Home > 【ストレスフリーの歯科医院】
歯医者のにおいがないのはどうしてですか?
先日患者様より
Q.稲葉歯科医院では、そういえば歯医者の臭いがないのはどうしてでしょうか?以前は歯医者さんの帰りに臭いがしみついたりしてとても気になっていました。
というご質問をいただきましたのでお答えしたいと思います。(当院の歯の根の治療についてもお伝えします。)
A. 当院では臭いのもとになる薬を使っていないからです。
それから当院のバキュームの吸引力が強いため、治療中のにおいをほとんど吸いこんでしまうためです。
歯科医院の臭いのもとになる薬とは歯の根の治療に使う消毒剤クレオドン(グアヤコール)、メトコール、ヨードホルム、フェノールカン フルなどです。
これらの消毒剤、日本ではいまだに大学の授業で使われているので、治療に使われている歯科医院がありますが、実はヨーロッパ、アメリカではすでに使用されていません。
フェノールやグアヤコールは臭いもそうですが、腐食性がとても強くて 皮膚に付着すると中まで浸透して細胞を次々破壊する劇薬です。
こんな薬剤で治療をするとしばしば、根の先がいたくなったりします。
治療中の詰め方が不十分だと口の中でだ液に溶けて体中にまわってしまいます。
では、どのように歯の根の治療を行っているのかお話します。
歯の根の治療に関しては 稲葉歯科医院の先生は全員、平井順先生のJHエンドシステムというセミナーを受講しています。
日本の「歯の根の治療」の専門家の中でトップレベルの先生です。
平井先生のすばらしいところは「歯の根の治療」の専門家なのに、如何にして神経を抜かずに守るかということを大量の資料、症例から教えてくださることです。本当にすばらしい先生です。
平井先生自身神経を抜く治療もほとんどしません。どうしても抜かなければいけない場合のみ、完璧に精密に治療をします。
如何にして神経を抜かずに守るか、ということが大前提で、どうしても神経の治療が必要な時には薬を使わず丁寧で精密な治療をするように教えていただきました。
なぜ、日本でこのような薬剤がまだ使われているかというと、一回の神経の治療時間が短いためだと思います。
本来、神経をとる治療は1回か2回で治療することができます。(ただし1回の治療時間は奥歯の場合1時間から2時間ほどかかります。)
治療と治療の間にしばらく置く時間がないので感染もしません。
だから強い薬で消毒する必要もないのです。
当医院では薬で消毒するかわりにルーティーという器械を使い6%の過酸化水素水で洗浄します。それで根管の中は十分きれいになります。
劇薬を使わない「歯の根の治療」 は結果もとても良く、不快なにおいもありません。
2010年03月16日 | コメント (0) | トラックバック (0)
ストレスフリーの歯科医院
患者様にとって歯科医院はできることならあまり行きたくない場所と思われています。来院のきっかけはつめ物がとれてしまったとか、痛みがあるからなどが きっかけだったりします。当院ではこのようなきっかけで来院された患者様がその後ストレスを感じることなく来る事ができるようにいろいろな工夫をしています。
患者様のストレス、「痛い」「怖い」「削る音がいやだ」「臭いが気になる」「受付、先生の対応」などがあると思います。
まず歯科医院のあり方で最も大切な事は患者様、歯科医師、スタッフがお互いが気持ちよく、信頼関係で結ばれている事だと思います。
通院する患者様を迎えるためには、初診時は大変緊張しているはずなので、スタッフが笑顔で声をかけるなどして心をほぐし居心地の良い空間をつくりだすようにしたいと思っています。
当歯科医院は秋葉原の電気街近くの小さいビルの6階にあります。
完全予約制になっております。
従来の歯科医院のような雰囲気はありません。インテリアもなるべくリラックスできるようにしてあります。
待合室も「今日は何の治療をするのだろう・・・・痛そうだな。」と考えながら待つのではなく、ちょっと楽しい事を考えたりできるような場所であったらいいなと思います。
また待合室、診療室は靴のまま上がっていただいています。毎日スタッフがきれいに掃除していますし、月に一度ワックスもかけています。靴をぬいでスリッパに履き替えることはありません。
受付でもなるべく緊張がほぐれるように話しかけたり、先生も診療前に患者様がリラックスできるようにできるだけ問診に時間をかけるようにしています。
病気になってストレスを感じない人はいません。そんなとき、親切な心を示してくれたならば、ストレスもわすかだけどほぐれるはずです。
私たちは治療後の定期健診(メンテナンス)に非常に力を入れています。よい状態を保ち、楽しく歯科医院に通うことができるようにスタッフ一同努力していきたいと思いますので宜しくお願いします。