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定期的に歯のクリーニングをしましょう。
歯の健康を維持し、できるだけ長く自分の歯を残すためには、予防が必要です。
毎日の歯ブラシをすることはもちろん大切ですが、定期的に歯科医院で歯をクリーニングすることをおすすめします。
歯科医師、歯科衛生士による歯のクリーニングは超音波スケーラーという特殊な器具を使って汚れを除去します。
特に歯垢に唾液中のカルシウムが付着してできる歯石は、歯ブラシなどの通常のお手入れでは落とすことができません。
特に異常がなくても定期的に、歯科医師、歯科衛生士にみてもらい、クリーニングを受けることが、むし歯や歯槽膿漏になるのを予防し、歯に対する関心も高まり、口の中に注意をはらうようになります。
これが結果として歯の健康によい影響をもたらします。
逆に歯科医師の健診をうけたことがない人は、重大な異常にも気づくことが遅れ、歯周病(歯槽膿漏)になったとき、すでに手遅れ、といった危険性が高くなってしまいます。
かむ機能をいつまでも!
これまでお伝えしてきたように、歯を失うということは、たくさんの重要な役割を果たせなくなるということです。
また、従来考えられていたように、歯を失うのは老化現象ではなく、予防をすることによって一生自分の歯で食べることが可能です。
できるだけ若い年齢から、正しいケアを実行していけば「80歳で20本」という目標もけっして実現不可能な高い目標ではないことを知っていただきたいと思います。
ご自分でできる歯の予防方法は
①歯ブラシ
②デンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れを取り除くこと。
③お口の洗浄液で口をゆすぐこと。
ですが、これを日々こころがけて習慣にしたいですね。
知らず知らずのうちにしのびよる歯周病、さまざまな症状をひきおこす歯の成人病を予防し、自分の歯で噛む快適さ、健康を失わないようにしたいです。
2010年02月01日 | コメント (0) | トラックバック (0)
メンテナンスについて
メンテナンスについて
先日、自宅のガスの湯沸かし器の調子が悪くなってしまい、、ガス会社に電話して修理にきてもらいました。
「ガスの湯沸かし器械がだいぶ汚れていて、部品も劣化していて取り換えなきゃだめですね。」
とのこと。
やはり、ガスの湯沸かし器も年に一度のメンテナンスが必要ということです。
きちんとメンテナンスしていれば器械をとりかえる必要はなかったと思うし、かえって高くついてしまいました。
これって歯のメンテナンスと一緒ですよね。
せっかく治したと思った歯周病や虫歯がしばらくしてまた悪くなってしまい、もっとひどくなってしまっていた・・・・なんて経験ありませんか?
治ったと思った歯周病は生きている限り、食事によって歯垢(プラーク)はつくし歯石もたまります。
定期的なメンテナンスでは、歯垢もやわらかくとりやすいのですが、一年以上たってしまった歯石は硬くなってしまうため、また最初から治療しなくてはいけなくなります。
綺麗に被せたセラミックも、ほうっておくと歯肉が腫れてしまったり、歯周病で歯がぐらぐらしてしまうことだってあります。
入れ歯の場合もメンテナンスはとても大事です。
せっかく作った入れ歯も、メンテナンスをしないと土台になっている歯が歯周病になって抜けてしまいます。
稲葉歯科医院のリーゲルテレスコープは抜けてしまったとしても修理ができますが。普通の保険治療の入れ歯では抜ける度に作りなおしが必要になります。
そのため、歯を一本でも失わないためにもメンテナンスが大切です。
安心してメンテナンスをうけて入れ歯を長持ちさせるか、歯を失いながら何度も作りかえるのとどちらがいいでしょうか。
稲葉歯科医院では3か月に1度のメンテナンス(定期検診)をおすすめしています。
メンテナンスの手順は
- まず、患者さんのお口の中の様子をお聞きします。
- つぎにずべての歯を一本ずつ拡大鏡をつかってむし歯がないか確認します。特に歯と歯の間はむし歯ができやすいのでフロスを使い確認します。
- 超音波の器械を使って歯の表面の歯垢(プラーク)を除去します。
- 歯と歯肉の隙間(ポケット)が深いところは衛生士がスケーラーという道具を使って除去します。
- 着色のある歯の汚れをとって器械で磨いて仕上げます。
- すべての歯に歯間ブラシを通して、歯肉をマッサージします。
- 最後に、衛生士から、歯磨きの指導などのアドバイスがあり、ご希望によってフッ素を塗布します。
入れ歯の場合も毎回、超音波洗浄にかけ、着色のついた歯は綺麗にみがき、こわれていないかどうかチェックします。
ご自分の歯は生涯を充実させる財産です。人工の歯はいくら高い技術で作られたとしても天然の歯にはかないません。一本でも多くの歯が健康に保たれるように、私たちがお手伝いできたらうれしいと思っています。