IPSG包括歯科医療研究会発信|顎関節症、テレスコープシステムの専門家が歯科医療の現場と実際を綴るブログ:ドイツ式入れ歯リーゲルテレスコープをはじめて日本に紹介した稲葉歯科医院がお届けする、使用感・審美性ともに優れた本当の入れ歯とは?そして歯の治療にまつわるあれこれなど。

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上あごレジリエンツテレスコープ、下あごリーゲルテレスコープの症例

上あご レジリエンツテレスコープ、下あご リーゲルテレスコープの症例

初診時

 

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歯槽膿漏とお口のにおいが気になって来院されました。

ご自分でも悪いのがわかっていて、一大決心で当医院をおとずれれた。

とおっしゃっていました。

   

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残念ながら前の歯はグラグラ、どうしても保存ができなかったため、歯を抜かせていただきました。

抜く前に、入れ歯を修理して歯が抜けてもそのままにならないようにしました。

前の歯は仮の歯を作り、上あごの部分を補強し、かめるようにします。

通常、歯を抜いてしまうと、ないまましばらく過ごさなくてはいけませんが、それでは、患者様の生活に支障があります。そのため困らないように事前にきちんと治療計画をたてておきます。

 

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上あごは2本歯を抜き、4本を利用してレジリエンツテレスコープ、下あごは残っている本数は多いのですが、歯槽膿漏がすすんでいて歯がぐらぐらしていたため、すべて固定、連結できるようなリーゲルテレスコープで治療をすることになりました。
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上あごに内冠を接着させて、

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その上にレジリエンツテレスコープをはめます。

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下顎は内冠を連結して歯がぐらぐらしないように固定し、
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その上からさらにリーゲルテレスコープで固定。
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お口の中に入れ歯を装着したところ。

見えるところはすべて白く、入れ歯であることが他人に気がつかれません。

 

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この入れ歯を入れて患者様は大変喜んで下さり、知らない人にでも笑って話しかけにいきたくなるとおっしゃっていました。

今まで笑ったり、話をすることにコンプレックスをもっていたとのこと。

毎回メンテナンスのときに素敵な笑顔でお話をされるのを見る私たちもとってもうれしく思います。

 

今、治療中の患者様で、上あごをリーゲルテレスコープ、下あごをコーヌステレスコープで 治療をした患者様が、なおしてから一番最初に気付いてくれたのは、お孫さんだったそうです。

「おばあちゃん、歯がきれい!」

って何度も言ってくれるそうです。

稲葉歯科医院に来院される前は、紹介で歩いて30分かかる歯科医院に3年間かけて治療されていたそうですが、かむことができなかったといいます。

稲葉歯科医院での治療に期待をされてきたそうですが、治療が終わって、期待以上だったとおっしゃってくださいました。

食事をするとき、かむと痛いというのは、いくら説明しても誰もわからない。と、とても深刻でした。

リーゲルテレスコープをいれて、

「前歯ってこんなに使うと思わなかったです。とうもろこしもおしんこも食べることができます!」

とおっしゃっていました。

患者様が喜んでいただく声が私たちの診療の何よりの励みになります。

これからも、できるだけ症例をだしていきたいと思います。

 

2010年02月03日

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