IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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口の臭いが気になります。

Q.最近、口の臭いが気になるようになってきました。家族から指摘されて気がついたのですが、自分の口が臭いかと思うと、話をすることもためらってしまいます。特に朝起きた時に強く感じます。何かよい予防方法があれば教えていただきたいと思います。(62歳 女性)

A.口臭予防には徹底した口内衛生管理が大切です。

年を重ねるにつれ、気になる人が増えるという口臭。口臭にはだ液の分泌不足によるものと、腸内の昨日低下によるものが主といわれています。

便秘症の人にも見られるように、腸内環境が悪化すると、悪玉菌が増え、アンモニア等の悪臭ガスが溜まり、これが吸収され血管を通り、口臭の原因に。

これらは、生活環境や食生活を見直し、胃腸に負担をかけない食事や生活を心がけることが大切です。

次にだ液の分泌不足による口臭。

口を開けて呼吸する、食べ物をかまない、自律神経の機能が低下すると、だ液は不足し、口内に細菌が増加。

それが食べ物のカスなどを餌に、臭いの元となるメチルメルカプタンなどの揮発性硫化物質を作り出します。

また、むし歯治療でつめた金属や手入れの不十分な入れ歯なども、口臭の大きな原因です。

この口臭が特に強くなるのが朝、寝ている間に少なくなっただ液に、古くなって剥がれ落ちた粘膜組織が混ざり、粘着性が高くなっただ液が口臭を強くします。

口臭を防ぐために1日3度の食後の歯磨きは基本。

歯と歯の間は歯間ブラシなどを使い、舌は舌ブラシを使って、口の中の隅々まできれいにしましょう。

また、キシリトールの摂取は歯石を柔らかくする効果があり、日頃の歯磨きをより有効なものにしてくれます。

すべてのケアが終わったら、殺菌作用のあるマウスウォッシュで仕上げます

口臭予防に大切なのは、何よりも徹底した口内衛生管理といえるでしょう。

2010年03月23日

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