈であり、精密なプロター咬合器は、中心位のわずかなズレも再現することができます。


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患者様は15年間、口が開かないクローズドロック。

動画でマニュピュレーションの様子を流し、口が開いた瞬間、先生方は身を乗り出し、どよめきが聞こえるほどでした(^_^) 

開口量は、マニュピュレーション前が23ミリ、マニュピュレーション後直後には、45ミリ、ほぼ倍近く口が開くようになりました。 


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顎機能検査装置、KaVoアルクスディグマ2による、治療前治療後のデータの比較し、その違いをご覧頂きました。

2.3ミリの開口量の顎の動きは、顎関節結節を乗り越える事ができず、回転のみしかできませんでしたが、4.5ミリ開口した時のディグマの動きは完全に結節を乗り越え、大きな動きを見る事ができました。

素晴らしいです。 

アルクスディグマが顎の動きの違いを明らかにし、先生方も大変勉強になったのではと思います。

今年も沢山の先生方にお集りいただき、本当にありがとうございました(^_<)-☆ 

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上下顎同時印象法

総義歯における下顎位の臨床的決定法〜顎咬合学会学術大会〜

こんにちは。IPSG事務局、稲葉由里子です。 

6月27.28日『第33回日本顎咬合学会学術大会』が開催されましたので、ご報告させていただきたいと思います。 


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3名の著名な先生方によるシンポジウム形式で開催されました。

テーマは
『総義歯における下顎位の臨床的決定法』

会場には沢山の先生方がお集りいただき、立ち見がでるほどの盛況ぶりでした。  


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稲葉先生の講演に関して、パワーポイントや資料のお手伝いをしてくださった、IPSG副会長岩田光司先生がいつも側にいてくださったので、安心してこの日を迎えることができました。

岩田先生、いつも本当にありがとうございます。  


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顎間関係を決定する方法として、

咬合高径を決定する方法。

水平的位置を決定する方法。

など、様々な方法がありますが、稲葉先生は計測法を用いています。 


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計測法、ウィリス法の中でも、稲葉先生はレオナルド・ダビンチの比例法を用いています。

ダビンチは、人間が美しく見える基準について法則化し、素晴らしい絵画を描いています。

レオナルド・ダビンチの比例法を応用し、患者様が一番美しく見える総義歯を製作します。

内眼角から口裂の距離は

鼻下点からオトガイ下点

鼻下点から鼻根点

鼻根点から顔面と頭蓋の境

瞳孔間距離

耳介の長さ

眉上隆起の端から耳孔端

までの距離と等しい。 

という法則です。  


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人工歯の排列に先立ち模型分析を行います。

まず模型を上から観察し、正中線を描きます。

前方では切歯乳頭を丸く囲い、その中心を決定します。

そこから矢状正中縫合を通り口蓋小窩の中点を通る線を引きます。

ここが左右の基準線となり排列します。

さらに切歯乳頭を通り矢状正中線に直角に線を引きます。

この線の延長上に犬歯が来ますから、この線をCPCライン、
即ちCanine-Papila-Canineと呼んでいます。

これは後に犬歯を排列するときの指標になります。

前歯の排列は石膏コアーを唇側にあてがい中切歯を排列します。

矢状正中縫合を正中線とし、切端の長さは唇側コアーから2~3mm見えるところに歯槽堤の形態とは関係なく位置付けます。

天然歯の切端の位置は平均して切歯乳頭の中央から7mmの所に中切歯の切端が来ます。

中切歯が決まりましたら、側切歯を排列します。

側切歯の切端は中切歯の切端から約1mm短くします。

さらに唇側はやや内側に入ります。

その後犬歯を排列しますが、これも唇コアを使用し排列します。

犬歯の位置は第一口蓋趨壁の端から2mmの所に犬歯の基底結節が位置し、
そこから7mmの所に来ますがこの時C-C-Pラインの延長上に犬歯の切端が来るように排列します。

このようにすべて計測や法則に基づいています。 


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このように、稲葉先生の総義歯はチュービンゲン大学、シュトラック教授のシュトラックデンチャーを原型としています。 


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稲葉先生が開発した上下同時印象法は、噛めるところ、即ち中心位での印象が採れる唯一の方法です。

咬合採得、中心位記録、フェイスボートランスファー、ゴシックアーチを1度で行う事により、 一連の作業を簡易化することができると同時に、患者様の情報を、
咬合器に確実にトランスファーすることが可能になります。

フェイスボートランスファーを使用することで、矢状正中とカンペル平面を読み取ることができます。

そして、シュトラックデンチャーの歯肉形成、よくご覧頂きたいと思います。

バッカルシェルフの厚み、そしてサブリンガルルームの大きさが特徴です。 

上下顎同時印象法の様子もすべて動画でご覧頂きました。 


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こちらが、ガンタイプのシリコン印象材で上下顎同時印象した印象です。

患者様の口腔内をすべてまるごとコピーできる画期的な手法です。


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日本の多くの大学で行われている総義歯はヨーロッパのギージーの流れを汲むものです。

ギージーによるシンプレックス咬合器に与える顆路傾斜は30度に設定し、
切歯路角は顆路も同様に30度に設定します。

したがって咬頭傾斜角も30度となり、フルバランスドオクルージョンが生まれます。

この時臼歯の排列はスピーの湾曲を作るように咬合平面を基準に排列します。

上下の歯槽堤の最も高いところを結んだ角度、いわゆる歯槽頂間線を基準に排列しますが、しばしば上顎の歯列が小さいときは歯槽頂を基準に排列する関係から正常に排列できない場合があります。

その角度は80度が基準で80度を超えると交叉咬合排列を行う必要があります。

いずれにしても歯槽頂を基準にした排列をするように指示されています。

その結果上顎の排列は歯列弓が舌側になり、頬の粘膜との間が空く結果となります。

そのため食物の停滞を招いてしまいます。

シュトラックデンチャーでは元歯が有った所に排列するのが原則であるため、
歯槽頂とは関係なく口腔周囲筋のバランスの良いところに排列するため、
頬側に食物の停滞を招くことを防ぐことが出来ます。

シュトラックデンチャーに使用する人工歯は咬頭傾斜25度のオルソシットを使用しますが、
咬合平面の傾斜などを考慮すると最終的な矢状顆路角は30度程度になります。

老人の下顎頭は平たんになっていることがほとんどであるため、
顆路を計測しそれを咬合器に与えても顆路が修復されることは望めないため、
平均的な顆路を与えて下顎頭のリモデリングを期待するのが良いと思います。

シュトラックデンチャーは義歯が下顎頭を誘導するというコンセプトですから、
しっかり上下顎ともに吸着する義歯を作ることが必要です。

これらの条件を満たす方法は上下顎同時印象によるデンチャースペースが再現できる私の方法が一番優れていると思います。 


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昨年の『総義歯ライブ実習コース』の模様を今回の学会で講演させていただきました。

(※患者様からセミナーや学会での発表の承諾をいただいております。)

患者様は、美しい口元と取り戻されました。

年齢も38歳と若く、今まで口元のコンプレックスで辛い思いを沢山されてきたと思います。

これからは、自信を取り戻し、第二の人生を歩まれるでしょう。

会場へ足を運んでくださった先生方、本当にありがとうございました。 

 

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】 【顎関節症】

2015『顎関節症ライブ実習コース』開催〜その4〜

『顎関節症ライブ実習コース』〜その3〜

に引き続き、一連の実習コースのまとめとして、IPSG副会長岩田光司先生が講義をしてくださいました♪ 


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まず、患者様の姿勢について、どのようなポイントに気をつけて考察したらよいかをお話いただきました。

顎関節症の患者様は前傾姿勢の方が多いのですが、今回はそんなに前傾にはなっていませんでした。 


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治療前の開口量は2.3センチ。

クローズドロックの状態です。 


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ドップラー聴診器による関節音の記録について、動画でご覧頂きました。 


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そして、クローズドロックを解除、

マニュピレーションの様子を動画でわかりやすく解説。 


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そして、患者様の口腔内の様子です。

私が最初にこのオルソパントモグラフィーを見た時、あきらかな原因が見られないと思いました。

例えば臼歯の挺出、8番の干渉などです。

しかも、15年も開いていない・・・

となると、本当に治るのか少し不安が過りました。

患者様は矯正治療をされていて、矯正が修了したあたりから、徐々に口が開かなくなったとおっしゃっていました。 


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咬合診断の手法について、気をつける点、チェックポイントなど岩田先生がわかりやすく解説♪ 


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術前のKaVoアルクスディグマでは、関節が結節を乗り越えていません。

関節顆の中だけで回転運動をしているのがわかります。 


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KaVoプロター咬合器に模型を付着。 


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顆路傾斜各は

右側 矢状顆路角 45度 側方顆路角 8度

左側 矢状顆路角 50度 側方顆路角 8度

矢状顆路角の傾斜がやや強いけれど、イミディエートサイドシフトはありません。 


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顎関節症の分類もしっかりと頭の中に入れておきたいものです。

動画を用いて説明された、ステージ分類は非常にわかりやすかったです。  


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そして、こちらが治療前、治療後の開閉口の結果です!!!

左が治療前、右が治療後。

あきらかに動きが違うのをご覧頂けますでしょうか?

開口量は倍。

関節も回転だけではなく、滑走している様子がご覧頂けるかと思います。

素晴らしい〜!!  


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EPAテストもど真ん中。

稲葉先生の中心位の記録の正確さには、先生方もびっくりされていました。 


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治療後のディグマ、滑走しているのを確認しました。

一日で、この変化は凄いことだと思います。 


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岩田先生が最後にわかりやすくまとめてくださったため、先生方も頭の整理ができました。

最後の質問も、終わりがないほど続きました。

その中で、私も質問したかったこと。

「15年間もクローズドロックの状態だったので、骨癒着、アンキローシスをおこしていたら口が開かなかったと思うのですが、その点どのように判断されたのでしょうか?」

との質問に。

「口を開ける前に中心咬合位で側方運動を確認しました。そこでわずかに関節が動いているのを確認し、アンキローシスを起こしていないことを確信しました。」

と稲葉先生。

奥が深いです〜!

実際、アンキローシスを起こして開かない患者様を何人かみているので、その判断方法はどのようにするのか、私も悩んでいました。

あの時、そんな、細かいところをチェックしていたなんて・・・

稲葉先生の凄いところは、口で言うことをすべてやってみせ、結果を出すところだと思います。

臨床をやらないで、講義だけする先生との説得力とはまるで違います。  

今回の実習は本当に素晴らしく、受講してくださった先生方は歯科の仕事のやりがい、喜びを感じてくださったと思います。

私自身、患者様が娘の保育園小学校のパパ友ということもありレポートさせていただけた事で、大変勉強になりました。

患者様の笑顔を思い出し、これからも頑張っていきたいと思います(^_<)-☆

2日間ご参加いただいた先生方本当にありがとうございました。 

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【IPSG包括歯科医療研究会】 【顎関節症】

2015『顎関節症ライブ実習コース』開催〜その3〜

『顎関節症ライブ実習コース』〜その2〜に引き続き、いよいよ治療です。


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前日にマニュピレーションを行い、開口量2.3センチだった関節が、4.5センチまで開くことができるようになりました。

変化として、顎のクリック音が出始めたということ。

ドップラー聴診器で音を確かめます。

「顎が鳴るっていうのは、良い傾向ですよ!関節円板に乗って口が開いている事ですから(^_^)」

と稲葉先生。

関節の音がしない。

という事は、正常で音がしないという事と、関節円板が落ちて滑走できないために、音がしない事と2つの理由があります。

昔、クリック音があったけれど、最近なくなった。

というのが一番危ないと話がありました。 


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 当日の朝ごはんは♪

「今迄食べる事ができなかった大きなおにぎりを食べる事ができました!」

と早速Facebookから写真付きのメッセージが・・・
良かったですね!!


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咬合紙で中心位の接触から調べて行きます。

咬合器とほとんど同じ接触です。

今回の咬合調整法はギシェー法です。


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素晴らしい!

こんな大画面で稲葉先生の咬合調整を見る事ができます。

非常にわかりやすかったと思います。

【ギシェー法・咬合調整順序】

1.中心位の早期接触を除去します。

接触している部位を上下とも削除します。

ただし、この時セントリックストップを失わないように、また、セントリックストップの位置が咬頭頂と窩底となるように、咬頭をシャープに窩底を広げるように削ります。

2.前方運動時の干渉、接触の除去

●平衡側

支持咬頭の内斜面を咬頭頂(セントリックストップ)を残して削除し、この咬頭の通り路を対向する支持咬頭内斜面に形成します。

この時、窩底につくったセントリックストップを削除しないように気をつけてください。

●作業側

上顎舌側咬頭の外斜面を咬頭頂を残し削除します。

下顎の舌側咬頭内斜面については求める咬合形式が犬歯誘導かグループファンクションかによって、
またグループファンクションにしてもどの歯まで接触させるかで接触させる歯させない歯が出てきます。

接触させない場合は下顎咬頭外斜面を削除し、この咬頭い通り路を上顎咬頭内斜面に形成します。

接触させる場合でも広報の歯が強くあたるのは干渉であるので、同時に接触するように調整します。

犬歯誘導の場合はこのような臼歯部接触はすべて除去します。

 
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スチュアートの咬合調整法との違いは、中心位の調整を最初にやるか最後にやるかということですね。

どちらにも共通する原則は、不正なテコ現象の視点となるような咬合接触を取り除く事、そして咬頭嵌合時に臼歯には歯軸方向に力、荷重が加わるようにすることです!  

と説明がありました。

咬合調整と言ってもごくわずかです。

調整後、咬合した時の音が高く澄んだ音に変わりました。

原因を取り除きました。


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そして、ディグマで治療後の様子を確認します。

ディグマの治療前、治療後のデータについては、

『顎関節症ライブ実習コース』〜その4〜でお伝えいたします♪ 


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私たちが何より嬉しいのは、患者様の喜びです。

何度も何度も口を開いて、口が開く喜びを噛みしめてくださいました。

お子様からも、

「こんなに口を大きく開くパパ、初めて見た!」

とびっくりしながら言われたそうです(^_<)-☆


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患者様と稲葉先生も和やかでしたし、実習の雰囲気も熱気が伝わってきました。

ご協力いただいた患者様の坪坂さん、本当に感謝です。

坪坂さんのおかげで、歯科医療の深み、喜びを改めて実感された先生も沢山いらっしゃったのではと思います。

『顎関節症ライブ実習コース』〜その4〜では、治療前、治療後を考察したいと思います!!

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

2015『顎関節症ライブ実習コース』開催〜その2〜

『顎関節症ライブ実習コース』〜その1〜に引き続き、

朝はやくからお集りいただき、先生方の熱心な様子が伝わってきました。 


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9時から10時まで、大画面モニターを用いて、実習形式で講義がありました。

大変重要な内容だったので お伝えしたいと思います。  


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前日にマニュピレーションをし、患者様の口を開けましたが、そうなった原因は取り除いていないので、また再発する可能性が高いです。

私たちは咬合診断により原因を突き止め、原因を治療することにより、再びロックしないように、口が開く状態を永続性があるようにしなければなりません。

咬合調整の目的は・・・

顎関節を考えた咬合調整をすること。

顎関節と円板をタイトにすることです。

ギシェーは顎関節を第4大臼歯と呼んでいるほど、咬合と密接に関わっています。 


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顆路とは側頭骨の関節窩に対して、下顎頭(顆頭)が関節円板を介して、顎が動いていく状態のことを言います。

その中で、下顎が前方に動いていく道を『矢状顆路角』といいます。

側方運動では、平衡側で矢状顆路角の前内下方を通ります。

これを『側方顆路角』といいます。

通常、この矢状顆路角、側方顆路角は咬合平面に対する角度で表し、咬合平面は、カンペル平面(補綴平面)とほぼパラレルであるため、カンペル平面となす角度としてとらえることができます。 


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 ギージーは矢状顆路角は平均33度としています。

側方顆路角は矢状顆路角より、さらに内方を通るため、角度は5度程度急になります。

矢状顆路角と側方顆路角のなす角度を『フィッシャーアングル』と呼んでいます。

フィッシャーアングルは5度です。 


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さらに、これを水平面に投影した角度を『ベネット角』といいます。

その角度はギージーによれば、13.9度でありますが、ランディーンによれば、下顎の側方運動開始から4ミリのところで、サイドシフトとよばれる動きが現れます。

(これをイミディエートサイドシフトと呼んでいます)

最初の4ミリを超えると、差がなくなり、その平均値は7度で個人差はみられません。

側方顆路角の平均値は7度と覚えておくだけでも、大きな助けとなります。 

●イミディエートサイドシフトとは。

下顎側方運動の際、作業側で下顎頭は回転し、平衡側では前内下方に動きますが、作業側の下顎頭は純粋な回転ではなく、わずかに側方に移動しながら平衡側は動きます。

したがって平衡側では動き初めに即座に作業側の方向に動きます。

これを『イミディエートサイドシフト』といいます。

この運動は、咬合面に描かれるゴシックアーチの形態に影響してきます。

中心支持咬頭(セントリックカスプ)の動き初めにその軌跡が変化しますので、中心位からの作業側、平衡側ともに干渉をおこしやすくなります。

そのため、中心位における運動の出だしを調整する必要がでてきます。

これを再現するためには、作業側顆頭の性質を再現できるような咬合器を使用することが必要です(^_<)-☆ 


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咬合調整 

◆BULLの法則

咬合調整の時に咬合紙の色が印記された歯が上顎と下顎どちらを削ったらいいのか悩むことがあります。
その時、どちらを削るのかという法則です。

ぜひ、模型をみていただいて、確かめていただきたいと思います。

● 非作業側→上顎では下顎歯の咬頭が通過できるよう。また下顎には上顎歯の咬頭が通過できるように、溝を形成します。

● 作業側→BULLの法則を適用します。

BULLの法則といいうことは、上顎(U)の頬側咬頭(B)、下顎(L)では舌側咬頭(L)を削るというルールです。

下顎の前歯の切歯点を結んだ三角をボンウィルの三角(10センチ)といいますが、最低でもこの大きさの咬合器でないといけません。 

 ボンウィルの三角と咬合平面(曲面)とのなす角はバルクウィル角(平均26度)ですね☆

「咬合診断を行うためには、このような基本をきちんと抑えておく必要があります。」

と稲葉先生。

基本をしっかりと抑える。

大切なことですね!!! 

 

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】 【顎関節症】

2015『顎関節症ライブ実習コース』開催〜その1〜

IPSG事務局、稲葉由里子です。

2015年4月11.12日『顎関節症ライブ実習コース』が開催されました。

全国から沢山の先生方にお集りいただきました♪  


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『顎関節症ライブ実習コース』は実際に顎関節症の患者様をお呼びし、
問診から、治療まですべて先生方の目の前で、デモンストレーションさせていただきます。

咬合からのアプローチで顎関節症を治療する実習はIPSGでしか行っていない、非常に貴重なセミナーです。

最近は、顎関節症と咬合は関係がないという風潮がありますが、本当にそうでしょうか?

咬合器を使い、咬合診断ができる方であれば、関係がないとは言えないはずです。

「顎関節症をどうやって治したらいいのかわからない。」

「マウスピースを入れるぐらいしか、治療方法が思い浮かばない。」

という声を聞きます。

IPSGでは、20年間の間、咬合からのアプローチで顎関節症の患者様を治してきました。

ぜひ、2日間じっくり勉強していただきたいと思います。 


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稲葉先生がドイツに留学したきっかけとなったのは、当時チュービンゲン大学口腔外科のシュルテ教授の論文に非常に感銘を受けたからです。

442名の患者様の治療内容を丁寧に整理し、順序立てて解説されている論文でした。

稲葉先生はすぐにシュルテ教授に手紙を送り、ドイツへ客員教授としてチュービンゲン大学に在籍することになりました。

1年に1度開催される特別講義は、4週間の間、朝から晩まで徹底的に顎関節症を学びました。

テレスコープシステムの権威、ケルバー教授のもとに在籍していたということもあり、テレスコープについてもドイツテレスコープの全盛期に学ぶ事ができました。 


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1980年に帰国し、シュルテ教授から学んだ内容などをまとめて文献や学会で発表しました。

『顎口腔系機能障害患者の家庭療法』

家庭療法に関しては、今でこそ日本でも取り上げられていますが、当時は全く興味を持ってもらえなかったそうです。

早すぎたのでしょうね。

舌癖に関しても、シュルテ教授から沢山学んだそうです。

顎関節症に関して、手術をしなければいけない症例は442名の中、たったの16名だったと言いますが、稲葉先生の経験ではほとんど咬合からのアプローチでほとんど解決できるとのことです。

顎関節症は、肉体的なものと、精神的なものは分けた方がいい。

精神的な状態に追い込む前に我々が治す必要がある。

と言っていました。

最近では、顎関節症と咬合は関係がないから、噛まさないようにしなさい。

と指導している先生もいらっしゃるようですが、現実無理です。

咬合と関係がないと言いながら噛み合わせてはいけないというのは矛盾があります。

患者様を不幸にしないためにも、しっかりと咬合を学び、咬合診断をして原因を見つけられなくてはいけません。


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顎関節症の基礎知識について、詳しく話しをしました。

咬合調整の目的は・・・
顎関節を考えた咬合調整をすること。

顎関節と円板をタイトにすることです。
ギシェーは顎関節を第4大臼歯と呼んでいるほど、咬合と密接に関わっています。

いつもお伝えしますが、顎の形は五角形です。

わかりやすいのは、椅子は五角形が一番安定することを思い浮かべて頂ければと思います。


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いよいよ、患者様がいらっしゃいました。

今回ご協力いただいた患者様は、私の娘の保育園、小学校のパパ友の坪坂さん。

家族ぐるみで仲良くさせていただいています(^_^) 

実習当日に初めて来院してくださいました。

事前にメールをいただいていた内容は。

・・・・・・・・ 

・上下の歯の間に指2本入るか入らないくらいのところで口がそれ以上開かなくなる(ロックするような感じ)

・顎を左右にずらすようにするとゴキッという音がしてそれ以上開くようになる。
(左右で若干違っていて、右は最初にロックした位置で止まっていて、左をずらす感じです)

・普段は痛みなどはないが、冬の寒い日などにやや痛みを感じることがある

・普段の食事はよいのですが、おにぎりやサンドイッチのように切り分けて食べられないものは結構大変です。
肩こり、腰痛はあります。
腰痛は特にひどいです。
あと関係あるかわかりませんが、年中鼻が詰まっている感じです

・・・・・・・・・

このメールを読んだ時は、口を開く事ができるのかな。

と思っていましたが実際は。

なんと。

15年も口が開かない、クローズドロックの状態でした(>_<)


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筋触診から始めます。

筋肉は割とリラックスしていて、異常な緊張などはみられませんでした。 


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IPSGセミナールームではご覧のように、患者様の口の中の様子がリアルタイムで、先生方にご覧頂けるため、実際に口の中を覗くよりもわかりやすく大画面で勉強していただくことができます。


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開口量は、2.3センチ。

ということは、指2本分です。 

円板に乗って滑走していない、クローズドロックの状態ですね。 


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ドップラー聴診器による、クリック音の検査。

浅側頭動脈の音を確認し、そこから5ミリ前方が顎関節の位置です。

左側に雑音が少しありました。 


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佐藤先生によるKaVoアルクスディグマによる顎機能検査で治療前の状態を記録します。  


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そして、マニュピレーションです。

口が開かなければ、咬合診断をするための印象を採ることができません。

この時、稲葉先生は何かを調べていました。 


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「よし、乗った!」

ということで、鮮やかです!!

実は口が開くかどうかとても心配でした。

なぜなら、15年間も口が開いていなかったので骨性癒着、アンキローシスを起こしている可能性があったからです。 


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患者様もビックリ。

まさか、自分がこんなに口が開くとは思わなかった。

とおっしゃっていました。 


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開口量、4.5センチ。

患者様は痛みなく、スムーズに開ける事ができました。

もし。

開かなかったらどうしよう・・・

という私の不安は払拭。

本当によかった。

素晴らしいです! 


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さて、ここからは咬合診断です。

患者様は意識されていませんが、ずっと足を組んでいらっしゃいます。

フェイスボウトランスファーで、上顎の位置を咬合器にトランスファーします。 


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中心位、チェックバイトを記録します。


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患者様の坪坂さん、一番前の席で興味深く見ています。 


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中心位、中心咬合位のズレを確認。

カタカタとやはり落ち着いてないようです。 


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やはりマニュピレーションを間近でご覧頂いたので、先生方も興奮しています。 

稲葉先生のダジャレに、先生方も和やか(^_^) 


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坪坂さん、口が開くようになった事が新鮮だったようで・・・

常に口を開いて確認していらっしゃいますね(^_<)-☆ 


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先生方からの積極的などんな質問にも答えている稲葉先生。

さすがだなぁ・・・

と感心しました!

明日は9時から咬合器の調整、そしていよいよ患者様の咬合調整です♪ 


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ということで。

懇親会です!

稲葉歯科医院近く、末広町にあるLallenza.

素敵なイタリアンです。 


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20年間ライブ実習を行って来て初だと思うのですが。

患者様も懇親会に参加いただきました!! 


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「乾杯♪」

沢山勉強した後のお食事、ワインは格別に美味しいですね! 


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お料理もとっても美味しい♪ 


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ワインと一緒に、会話に華が咲きました♪ 


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坪坂さん、

「食事とワインがこんなに美味しいと思ったのは久しぶり」

以前は、口が開かなかったために、常に口が汚れやすかったので食事をして、一度口を拭いてからワインを頂いていたとのこと。

「口が開くようになったら、一度拭かなくてもそのままワインが飲めます!」 

最後にはグラッパも一緒にいただきました。

明日は、またロックしないために、咬合調整により原因をとります。

楽しみです!!! 

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

高齢者のQOLを守る口腔トレーニング『ラビリントレーナー』

『高齢者の食生活に対するリハビリテーション』

IPSG包括歯科医療研究会代表 


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 私は昭和63年より大学で日本で最初の高齢者歯科を立ち上げました。
丁度日本で高齢化が始まった時です。
65才以上の人が全人口に占める割合が14%を超えると高齢化が始まったといわれます。

17%を超えると高齢化の化がとれ高齢社会となり、さらに25%に達すると超高齢社会に突入します。
現在我々は超高齢社会の真っただ中にいるという訳です。

従って僅か25年で4人に1人が高齢者ということになります。

日本の高齢者の特徴は欧米と比べ、口腔の状況が悪く食事がうまく取れないことです。

このような事情で国は平成元年に8020運動を立ち上げ、
80才で20本の歯を保とうという運動でしたが、20年経過した今でも20本保っていないのが現実です。

当時は8005で僅かに5本しか有りませんでしたが、現在でも僅か8010程度で、
なかなか20本には到達できません。


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学術大会の特別ゲスト、三浦雄一郎さんも『嚥下』について大変興味を持たれ、稲葉先生と飯塚先生の講演を聞くために早くいらっしゃってくださいました(^_^) 


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現在85才で60%の人が総義歯になっています。

総義歯になってもその評価が低く、考えられないような安い値段で作らなければなりません。

したがって義歯をいくつ作っても合わない、食事をするときには外す、 というような事態に陥っています。

総義歯は多くの知識と技術が必要になります。

解剖学、生理学、生化学、理工学 etc.の集合した知識が必要ですがその評価が考えられない位低いのが現実です。

その結果何不自由なく噛める義歯が少ないことも事実です。

「リハビリテーション」とは本来あった状況に戻すということが目的です。

しかし日本では現状で対応しようとし、もと有った機能を取り戻し健康を保つことを考えていません。

食べられなければ米はお粥にし、副菜はミキサーにかけてトロミをつけて飲み込ませ、 元の形や食感などは二の次です。

本来の食生活とは遠いものです。

私たち歯科医師はこのような高齢者に対し、本来の食事が出来るように、 リハビリテーションの一環として、質の高い義歯を入れ、 高齢者の食生活を護ることが出来るのです。


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実は今回、ご覧頂いたのは、三浦雄一郎さんのお父様、 三浦敬三さんのビデオです。

三浦敬三さんは101才で現役のプロスキーヤー、99才でモンブランを滑走されました。

その秘訣について、『食生活』と『嚥下体操』について語られていたので、稲葉先生は録画し、大切に持っていたそうです。

毎朝、嚥下体操(舌だし体操)を100回。

顔の皺がよらないためにはどういう方法がいいか、顔面の筋肉を強化したほうがいいのではとお考えになったそうです。

舌だし体操により、胸の筋肉や首の筋肉の他、顔面全体の筋肉を使う事を実感されたそうです。

そして90歳を越えると食が細くなりますが、玄米を最低50回から100回噛んでいたそうです。

今回の動画をご覧頂き、口腔機能のリハビリテーションは非常に大切だと実感していただいたと思います。

摂食、咀嚼、嚥下が元のように回復するのが、本来のリハビリテーションだと考えます。

続いて、IPSG包括歯科医療研究会、会長の飯塚能成先生の発表です♪  


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今回、飯塚会長は、三浦雄一郎さんがいらっしゃるということで、ぜひラビリントレーナーを紹介させていただきたいとおっしゃっていました。 

飯塚会長は、稲葉先生が開発されたラビリントレーナーを用いて、施設や病院に直接出向き、摂食・嚥下訓練の普及に努めています。 


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事前に、三浦さんにもラビリントレーナーをお渡ししたのですが、講義が始まる前から興味津々の模様です(^_^) 


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最近、若い人の発音の悪さが目立つ時代であると同時に、高齢者の方は嚥下機能の低下が深刻な問題となっています。

これまで4番目だった「肺炎」による死亡数が脳血管疾患と入れ替わり、3大死因のひとつになりました。

これは、高齢者の人口が増え、誤嚥性肺炎が増加したことが影響していると考えられます。

現在、高齢者の誤嚥性肺炎に対する対策はほとんどされていないのが現状です。 

私たち歯科関係者がどのように『摂食・嚥下』に取り組んだら良いのかを、具体的にお話くださいました。

とくに、飯塚会長が大切だと訴えられていたのは

『鼻呼吸』の重要性についてです。

こちらに関しましては、IPSGサイトの中のQ&Aページで詳しく解説してくださいましたので、ぜひご覧下さい。  


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講演の最後は三浦雄一郎さんや安生朝子先生を交えて、ラビリントレーナーの実習を行いました♪ 


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ラビリン体操を先生方に体験していただき、その効果を実感していただきました。 


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ラビリン体操を行うことで、体全身に力が入ることを会場の先生方は実感してくださったと思います。 

飯塚会長のお話の中でもう一つ印象的だったのは、

「今や元気な高齢者による高齢社会作りが大切」

ということです。 

講演後、三浦さんから

「飯塚先生がお話されていたラビリントレーナーは素晴らしい。舌だし体操100回と同じ、もしくはそれ以上の効果が、ラビリントレーナーはわずかな訓練で効かせることができますね。」

と、大変興味を持っていただけました。

超高齢社会を迎えた現在の日本で、口腔トレーニングの重要さを強く感じた、今回の学術大会でした。

 

 

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

IPSG Scientific Meeting 2014

今回の学術大会、実はもうお一人素敵なゲストをお迎えさせていただきました。

スーパー衛生士の安生朝子先生です(^-^)♪


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つい先日、新聞クイントの表紙を飾った女性といえば、皆様ご存知のことと思います。

とても魅力的な先生でいらっしゃいます☆   


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▼安生朝子先生(宇都宮/藤橋歯科医院勤務 (株)ジョルノ代表)

『歯科衛生士のミッション』〜私の歯科臨床32年〜  


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『おもてなし』 という言葉があるのなら、綺麗な診療室で患者様をお迎えさせていただきたい。

ということで、診療室の紹介をしてくださいました。

安生先生のマイチェアー。

衛生士専用のチェアーがあるそうです。

素晴らしいと思いました。 


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今回、安生先生からは、衛生士が経過を追ってメンテナンスを行うことの重要性、経過観察の意味についてお話をいただきました。 


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最高に長い患者様で31年。

患者様にはなるべく少ない道具で負担にならないような方法で指導されているそうです。

治療が修了したら、終わりではなく、患者様が良い状態を保てるように、セットしてからが長いおつきあいというスタンスが素晴らしいと感じました。

問題は数年ではでてこないので、5年、10年、長期にわたると様々な問題がでてくるので、メンテナンスの継続は非常に大切です。

安生先生のもとには、介護度5の患者様がタクシーに乗ってわざわざメンテナンスにいらっしゃるとのこと。

これから高齢者の口腔ケアが重要になってきます。

義歯のメンテナンス、そして誤嚥性肺炎の予防にも衛生士は大きな役割を担っています。 


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安生先生のお父様を紹介してくださいました。

お洒落で素敵なお父様です。 


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そして、お父様が亡くなるまで、口から食事ができるように、一生懸命ケアをされたそうです。

超高齢社会を迎え、私たち歯科関係者の役割はとても大切になってきます。

安生先生のお話から沢山気付かされることがありました。

素晴らしい講演、ありがとうございました。 

 

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【IPSG包括歯科医療研究会】

IPSG Scientific Meeting 2014

IPSG Scientific Meeting 2014 開催されました♪

会員の先生方の発表をご報告させて頂きたいと思います。

トップバッターは、稲葉歯科医院のホープ、佐藤孝仁先生です。


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佐藤先生は稲葉歯科医院に勤務して3年、大変丁寧な仕事をされ、患者様からの信頼も厚いです。

毎週のように研修会に参加、知識も豊富でいらっしゃいます。

今回、『目標への階段』ということでお話をしてくださいました。

3年間、稲葉歯科医院で勤務して感じた事は、抜髄されている歯がとても多く、歯周病も放置され場当たり的な治療がなされている患者様が非常に多い事。

その結果、悪くなりすぎて治療が難しくなったら、放置されている。

もしくは、後先考えない治療が多くみられると感じたそうです。


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最善の医療を行うためには、技術的な事以外に、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・スタッフがサポートし合って初めて最善な医療が提供できるのではないかと思います。

もちろん、歯科医師としての技術の向上は不可欠であると思います。 


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今回、佐藤先生はひとつの症例を丁寧に発表してくださいました。

患者様は顎関節症で右側クローズドロック。

マニュピレーションで、41ミリまで開口できるようになりました。  


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口が開いたから治ったわけではありません。

佐藤先生はひとつずつ、問題点をチェックしていきます。

KaVo のアルクスディグマを用いた顎機能検査で、治療前の状態も記録しておきます。 


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プロビジョナルで患者様の顎の具合を確認し、PDRインサートでバイトを上げた状態で最終補綴物を作りました。 


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術前のディグマ左右の側方運動にこれだけの差がありましたが、 


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術後はほぼ均等に。

あきらかな結果をみる事ができて大変素晴らしい症例でした。 


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そして、患者様からの感想をお伝えしました。

とても満足され、

「症状の治療というよりも、患者の治療をしている姿勢を高く評価します。対話があります!」

ということでした。


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ひとつの症例を通じて、色々な事を学ぶ事ができました。

歯科医師の仕事は、単に症状をなくす治療ではなく、患者様の心を治すことも大切だということがわかりました。

と佐藤先生が最後にお話されたことは、大変素晴らしい気付きだと感じました。

次に発表をしていただいたのは、

キャスティックアーツ代表、技工士の中沢勇太先生です。 


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彼は以前、(株)モリタ歯科技工フォーラム2013の中で、国内外で活躍できるような才能をもつ歯科技工士 ということで優秀賞を受賞した、先ほどの佐藤先生同様、若手のホープです。 


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中沢先生はかつて、金属床を専門に作る歯科技工所に勤務されていました。

当然製作するのはクラスプのついている義歯。

当時設計についても勉強会に参加し、患者さんの口腔機能を保てるような金属床設計をできるように心がけていました。

しかし、臨床例によっては、泣く泣くもたないであろう設計をせざるを得ないこともあり、
3年支台歯が持てば成功だろうと考えていたそうです。

極力リジットなクラスプ設計をすることの重要性は理解していましたが、
クラスプの形態上、限界があることに悩まされていました。

そういった中でIPSGの学術講演会に参加させていただく機会がありました。

テレスコープシステムについてのお話を聞き、稲葉繁先生のケースには30年以上義歯が口腔内で機能しているということを知り、
素直に驚き、テレスコープを勉強して、長期間患者さんの生体の一部として
機能できる義歯を作りたいと思ったのが入会しようと思ったきっかけだったそうです。 


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それぞれのテレスコープシステムについて、詳しく説明をしてくださいました。 


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技工士の視点から注意すべき点を説明してくださったのは、歯科医師にとっても大変勉強になります(^_^)  


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リーゲルレバーに関して、細かい注意点もいただきました。 


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下顎の舌側面形態に関して、歯肉を覆ってしまうと清掃性が悪くなってしまうので歯頸部に沿わせ、その代わり金属の厚みを1.5ミリにして強度を確保すると良いというお話もありました。 


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コーヌスクローネに関しても、同じように技工サイドからの注意点をいただき、勉強になりました。

テレスコープシステムは、非常に高い技工技術と操作が必要な『エクストラ技工』

我が子を送り出すような気持ち思い入れで納品させていただいていると、熱いメッセージをいただきました。

中沢先生の技工は、模型がとにかく綺麗です。

そこからお仕事の正確さも伝わってきます。

患者様は、これから自分の一部になる歯が綺麗な模型で扱われているのを見ると安心されますし、大事にしてもらっていると思われるはずです。

私たち歯科医師もその点をよく見ています。

歯科医師と技工士、お互い仕事のやり取りは丁寧に大切にしたいものですね(^_<)-☆ 

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上下顎同時印象法

『総義歯ライブ実習コース』いよいよセットです!

当日の朝。

父である稲葉先生に、「大丈夫だった?」

と聞いてみると・・・

「大丈夫じゃなかった。」

という返事が(-_-)

いつも自信満々なのに、長い間この実習をやって来てこんな答えははじめてです。

「小平君にかかっている」

と稲葉先生。 


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前日夜の8時に試適が終わり、模型を託された小平先生。

徹夜で、排列と歯肉形成の修正をしてくださいました。

そして朝の8時にイボカップシステムの重合完成。

その足で、研修会場に駆けつけてくださいました。 


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研磨の模様です。

今回の実習コースは技工士の先生方も多く、小平先生の手元を注意深くご覧になっていらっしゃいました。 


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そして完成した義歯がこちらです!

患者様の口腔内とは違って、左右対称です。 


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さて・・・

どうだろう。

本当に心配です。 


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患者様にセット。

すると、驚く程口元が美しくなりました。

前日の試適で心配だった部位は、小平先生が修正してくださり、適合もばっちり。 


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先生方お一人お一人に実際に口の中を触って頂きました。

下顎は揺すっても外れない。 


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もちろん、上顎は患者様ご自身でも外すのが難しいとおっしゃっていただきました。 


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先生方遠慮して触ってるのかなと思い、私も恐る恐る触らせて頂いたところ、

よかった!!

いつもの吸着力、発揮できていて、吸い付くようです。 


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患者様の初心の口元です。 


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そして、横顔。 


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こちらが、新しい義歯を装着後の口元です。

目元を隠してあるのでわかりにくいかもしれませんが、別人のように美しくなりました。 


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横顔もとても綺麗です。

あれだけ大きく見える、シュトラックデンチャーは口の中に入ると驚く程自然です。


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セットしてすぐに、お弁当を一緒に食べていただきました。

痛かったら噛む事ができませんし、飲み込むこともできません。

でも、患者様は前歯で軽く噛むだけでお新香もゴボウも召し上がっていらっしゃいました。 


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「お肉も食べられそうです。」 

「今迄食べた後、下の入れ歯に食べ物が詰まったけれど、全然詰まらないです。本当にありがとうございました。」

とおっしゃっていただきました。 

排列、歯肉形成のトラブルがありましたが、その後の小平先生のリカバリー、頭が下がりました。

本当に今回ほど、技工士の先生との連携の大切さを強く感じた事はありません。

そういう意味でも素晴らしい実習だったと思います。

また、稲葉先生の確実な印象と咬合採得がなかったら、 このような結果は出せなかったと感じます。

最後に、稲葉先生

「ゆりちゃん、よかった!!」

と喜んで、腕を掴まれました。

こんなに何度も涙ぐむ実習もいままでなかったと思います。 

岩田光司副会長には、排列作業中、ご自身の症例を画面でシェアしてくださったり、全力でサポートしてくださいました。

最後のまとめの講義素晴らしかったです。 

先生方からも沢山の感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。 

▼稲葉先生の仕事ぶりにあらためて感動しました。技術はもちろんのこと、あきらめない姿勢には本当に頭がさがりました。少しでも明日から臨床へいかしていけるようにがんばっていきます。有難うございました。   

▼今日、試適後の調整を見ることができる貴重な経験をさせて頂きました。試適あとのエラーが発生しても例年通り素晴らしい結果をみさせて頂きまして、やはり教授はすごいなと改めて感じました。  

▼総義歯の全体の流れ、特にラボではあまり見えない、フェイスボー、バイトや試適など貴重な経験ができました。気を抜けない講習会で最初から最後までペンが走っていたと思います。普通の総義歯は知っています。でもきちんとした総義歯の過程も含め初めて知りました。これからコツコツと知識を会得しまた来年参加できるように少しずつ前に進もうと思いました。これから自分自身やってみて一発目から完璧にはできないと思うので数々の疑問が出るか楽しみです。  

▼患者さんが義歯をセットして痛みもなく食事もとれていた姿を見て感動しました。小平さんみたいに稲葉先生のような素晴らしい先生とパートナーを組んで患者さんが満足する義歯を作れるようような技工士になれるように勉強したいと思いました。今後できるだけ稲葉先生のセミナーを受講していきたいです。今日はどうもありがとうございました。  

▼私の目標である臨床の集大成である講習を新人にも理解してもらいたく参加しました。日頃私の言っている材料操作等、基本の重要性と口腔内、顎関節の重要性を理解してもらえたようです。土曜日の勉強会にやるき満々です。私は休みがなくなりそうです。  

▼3日間内容が濃くて覚える知識が膨大でした。特に稲葉先生の排列の仕方とリカバリーの方法が見れてとても参考になりました。これから自分の診療所で実践にうつるわけですが、今回が入門編とするならばアドバンスコースがあればうれしいなと思いました。  

▼TF時にはどうなるかと思いましたが、セット時には完璧でした。さすがです。この義歯製作法のすごさを実感しました。ぜひ自分でもシュトラックデンチャーをつくってみたいです。  

▼すべての作業手順が考えぬかれており感動しました。真似していきたいと思います。  

▼オリジナルとイボクラーデンチャーシステムのビデオを見て、更に改良を加え、IPSGの究極の総義歯システムに到達した流れが非常によく解りました。今回は顎堤の高さが左右ことなり、アーチもゆがんだ目の錯覚をおこしやすいマウントの難しいケースでしたが、フェィスボウで正中をとり、模型の基底面をカンペル平面にそろえることで感覚に左右されず咬合器に装着する大切さがよく解りました。  

▼稲葉教授の講義は何回聞いても新しく学ぶことがあるところがすごいと思いました。  

▼3日間で全ての治療過程を勉強することができました。有難うございます。実際の患者さんで結果をみることができ、感動しました。  

▼今回もダイナミックな講演を有難うございました。新人もすでにやるき満々です。材料操作、医療技術、技工技術の融合は圧巻でした。 

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

IPSG研修ルームで初の開催、総義歯ライブ実習コース。

最後まであきらめない稲葉先生とそれをサポートする幹部の皆様、そしてとても真剣に受講してくださった先生方、そして患者様のご協力のおかげで無事、成功に終わりました。

魔法のように鮮やかにうまく実習よりも
会場の先生方には、より多く学ぶところが多かった
ライブだったと思います。

3日間、本当にありがとうございました!