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2011ipsg「咬合診断実習コース」開催されました
こんにちは。
IPSG事務局の稲葉由里子です。
2011年10月9,10日「咬合診断実習コース」開催されました☆
前回の「咬合治療の臨床」(基礎コース)を受講された方がほとんどでしたので、リラックスしたムードで、楽しい雰囲気で行われました^_^
患者様は、IPSGのVIP会員である歯科医師の三浦満先生です☆
ということもあり、みんな遠慮がありません^_^
稲葉先生もちょっと三浦先生をいじめてみたり、みんなの緊張感もほぐしていました。
Dr.ダリル・ビーチのパフォーマンスロジックの要素を意識した実習で行われていました。
まずは姿勢の観察です。
治療前の写真をとり、治療後と比べます。
今回、私が非常に勉強になったのは、筋触診です。
頸椎の7番目、腰椎の10番目の触り方、乳様突起の位置、僧帽筋や後頸筋群で痛みが現れる位置などを説明しながら患者様の触診を行うことで、信頼感が一層増す事かと思います(^^)/
耳の穴に指を入れて、中心位、中心咬合位のズレを触診することも大切で、この時も常に左右差を意識するようにとのことです。
この、一つ一つのステップを確実に行うことが大切なのだと気づきがありました。
そして、口腔内の筋触診。
頭蓋骨の模型を見ながら、内側翼突筋、外側翼突筋、顎二腹筋、オトガイ舌筋、などをイメージしながらその触診法を学びました。
この時、患者様の眼瞼反射をみることで、痛みの度合いを判断することができるので気を付けてみることが大切です。
頭を触診する際も左右の痛みを比べることが重要です。
印象採得、中心位、中心咬合位、チェックバイトのとり方を詳しく説明。
一人一人に中心位の記録も体験していただきました☆♪
IPSG副会長の岩田光司先生によるKaVo社ディグマ2による顎機能検査です。
ディグマ1は3Dによる顎の動きをデータに保存してから確認していたのが、ディグマ2はなんと、リアルタイムでみることができます。パソコンとディスプレイを直接つながるようになってます。
すごいです。
センサーの数も増えました。
電波を受ける数が増えて、前の方にセンサーがあったのが歯列にそわせてセンサーをつけたため、測定の効果が飛躍的にあがり、測定のスピードもあがったようです。
上顎の位置決めが眼窩下点、オルビタをとっていました。
私も毎日やらないと覚えられないかもしれません^_^;
今回、オーストリアシュラビチェックの元で活躍していた田嶋健先生もスタッフとして参加いただきました。
ディグマにより、顆路角のデータもとれるので、咬合器上で調整しました。
稲葉先生、しっかり原因をみつけました☆
左側方運動時の臼歯部の干渉です。
そして咬合調整です☆
三浦先生の言葉だと、わずかになでるぐらいの切削量だそうです。
そして、治療後のディグマ計測、最後には受講された先生すべてにEPAテストを体感していただきました。
ディグマ、みんな欲しくなっちゃいますね(^_-)
田嶋先生のEPAさすが、シュラビチェック風です。手つきが違います(笑)
ディグマの治療前治療後のデータを比べてみましょう
治療前です。
治療後です。
開口量も3センチも開いています。ポッセルトフィギュアをみてもわかりますね☆
左右側方運動時のバランスも変わっています。
他の運動をみても、限界運動の幅が広くなりました。
咬合調整の一瞬でこれだけの変化がありました!(^^)!
上が治療前下が治療前の写真です。
肩の左右の高さが治療前は違いました。
実習2日目、の治療後は左右の高さが同じになっていることがわかるかと思います。
三浦先生は治療後すぐに、首が痛みなく自由にまわせるようになった。
ディグマで最大開口するときに肩のうしろが張る感じがあったのがなくなったとおっしゃっていました。
三浦先生から後日いただいた感想をお伝えしたいと思います。
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治療の感想について
すばらしい感想の数々、ありがとうございました。
先生方の感想の一部をお伝えします☆♪
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◆とにかくすごい内容でした。沢山回り道してきたので、価値がとても分かるような気がします。自分のものとして使いこなせるようになるにはまだ時間がかかるかと思いますが、歯科医として最大の宝物になると思います。ありがとうございました。
◆内容も多肢にわたり(パフォーマンスロジック、伝麻法、ハンドピースの持ち方等とても有益な)もちろん咬合治療も完璧なセミナーでした。ありがとうございました。きちんとした診断ができると治療もでき、ちゃんと治るということがよくわかりました。
◆患者さんがドクターということもあって、実際に中心位をやらせてもらったり色んなことを聞けたので、ためになった。稲葉先生の中心位との比較もできて、自信につながりました。
◆先生直々にセントリックのとり方を教えて貰えてまた、咬合調整をいかに繊細なものかを直に見れて悶々としていた部分がかなり明確になりました。
◆確実な診断、おどろきました。咬合調整の量の少なさに感動しました。あれだけで治るのに今までは自分は削りすぎていたに気づきませんでした。
◆咬合調整によって即時に生体が、しかも劇的に変化するのを目の当たりにしてびっくりです。的確な診断が重要だと改めて認識しました。
◆咬合診断の精度を高めたいと思い、2回目の参加させていただきました。特に中心位の採得に疑問があったのでよく学べてよかったです。ディグマも今までの見学でとてもできそうになかったのですが、今回は臨床に取り入れたくなりました。
◆検査と診断の重要性をあらためて知りました。
◆咬合診断の正しい出発点を学べてとても有意義でした。明日からの診療に生かしたいです。咬合器を使うのが楽しみです。患者さんが目の前でよくなったのには感動でした。今日はありがとうございました。
◆口腔のみならず、体全体にとって、咬合がいかに大事であるかを痛感しました。同時にしっかりとした咬合診断を行い、調整することができれば症状が一瞬で改善するというような素晴らしいことができることがわかり、より一層精進しようと思えました。咬合のコースはもっとじっくり集中的にやるものをぜひひらいてほしいです。
◆今回の咬合診断に実習を受けて、前までのおさらいや新しく知ったことがあり、いろいろと勉強になりました。咬合理論をきちんと学んだ上で、他の治療を行っていく事がとても大切であると一層心に思いました。この診断が自分のものにできるように、今できることからやっていきたいと思います。これからも学んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。とても楽しく勉強になりました。ありがとうございました。
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2日間にわたり、ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました☆
2011年10月11日
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