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義歯の噛み合わせが悪いと、どういう障害がでますか?(40代男性)
Q.40代半ばでほとんど義歯です。
義歯の咬みあわせが悪い場合、どういう障害が出ますか?
首の凝り、は、これが原因だと思うのですが、、。
A.ほとんど義歯というのは、たぶん被せてある歯がほとんど・・・ということでしょうね。
一本一本別々に治療をしたとすると、全体のバランスが崩れている可能性があります。
上下の歯は全体的にバランスと調和がとれて機能しています。
虫歯や神経の治療で、一本単位で被せものをすると、治療した歯の本数が多ければ、最初の基準が狂ってしまいます。
例えば、左右の噛み合わせの高さが違っていたり、歯の大きさが違ってしまいます。
義歯の咬みあわせが悪い場合、どういう障害が出ますか?
ということなのですが、
「顎(あご)が大きく開けない」「顎の関節付近が痛い」という症状。
「肩がこる」「腰が痛い」「手足がしびれる」「耳鳴りがする」「偏頭痛がひどい」というような症状などがあげられます。これらは顎関節症と言われる症状です。
顎(あご)付近の痛みを訴えたり、口が開かない、顎のあたりでパキン、ジョリジョリ、コッキン、という音がするといったものです。
顎関節症というと歯並びが悪い、親知らずによるかみ合わせのバランスの悪さ、といったような原因が多くを占めていますが、歯に被せてある銀歯や、詰め物、とくに入れ歯による咬み合わせのバランスが合っていない場合もたくさんあります。
まずは、今の状態が正しい噛みあわせなのかということを検査する必要があります。(咬合診断といいます)
咬合診断により、左右のバランス、正中のズレなどがわかるので、噛みあわせの平面をしっかり整えてあげることが大切でしょう。
以下のページにその診断方法が詳しく書かれています。
2010年06月10日
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