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歯周病(歯槽膿漏)が引き起こす五つの症状
歯のまわりの病気(歯周病)は大きく二つに分けることができます。
ひとつは歯ぐきだけが腫れて炎症をおこしている歯肉炎で、もうひとつが歯を支えている歯槽骨まで冒されてしまう「歯槽膿漏」です。
歯周病は、成人病などと同じ、りっぱな病気のひとつです。
ですから、40歳をすぎたら、歯もほかの、歯もほかの臓器と同じようにケアをこころがけなければいけません。
でも、歯周病は、多くのひとがもっている成人病であるにもかかわらず、放置されがちな病気でもあります。
風邪の初期症状やひどくない病気のように、むりをしないで自然に治るものならそれでもよいのですが、むし歯や歯周病の症状は放っておくと悪化はしますが、回復はしない病気です。
痛みがでてきた歯を一生懸命歯ブラシして治るということはありません。
楽しい食事ができないばかりか、全身の健康に大きな害を及ぼすことにもなりかねないのです。
では、どうしたら健康で丈夫な歯をもちつづけられるのでしょうか?
その前に私たちの健康な歯をむしばんでいる犯人の歯垢(プラーク)についてよく知っておくことが大切です。
歯垢とは・・・・歯をみがいても取りきれずに、残ってしまった汚れのことです。
この歯垢が蓄積されていき、古い歯垢はやがて歯石となり、細菌が歯肉をくしばんで、歯周病の原因となっていきます。
歯垢は、成分の80%が最近からできているのです!
粘液でしっかりと歯の表面に付着していられる人間の口のなかは、適度な温度も常にたもたれていて、細菌にとっては絶好のすみかです。
たくさんの細菌が糖分を栄養にして繁殖し、乳酸を排泄しています。
この歯垢の中の細菌は乳酸がくせものでカルシウムとたんぱく質からできている歯をとかしてしまうのです。
また、施行の細菌は乳酸をつくりだすだけではなく、食べカスから有害物質をつくり、さまざまな歯周疾患の原因にもなっています。
歯垢(プラーク)がひきおこす五つの症状
- むし歯の原因になります。
- 歯肉炎、歯槽膿漏の原因になります。
- 歯石が形成されます。
- 口臭の原因となります。
- 歯の外観が悪くなります。
歯垢は、歯の病気のすべての元凶であるといえるでしょう。
ホワイトニングやセラミック治療、もちろんよい入れ歯を作ったとしても、その土台となる歯が歯周病であったら台無しです。
歯周病にならないうちに手当てしてあげましょう!
2010年02月01日
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